家事負担の軽減や、生活の快適化など、私たちの生活の中で欠かせない家電。
中でも、電子レンジや冷蔵庫などのキッチン家電は、毎日のように使うにもかかわらず、汚れに気づきにくく、つい後回しにしてしまいがちです。
大掃除や普段の掃除では、キッチン・トイレ・お風呂などの水回りに目が向きやすく、「家電の掃除までは手が回らない…」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、家電は定期的に掃除・メンテナンスすることで、次のようなメリットが得られます。
- 電気代の削減(節約)
- 寿命が伸びる
- 衛生維持
- 冷暖房効率の向上
そこでこの記事では、キッチン家電・空調家電・洗濯機・掃除機・照明器具の正しいお手入れ方法について、わかりやすく解説します。
目次
キッチン家電のお手入れ・掃除のコツ

キッチン家電は、口に入る食品を扱うため、常に清潔に保ちたいもの。
使用頻度が高く、調理中の油煙が付着しやすいため、本体の外側はベタつきやすくなります。
普段のお手入れは、40℃程度のぬるま湯で固く絞った雑巾で拭きましょう。
汚れが落ちない場合は、台所用中性洗剤を含ませて擦り落とします。
電子レンジ
「電子レンジ庫内」は、食品に含まれるタンパク質・糖分・油分によって汚れています。
飛び散った汚れは、電子レンジを使用するたびに温められ、頑固な汚れになりやすいため、早めの掃除が重要です。
以下の手順で掃除を行いましょう。
- 耐熱容器に水・重曹を入れる
- 電子レンジで約5分温める
- 約10分放置して庫内を冷ます
- 庫内の油や汚れを擦り落とす
- 重曹が残らないよう水拭きする
- 乾拭きして水気を切る
重曹を含んだ蒸気が汚れを浮かせ、落としやすくなるよ♪
冷蔵庫
「冷蔵庫内」は、湿度が高く風通しが悪いため、汚れだけでなくカビや菌が発生しやすい環境です。
放置すると食材の傷みや悪臭の原因になるため、定期的な掃除が欠かせません。
庫内の掃除手順は、次の通りです。
- 庫内の食材・パーツを全て出す
- 食品カスなど大きな汚れを取り除く
- 中性洗剤を使って拭き掃除
- 外せるパーツは中性洗剤で洗う
- 庫内・パーツを乾拭きし、水気を切る
冷蔵庫掃除のコツは、「汚れたらすぐに拭くこと」と「しっかり乾かすこと」の2つです。
汚れを放置すると、時間の経過とともに固着し、落としにくくなってしまいます。
その結果、掃除に余計な時間や手間がかかるため、汚れに気づいたらできるだけその日のうちに拭き取ることが大切です。
付着したばかりの汚れなら、水拭きだけでも簡単にキレイに落とすことができます。
また、水分が残ったままの状態では、カビや菌が繫殖しやすくなるため、庫内やパーツはしっかり乾燥させてから元に戻しましょう。
さらに、アルコール除菌スプレーや消毒用エタノールを使えば、汚れと菌を同時に除去できるので、時短掃除にも効果的です。
ただし、製品によっては、素材を傷める恐れがあるため、使用前に必ず取扱説明書を確認してください。
ポット・ケトル
「電気ポット」や「ケトル」には、水道水に含まれるミネラル成分が固まってできた「水アカ(カルキ汚れ)」が付着します。
内側に白くザラザラした汚れが見られる場合は、水アカが原因です。
このような汚れには、環境や人体にやさしいナチュラル洗剤「クエン酸」を使って落としましょう!
- 水1リットルにクエン酸大さじ1を入れる
- 1のクエン酸水をポットに入れて沸騰させる
- 冷めるまで放置
- スポンジで擦る
- しっかりすすぐ
沸騰させることで、クエン酸を含んだ蒸気が汚れを浮かして落としやすくなるよ♪
空調家電のお手入れ・掃除のコツ

室内の空気を整え、快適な空間を作るために欠かせない「空調家電」。
中でも、エアコンや空気清浄機などは、他の家電と比べてハウスダスト・花粉・ダニといった微細な汚れが内部に蓄積しやすく、見た目では汚れに気づきにくいのが特徴です。
定期的に掃除を行い、空調家電本来の性能を維持して、清潔で快適な室内環境を保ちましょう。
エアコン
「エアコン」は、ホコリが溜まりやすいため、それをエサにしてカビや菌が発生しやすい環境です。
汚れたまま稼働させると、内部のカビが風とともに室内へ放出され、悪臭の原因になるだけでなく、アレルギーや喘息などの健康トラブルを引き起こすこともあります。
そのため、定期的な掃除やメンテナンスが重要です。
ただし、エアコン内部の洗浄には、分解作業が必要となるため、知識や経験がないまま行うと故障の原因となります。
構造が複雑なため、内部の洗浄は多少の費用はかかりますが、エアコンクリーニングの専門業者に相談・依頼するのがおすすめです。
専門業者であれば、業務用洗剤や専用の高圧洗浄機を使って、内部までしっかりと洗浄してくれるため、安心して任せることができます。
内部の掃除は業者に任せつつ、日常的なお手入れとして、自分でできる掃除範囲は次の3つです。
- 本体外装
- フィルター
- 吹き出し口
使用頻度が少ない春や秋の時期に、できる範囲をしっかり掃除して、夏・冬を快適に過ごしましょう。
- ハンディモップでエアコン上部の汚れを取り除く
- フィルターそのままで掃除機でホコリを吸い取る
- フィルターを外し、中性洗剤と水で細かい汚れを洗い流す
- 洗ったフィルターの水気を切り、乾燥させる
- 割り箸にキッチンペーパーを巻き付け、吹き出し口の汚れを取り除く
空気清浄機
「空気清浄機」は、年中つけっぱなしのため、汚れが溜まりやすい家電です。
汚れたまま使用すると、集塵力の低下・電気代の増加につながるだけでなく、かえってカビや菌をまき散らしてしまいます。
その結果、空気清浄機の本来の役割である「部屋の空気をきれいにする働き」を十分に発揮できなくなってしまいます。
最低でも2週間に1回のお手入れを心掛けましょう。
掃除手順は、以下の通りです。
- プレフィルターのホコリを掃除機で吸い取る
- プレフィルターを外し、中性洗剤と水で細かい汚れを洗い流す
- 洗ったフィルターの水気を切り、乾燥させる
- ハンディモップでパネルの汚れを取り除く
- 内部フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
- 加湿フィルターはクエン酸水で洗浄
洗濯機のお手入れ・掃除のコツ

衣類や寝具の洗浄に欠かせない「洗濯機」。
衣類はきれいに洗えていても、洗濯機の内部には石けんカスや繊維くずなどの汚れが少しずつ蓄積されていきます。
また、水を使用する洗濯機の洗濯槽は湿気がこもりやすく、カビや雑菌が繁殖しやすい環境でもあります。
そのまま放置すると、洗ったばかりの洗濯物から悪臭がしたり、わかめのような黒いカス(黒カビ汚れ)が付着することも…
こうしたトラブルを防ぐためにも、洗濯機は定期的にメンテナンスを行い、清潔な状態を保つことが大切です。
- 洗濯機の中を空にする
- 糸くずフィルターのゴミを捨てる
- 洗濯槽に専用の塩素系クリーナーを投入
- 「標準コース」で洗濯
- 運転終了後、フタを開けて乾燥
キレイを維持するために、1~2カ月に1回の頻度で洗浄しましょう!
掃除機のお手入れ・掃除のコツ

床やカーペット、階段などに溜まったゴミやホコリ、ダニなどを集塵する「掃除機」。
しかし、部屋はきれいにしていても、掃除機本体のお手入れまでは行き届いていないという方も多いのではないでしょうか?
掃除機に付着した汚れを放置すると、吸引力の低下や、部品が劣化を招くだけでなく、排気によって室内の空気を汚してしまう原因にもなります。
お手入れは意外と簡単にできるため、掃除機がけのついでに定期的なメンテナンスを行い、清潔な状態を保ちましょう。
- ダストボックスや紙パック内のゴミを捨てる
- ヘッドの回転ブラシに絡まった髪の毛やゴミをハサミで取り除く
- 固く絞った雑巾で本体や吸込み口を拭く
- フィルターの汚れを中性洗剤と水で洗い流す
- 洗ったフィルターの水気を切り、乾燥させる
掃除機の掃除は月に1回を目安に!吸い取ったゴミはこまめに捨てよう!
照明器具のお手入れ・掃除のコツ

意外と見落とされがちな照明器具の掃除。
照明器具の汚れを放置すると、光が遮られてしまい、約半年で明るさが20%程度低下するといわれています。
部屋が暗く感じるだけでなく、無駄な電力消費につながる可能性もあるため、定期的な掃除が重要です。
目安としては、半年に1回程度の清掃を習慣にすると、明るさと省エネ効果を維持しやすくなります。
照明器具の掃除方法は、以下の通りです。
- ハンディモップで表面のホコリを取り除く
- パーツを外し、布に中性洗剤と水を含ませて汚れを落とす
- 乾拭きしてしっかり乾燥させる
金属部分は、サビや変色の原因となるので、乾拭きしましょう!
まとめ「家電掃除=節約」
以上、家電別の正しい掃除・メンテナンス方法についてご紹介しました。
家電の掃除を習慣化することで、
- 買い替え費用の節約
- 電気代の節約
- 家族の健康管理
といった、さまざまなメリットに繋がります。
特別な道具や難しい作業は必要ありません。
「こまめに掃除する」ことを意識するだけで、短時間でもキレイな状態を維持できます。
ぜひ今日から、できるところから少しずつ始めてみましょう!






