チョウバエを全滅させるにはどうしたらいい？
浴室内にコバエが何匹も発生・・・カビキラーを使った効果的な駆除方法とは？
暖かくなると浴室内をブンブン飛び回るコバエ。
たった数日で大量発生してしまうほど、繫殖力が高いので、見かけたら早めの駆除を心掛けましょう！
この記事では、お風呂場に湧くコバエの特徴や、駆除のポイント、カビキラーを使った駆除方法についてご紹介します。
また、カビキラーの効果を高める4つの方法や、塩素臭が気になる場合の解決方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
お風呂に湧くコバエ「チョウバエ」
お風呂場に湧く小さな虫。
それはコバエの仲間である『チョウバエ』です。
大きいもので体長約4～5mm、小さいもので約1～2mm、どちらも灰褐色の体をしており、ハート型の羽が特徴です。
チョウバエは通常、4月から11月の暖かい時期に発生しますが、15～25℃の適温で湿気や汚れのある環境では年中見られることがあります。
このような条件が揃っているお風呂場は、家の中でも特にチョウバエの生息と繁殖に適した場所となります。
人を刺したり噛んだりすることはありませんが、抜け落ちた髪の毛や皮脂汚れ、石鹸カス、ヘドロなどの雑菌が多い不衛生な場所に住み着くため、チョウバエの体は菌まみれです。
例えば、入浴中に飛んできて誤飲してしまったり、キッチンに移動して食品に混入したり、調理器具に止まって菌が付着するなどといったリスクがあるため、見かけたら早めの駆除を心掛けましょう。
汚れ（エサ）を溜めない＝チョウバエの繫殖を防ぐことに繋がります！
チョウバエ駆除にはカビキラーが効果的
チョウバエの繫殖を防ぐには、定期的に掃除をして、清潔に保つことです。
塩素系洗剤『カビキラー』を使って今発生しているチョウバエを退治しつつ、浴室内の汚れをしっかりと落としましょう！
カビキラーは、ドラッグストアやホームセンター、ネット通販などで手軽に入手・購入することができます。
| 商品名 | カビキラー |
| 性質 | アルカリ性 |
| 効果 | 殺菌/抗菌/漂白/消臭 |
| 用途 | 壁/タイル/目地（めじ）/シャワーカーテン ゴムパッキン/小物/エプロンなど |
どうしてカビキラーがおすすめなの？
それは、カビキラーに含まれる3つの成分によって、チョウバエのエサである汚れやヘドロ、カビを効果的に除去できるからです。
- 次亜塩素酸塩
- 水酸化ナトリウム
- 界面活性剤
| 成分 | 効果 |
| 次亜塩素酸塩 | 除菌/消臭 |
| 水酸化ナトリウム | 汚れを分解/洗浄 |
| 界面活性剤 | 浸透/分散/汚れを浮かす |
使用頻度はどれくらいがベスト？
汚れ具合にもよりますが、1週間に1回を目安に使用しましょう！
チョウバエ駆除のポイント
大量発生しているチョウバエを一気に駆除したい
チョウバエ駆除のコツを知りたい！
チョウバエ駆除のポイントは以下の3つです。
- チョウバエの発生源を特定する
- ターゲットは卵・幼虫
- 汚れを残さない
チョウバエの発生源を特定する
カビキラーを使用する前に、まずはチョウバエの発生源を調べましょう。
上記でご紹介したように、チョウバエは「高温」「湿気」「汚れ」がある環境を好み、住み着きます。
特に、暗くてジメジメしているような場所に産卵する傾向があります。
浴室内の以下のような場所を確認してみましょう。
- 排水口
- 排水管
- 浴槽エプロン
- カウンター（棚）の下や裏
また、発生源は浴室内だけではありません。
体が小さいチョウバエは、窓や網戸のわずかな隙間から侵入することもできるのです。
ターゲットは卵・幼虫
駆除と言えば、浴室内を飛んでいる成虫がターゲットになりがちですが、効率的に退治するには卵や幼虫を狙いましょう。
卵や幼虫は飛ぶことができないため、見つけ次第かんたんに駆除することができます。
また、成虫になると、1回で約200～300個もの卵を産んでしまうため、大量発生を防ぐためにも卵や幼虫の時点で退治することが重要なポイントです。
成虫がよく集まる場所や、発生源である排水口やエプロンをチェックしましょう！
汚れを残さない
チョウバエに限らず、他の害虫にも共通する内容ですが、掃除の際は、汚れ残りがないよう徹底して行いましょう。
チョウバエが発生する最大の原因は『不衛生な環境』です。
駆除しても、エサである汚れが残っていれば、それを求めて住み着きます。
生活上、毎日キレイを維持することは難しいですが、せめて掃除をする時はしっかりと汚れを落としましょう。
カビキラーでは落ちない細かい汚れは、使い古した歯ブラシで擦り落として汚れを除去しよう！
カビキラーの効果を高める4つの方法
カビキラー画像引用：Amazon
カビキラーの効果が高まれば、駆除できるコバエの数が増えるだけでなく、頑固な黒カビやこびりついた汚れを簡単に除去することができます。
以下の4つの方法をチェックし、実際に試してみましょう。
- 乾いた状態で使用する
- ゴミ袋にパーツを入れてスプレー
- 新しいカビキラーを使用する
- 壁や側面はラップでパック
乾いた状態で使用する
カビキラーの効果を高めるには、換気扇を回すなどして浴室内を乾燥させましょう。
水分が残っている状態でカビキラーをスプレーすると、洗剤濃度が薄まって効果が半減したり、水と一緒に洗剤が流れてしまうことがあります。
急ぎの場合は、マイクロファイバークロスや水切りワイパー（スクイージー）などのアイテムを使用してできるだけ浴室内の水気を取り除きましょう。
ビニール袋にパーツを入れてスプレー
髪の毛やホコリなど大きな汚れを取った後は、外せるパーツは全て取り外して、ビニール袋に入れましょう。
袋の中に入ったパーツ目掛けてカビキラーをスプレーします。
カビキラーが漏れないよう、袋を軽く縛り、手で軽く揉んで付着した卵や幼虫、汚れを落としましょう！
パーツが入った袋は密封されるから、塩素臭が苦手な私でも安心♪
新しいカビキラーを使用する
できるだけ購入したばかりの新しいカビキラーを使用しましょう。
開封済みであれば1年未満、未開封なら3年未満が目安です。
パッケージ裏の取扱説明欄や、公式サイトには使用期限の記載はありませんが、
以下の記事によると、次亜塩素酸ナトリウムの性質により、新しい物と古い物とでは効果に大きな違いが出ると言われています。
カビ取り剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは熱、光、雑菌などで分解されていき、塩素の濃度が下がっていきます。
長期間保管することでカビ取り剤の有効成分（漂白成分）が徐々に減少し、効果が低下する場合があります。
引用：ハーツリッチ株式会社
また、保管方法にも注意が必要です。
開封・未開封に限らず、長期保管は避け、暗くて涼しい納戸や、床下収納、玄関などの冷暗所で保管するようにしましょう。
家の中に冷暗所がない場合は、クーラーボックスに入れて保管しよう！
効果の低下を防ぐには？
- 直射日光を避ける
- 2～3か月で使い切る
- 高温など温度変化が激しい場所に保管しない
効果があるうちに使いきれる分だけストックしよう！
参考： かなり昔に購入したカビ取り剤って使えるの？｜ハーツリッチ株式会社
参考：カビキラーのよくあるご質問｜ジョンソン株式会社
壁や側面はラップでパック
液だれしやすい壁や浴槽エプロン、カウンター（棚）の裏には、スプレー後にラップで覆って浸透させましょう。
スプレーした箇所にラップがしっかり密着するので、少量で高い効果を発揮することができます。
壁や側面の掃除問題もこれで解決！
カビキラーを使ったチョウバエの駆除方法
カビキラー画像引用：Amazon
駆除の前に、以下のアイテムを揃えておきましょう！
- カビキラー
- ゴム手袋
- 目を保護するゴーグル
- ビニール袋
- 歯ブラシまたはブラシ
参考：洗浄剤を正しく安全に使っていただくために｜日本家庭用洗浄剤工業会
壁や裏側に発生！駆除方法
- ゴム手袋、ゴーグルなどを着用する
- 換気扇や窓を開けて換気する
- チョウバエが発生している場所にカビキラーをスプレーする
- ラップをかけ、約20～30分放置する
- ラップを外し、水でしっかり洗い流す
キッチンペーパーを被せてからラップパックすると、効果がさらに高まります！
エプロンに発生！駆除方法
※ゴム手袋等の着用・換気をした上で始めましょう
- 浴槽エプロンを外す
- 溜まった汚れを取り除く
- チョウバエが発生している場所にカビキラーを噴射する
- ラップをかけ、約20～30分放置する
- ラップを外し、水でしっかり洗い流す
- 乾燥させ、エプロンを元の位置に戻す
エプロンはどうやって外すの？
お使いの製品によりますが、一般的には下側2箇所に手をかけ、上に持ち上げながら引っ張ります
詳しいやり方については、こちらをご覧ください。
| 主要メーカー | メーカー詳細 |
| TOTO | バスエプロンの取り外しによるお手入れ |
| LIXIL | 浴槽下防水パンのお手入れ・お掃除方法 |
| Panasonic | お風呂･浴室のお手入れ |
参考：バスエプロンの取り外しによるお手入れ｜TOTO株式会社
参考：浴槽下防水パンのお手入れ・お掃除方法｜株式会社LIXIL
参考：お風呂･浴室のお手入れ｜パナソニック株式会社
排水口に発生！駆除方法
※ゴム手袋等の着用・換気をした上で始めましょう
- 排水口のパーツを取り外す
- 目につくゴミを取る
- ビニール袋にパーツを入れ、カビキラーを噴射する
- 袋を閉じ、手で軽く揉む
- 約20～30分放置する
- パーツを出し、しっかりと水洗いする
- 乾燥させ、元の位置に戻す
チョウバエは、排水管にも発生している可能性があります。
『パイプユニッシュ』を使って奥の汚れを除去しましょう！
【カビキラー】塩素臭が気になる場合の解決方法
カビキラー画像引用：Amazon
塩素のツンとした臭いが苦手・・・
赤ちゃんやペットが居るのであまり使いたくない・・・
あの独特な臭いの塩素臭。使用中に不快感を感じたり、気分が悪くなってしまう人も多いのではないでしょうか？
この項目では、塩素臭を軽減するためにできる3つの対策についてご紹介します。
- 専用の駆除剤と使い分け
- 先に汚れを落としてから使用する
- 換気を徹底する
解決｜専用の駆除剤と使い分け
チョウバエが大量発生している場合は、カビキラーだけで退治するのではなく、専用の駆除剤と使い分けましょう。
例えば、卵や幼虫には汚れを落とすついでにカビキラー、成虫には専用の駆除剤『チョウバエコナーズ』を使用するなどといった方法です。
チョウバエが湧きやすい場所に定期的にスプレーするだけでも発生を防ぐことができます！
解決｜先に汚れを落としてから使用する
塩素の強い臭いが気になる場合は、汚れを落としてからカビキラーを使用することをおすすめします。
塩素系洗浄剤は、カビや汚れを強力分解・洗浄する効果があるため、汚れが多いほど塩素臭が増します。
なるべく塩素臭を避けるためにも、簡単にでも先に汚れを落としましょう。
解決｜換気を徹底する
カビキラーを使用する際は、臭いがこもらないよう浴室の窓を開けたり、換気扇を回すなどして必ず換気しましょう。
また、掃除後も臭いが残ることがあるので、完全に臭いが消えるまで換気してください。
換気しても臭いが気になる場合は、『マスク』を着用しましょう！
まとめ
以上、チョウバエの特徴やカビキラーが効果的な理由、駆除のポイント、カビキラーを使った駆除方法などについてご紹介しました。
- チョウバエの発生を防ぐには、定期的に掃除をする
- 駆除のポイントは『発生源の特定』『卵・幼虫期に撃退』
チョウバエが発生する最大の原因は、『不衛生な環境』です。
特に、排水口は汚れが溜まりやすく、数日放置するだけですぐに大量発生してしまいます。
カビキラーを使用して、汚れと一緒に卵や幼虫も駆除しましょう！
また、使った後のカビキラーは、直射日光が当たらない冷暗所に保管することをおすすめします。
適切に保管することで、品質の劣化を防ぐことができます。
駆除しても発生するコバエにお悩みの方へ
駆除しても水回りに発生するコバエは、排水口の奥にある『排水管』が汚れている可能性が高いです。
自分で洗浄するには、汚れの落ち具合にどうしても限界があるので、専門の業者への依頼を検討してみましょう。
排水管のメンテナンスは3～5年に1回
