「毎年、雨の日が続いたり、梅雨時になるとクローゼット内にカビが大量発生してしまう・・・」
「クローゼットにしまっていた服やバッグにカビが生えてしまった・・・」
「気づいたらクローゼットの中がカビ臭くなっている」
このように、クローゼット内に発生するカビにお困りの方も多いのではないでしょうか?
クローゼットは湿気がこもりやすいため、家の中でも特にカビが発生しやすい場所です。
同じく湿気がこもりやすいお風呂場やキッチン、トイレもカビが発生しやすい場所ではありますが、洗剤と一緒に熱湯や水を使って簡単にカビを取り除くことができます。
一方で、水を使用できないクローゼットの掃除は手間がかかって結構大変・・・
そこで今回は、クローゼットに発生するカビの特徴や、クローゼットのカビ予防・対策、衣類のカビ対策、掃除方法についてご紹介します。
また、水をたっぷり使えない壁や床などの場所でも簡単にカビを除去できるアイテムもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
- クローゼットにカビが生える原因
- クローゼットに発生するカビの予防方法
- クローゼットのカビに効果的な除去アイテム
- 衣類に付着したカビの除去方法
- 衣類のカビがキレイに落ちる除去アイテム
目次
【簡単にできる】クローゼットのカビ予防・対策3つ
クローゼットは湿気がこもりやすいため、カビにとって住み心地の良い最高な環境です。
カビは放っておくと繫殖を繰り返し、わずか数日で大量発生してしまいます。
発生したばかりのカビであれば、比較的かんたんに取り除くことができますが、頑固なカビになると除去するのは非常に難しく、自分では除去しきれなくなってしまいます。
特に、アパートやマンションなどの賃貸物件の場合、カビ発生の原因によっては退去時に高額なクリーニング費が別途かかってしまうことも・・・
では、カビの発生を防ぐにはどのような対策をすればいいのでしょうか?
カビの発生を防ぐには3つの方法が挙げられます。
効果的なカビ対策
- 湿度管理
- 通気性
- 定期的な掃除
以下の項目でそれぞれ詳しく解説していきます♪
クローゼットのカビ対策1:湿度管理
密閉されたクローゼットは、高温多湿になりやすい場所です。
特に、ジメジメする梅雨や夏の蒸し暑い時期になるとカビは増殖します。
そんなカビが発生しやすいクローゼットのカビ対策方法の1つは、とにかく湿度を抑えることです。
そのためには、週に1回、30分~1時間を目安にクローゼットを開けて、換気・除湿をすることで、カビの発生を最小限に抑えることができます。
換気の際は、カラッと晴れた日に窓を開けて空気の入れ替えをしたり、エアコンの除湿機能を使用しましょう。
虫が入り込んでしまうため、クローゼットを開けっ放しにしないよう注意しましょう!
また、換気と同時に除湿を行うことで、湿気のこもりを防ぐことができます。
除湿機や除湿剤を使用すれば、より効果的です。
今すぐ何とかしたい!という方は、キッチンや浴室などのお掃除の際によく使われる「重曹の粉」をクローゼットの中に入れておくだけでも、除湿効果があるのでおすすめです♪
クローゼットのカビ対策2:通気性をよくする
あなたのお家のクローゼットは、布団や洋服、バッグなどの物がぎゅうぎゅうに詰まった状態になっていませんか?
クローゼット内に物が詰まっていると、空気の通りが悪くなり、湿度が溜まりやすくなります。
空気の通り道が悪いと、クローゼットの壁や床だけでなく、中にしまっている布団や衣類、バッグなどにもカビが付着してしまいます。
空気の通り道を作る。つまり通気性を良くすることは、カビの発生を防ぐためにも非常に重要なポイントです。
そのためにできる対策方法は、半年または1年に1度を目安に物の整理や断捨離をすることです。
クローゼット内をスッキリさせることで、余裕のあるスペース(隙間)が生まれ、換気の際の空気の通りが良くなります。
また、クローゼットの底にすのこを敷いたり、収納ボックスを利用することで、隙間ができるため、通気性がさらに良くなり、カビが発生しづらくなります。
クローゼットのカビ対策3:定期的な掃除
カビが生える条件は、湿度・水分・温度・栄養の4つです。
カビの栄養源は主に、ホコリや皮脂汚れ、髪の毛、垢(あか)などといった汚れです。
湿度は65%以上、温度20℃~35℃になると、カビが発生しやすい環境になります。
ですので、クローゼットに収納する布団や衣類にホコリや汗などがついたまま入れてしまったり、クローゼット内が汚れていると、カビにとっての栄養(エサ)を与えてしまうことになります。
その結果、カビが発生し、繁殖を繰り返します。
カビが発生しにくい環境を作るためにも、定期的な掃除を心掛けましょう。
以下の【カビ除去】クローゼットの掃除方法の項目では、すぐに実践できる簡単な掃除方法ご紹介しています!
クローゼット内の衣類のカビ予防・対策4つ
カビは、一度発生するとクローゼットの床や壁だけでなく、残念ながら中に収納された衣類にも付着してしまいます。
着る頻度の高い洋服なら、日頃から洗濯しているのでカビが付着しにくいですが、衣替えの際や滅多に着ない服を取りだした時に知らぬ間にカビが生えていた・・・
なんていう経験をされた方も多いはず!
お気に入り服や、思い出が詰まった大切な服にカビを発生させないためにも、しっかりとカビ対策を行いましょう!
では、実際にカビの発生を防ぐにはどのような対策をすればいいのでしょうか?
衣類に付着するカビの発生を防ぐには4つの方法が挙げられます。
効果的なカビ対策
- 汚れを落としてから収納
- 乾かしてから収納
- 収納方法の見直し
- 防カビ・防虫剤の使用
以下の項目でそれぞれ詳しく解説していきます♪
クローゼット内の衣類のカビ対策:汚れを落としてから収納する
衣類に付着した汚れは落としてから収納しましょう。
例えば、着ていたコートやジャケットなどを収納する時は、専用のブラシを使って表面のホコリや汚れを落としてから収納するなど、できるだけホコリをクローゼット内に入れないようにしましょう。
汚れが残ったまま収納してしまうと、その汚れからカビが発生しやすくなります。
もしも、洗濯をしても完全に汚れが取れない場合は、手洗いまたはクリーニングに出してきれいな状態にしてから収納するのがカビの発生を防ぐ大切なポイントです。
服の出し入れが多いだけでもホコリは溜まりやすくなるので、ホコリを払ってから収納しましょう!
クローゼット内の衣類のカビ対策:乾かしてから収納する
衣類が濡れていたり、湿った状態のままの収納はカビが発生する原因となるため、完全に乾いてから収納しましょう。
例えば、半乾きの服を収納する前にハンガーに一晩かけて、湿気をとばしてから収納するといった方法です。
ただし、雨の日が続いたり、梅雨の時期は、乾いている服も湿気によって湿っぽくなることがあります。
そのような場合は、クローゼットに除湿剤を置いて湿気をなるべく防ぐような対策をしましょう。
クローゼット内の衣類のカビ対策:収納方法の見直し
衣類の汚れを落としたり、完全に乾かしてから収納してもカビが発生する場合は、収納方法を見直しましょう。
お部屋によってクローゼットの大きさや形はさまざまですが、どのようなクローゼットでも共通するポイントを3つご紹介します。
まとめると、以下の通りです。
収納のポイント
- 間隔をあけて収納
- 収納物の配置
上段は、軽いもの・使用頻度の低いもの
中段は、使用頻度の高いもの
下段は、重いもの・畳んで収納するもの - 服を詰め込まない
収納方法を見直すことで、カビの発生を防ぐだけでなく、ひと目でどこに何があるか分かるようになるため、クローゼットが使いやすくなります。
また、物が見つからない、すぐに取り出せない・・・といったイライラを解消することができるので、ぜひ参考にしてくださいね!
ポイント1:間隔をあけて収納する
収納物の間を風が通るように、間隔をあけて収納しましょう。
風が通り抜けできる効率的な導線を作ることで、常に新鮮な空気を取り込むことができるため、湿気対策になります。
間隔をあける=風通しを良くする
ポイント2:収納物の配置
上段は、軽いもの・使用頻度の低いもの・中段は、使用頻度の高いもの・下段は、重いもの・畳んで収納するものをイメージして配置しましょう。
押入れならば、上段=天袋、中段=上段、下段=下段です。
※天袋(てんぶくろ)とは、収納用の小戸棚です
例えば、バッグなどの革製品は湿気に弱いため、比較的湿気が少ない上段に収納したり、使用頻度が高い洋服や小物を取りやすい中段に、シーズンオフの洋服や布団、家電などを下段に収納するといったイメージです。
ちょこっとアドバイス
- 上段は、掃除が難しい場所なので、ホコリが被らないようフタ付きのボックスなどに収納するのがおすすめ。
- 中段は、空間を有効に使うために、洋服の丈を合わせて吊るす収納がおすすめ。衣類用の収納カバーを使えば、ホコリ対策にもなります!
- 下段は、出し入れがスムーズにできるキャスター付き引き出し収納ケースを使用するのがおすすめ。また、キャスター付きなので、掃除機もかけやすく、非常に便利です!
ポイント3:服を詰め込まない
服を詰め込むのはやめましょう。
目安は、空間の8割程度に収めることです。
よくやりがちなのが、服の量が増えたために、無理に詰め込んで空間を作ろうとすることです。
無理に空間を作ると、風通しが悪くなるだけでなく、洋服が取り出しにくくなったり、服の存在を忘れて同じような服がまた増えてしまいます。
さらに、大切な洋服がシワになってしまったり、洋服同士が擦れて生地が傷んでしまうこともあります。
定期的に整理し、断捨離をして常にゆとりのある状態にしましょう。
クローゼット内の衣類のカビ対策:防カビ・消臭・防虫剤を使用する
クローゼット内の衣類には、カビだけでなく、衣類を栄養源として生息する虫にも注意が必要です。
衣類を食べる害虫は主に、「イガ」「コイガ」「ヒメカツオブシムシ」「ヒメマルカツオブシムシ」の4種類です。
これらの害虫は、幼虫の段階でのみ衣類を食べ、外出時の衣類に付着していたり、外に干した洗濯物や、換気の際に窓から飛んできたり・・・とさまざまな方法で侵入します。
また、暗くて狭く湿気のある場所を好むため、食べ物である衣類が収納された、タンスやクローゼットに住み付きます。
注意すべきなのはこれらの害虫だけではありません!
衣類を食べる害虫と同じように嫌われている「ダニ」にも気を付けましょう。
ダニは、ペットの毛や衣類などに付着して侵入し、家中のあちこちに住み付くやっかいな虫です。
カビを含んだこれらの害虫に効果的な対策は、防カビ・消臭・防虫剤を使用することです。
防虫剤の成分は空気よりも重いため、上から下に向かって効果が広がります。
そのため、引き出しやケースに防虫剤を置く場合は、衣類の一番上に置きましょう。
どうにもならないカビはハウスクリーニングに相談
発生したばかりのカビなら比較的かんたんに取り除くことができますが、広範囲にカビが広がっていたり、取り除くのが難しい頑固なカビなど、自分では除去できない場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。
専門のプロに依頼することで、カビを根本から徹底的に殺菌・除去してくれるため、カビが再発しにくくなります。
「数日雨が続くだけでクローゼットにカビが生えてしまう・・・」
「除湿剤を置いていてもカビが生える・・・」
「カビの除去方法が分からない・・・」
このような方は、ぜひ検討してみてください。
ハウスクリーニング業者でおすすめなのが、「アールクリーニング」です。
アールクリーニングは、エアコン・ハウスクリーニングにおいて20万件以上の豊富な実績を持っています。
基本的にハウスクリーニングは、サービス内容が決まっている業者がほとんどですが、アールクリーニングなら、やってほしい掃除箇所を合計8時間分、自由に選択することができるうえに、専門のプロが対応してくれるので、安心してお任せできます。
カビやホコリはクローゼット以外にも、エアコンやお風呂、キッチンなどあちこちに生息しているため、この機会に家全体をキレイにしてもらいましょう!
料金 | 55,800円(税込)~ |
対象地域 | 東京・千葉・埼玉・神奈川 ※上記エリア外の場合は出張料金3,000円~で対応可能 |
見積もり料金 | ー |
追加料金 | ー |
出張費 | ー ※エリア外の場合は出張料金3,000円~ |
お掃除箇所 | エアコン、浴室、レンジフード(換気扇)、キッチン、トイレ、洗面台、バルコニー、 窓・サッシ、空室クリーニング、室内空間ウイルス消毒除菌など |
【カビ防止・除去】クローゼットの掃除方法
毎回業者に依頼するのはお金がかかるし、時間が取れない・・・という方も多いのではないでしょうか。
ここからは、自分でも簡単にできるクローゼットの掃除方法をご紹介します。
クローゼットの掃除は、1年に1~2回を目安に、衣替えのタイミングと一緒に行うのがベストです!
まずはここから!掃除をする際に用意すべきものをご紹介します。
用意するもの
- ハンディモップ
- 掃除機
- 雑巾
- エタノールまたは、アルコール除菌スプレー
- マスク
では、次に掃除方法をご紹介します。
掃除方法
- 換気をし、マスクを付ける
- クローゼットの中身を全て取り出す
- ハンディモップを使って棚に付着したホコリを絡め取る
棚は、上・中・下の順番で拭いていきましょう! - 下に集まったホコリを掃除機で吸い取る
最初から掃除機を使うと、ホコリが部屋全体に舞ってしまうので、一か所にホコリを集めてから掃除をかけるのがポイントです - アルコールを含ませた雑巾で、扉の表裏や棚、ハンガーパイプ、取っ手などクローゼット全体を拭く
アルコールでは落ちない汚れは、水を含ませた雑巾を使って擦り落としましょう! - クローゼットの扉を前回にして、乾燥させる
クローゼットが湿っているとカビや菌が発生してしまうので、しっかりと乾燥させましょう! - クローゼットの中身を元に戻す
クローゼットと一緒に衣類ケースも、アルコールを含ませた雑巾を使って拭いていきましょう!
クローゼットにカビが…最強の除去アイテム
クローゼットにカビが発生している場合は、エタノールやアルコール除菌スプレーを使用して取り除くことができます。
ただし、素材に根を張った頑固なカビには、残念ながらいまいち効果がありません。
こういった頑固なカビには漂白剤を使用して除去することもできますが、部材が傷ついたり変色する可能性があるため、専用のカビ除去スプレーを使用することをおすすめします。
ここからは、しつこいカビに効果的な除去アイテムをご紹介します。
カビホワイト カビ強力除去スプレー
形状 | 成分 | 性質 | ニオイ |
液体スプレー | 低刺激性 | アルカリ性 | 塩素臭 |
ここがすごい!
- お風呂場などの水回りはもちろん、水を使えないお部屋の壁紙や床、天井、壁、土壁、砂壁、珪藻土、強化プラスチックなどさまざまな場所で使用可能
- 頑固な黒カビにも効果あり
- わずか15分で頑固なカビを根本から除去
- プロが使うほど本格的なカビ取り剤なので、黒カビはもちろん、青カビ・赤カビ・緑カビ・白カビにも対応している
- 効果は約1~3か月程度と長く、一度スプレーしたら次のカビが生えづらくなる
- 希釈すれば、木材や畳、布団のカビ取りとしても使用できる
- 塩素臭はあるものの、水拭きすれば臭いが早く消える
らくハピ お部屋の防カビ剤
形状 | 成分 | 性質 | ニオイ |
液体 | 低刺激性 | 不明 | 無香料 |
ここがすごい!
- 操作は簡単!カチッと押すだけでカビの原因菌を除菌
- クローゼットだけでなく、お部屋全体を徹底除菌
- 空気中に舞うカビだけでなく、床や壁に付着したカビにも効果があり、カビの生育を防ぐ
- 効果は約2か月
- 煙が出ないので手軽に使用できる
- 霧が直接かからないようカバーする必要はありますが、室内に物を置いたまま使用できるから非常に楽
衣類にもカビが…最強の除去アイテム
クローゼットにカビが発生しているということは、衣類にもカビが付着している可能性があります。
この項目では、衣類に付着したカビを効果的に落とすためのカビ除去剤や、カビ予防アイテムをご紹介します。
カビホワイト 衣類のカビ取りスプレー
ここがすごい!
- 革製品、布製品に使用可能
- アルコールタイプだから、革や生地を傷めずに徹底除菌
- 乾燥すれば人やペットに無害
- カビのエサとなるバクテリアも99.9%除菌
- 気になった時にサッとスプレーするだけ!お手入れ簡単!
- 消毒薬のエタノールよりも刺激が弱いため、手や肌が荒れにくい
ムシューダ 衣類用 防虫・防カビ剤
ここがすごい!
- 無香料だから、衣類にニオイがつかない
- カシミヤ・ウールにも使用可能
- 効果は約1年
- 手入れなし!かけるだけでカビや害虫から大切な衣類を守る
クローゼットにカビが生える原因は4つ
クローゼット内に発生するカビ対策を行うには、カビの特徴や発生する原因を把握し、その弱点を見つけて対処することが重要です。
そもそもカビは、私たちの生活空間のあらゆる場所に存在し、常に空気中を漂っています。
そしてそのカビは、床や壁などに付着し、繁殖を繰り返すことでどんどん大きく広がっていくのです。
家中のあらゆる場所に存在するカビですが、繫殖しやすい条件が4つあります。
カビが繫殖しやすい条件
- 65℃以上の湿度
- 水分
- 20℃~35℃の温度
- ホコリや皮脂汚れ、髪の毛、垢(あか)などの栄養
こういった条件が揃う浴室やキッチン、トイレ、クローゼットなどは、カビにとって住み心地の良い最高な環境です。
今回ご紹介しているクローゼットは、物を出し入れする時以外は閉め切っていることが多いため、クローゼット内の空気の流れが悪くなり、常に湿気がこもりやすくなっています。
特に、北側に面した部屋など、日当たりが悪い場所にあるクローゼットは、薄暗くジメジメするため、カビが増殖しやすくなります。
ですので、カビの大量発生を防ぐためにも、これらの4つの条件を少しずつ減らしていくことで、カビが発生しづらい環境を作ることができ、清潔に保つことができます。
こちらの記事では、簡単にできるお風呂のカビ対策についてご紹介しています。
クローゼットに発生するカビは2種類
上記の項目で説明したように、クローゼットは、カビが発生しやすい条件が揃っている場所のため、壁や床、衣類に発生し、繫殖を繰り返します。
一度生えたカビは、根を張って深くまで入り込むため、根本から徹底的に取り除かない限り、掃除をしてカビを取り除いても再度発生してしまいます。
そんなやっかいなカビですが、約10万種類ものカビが存在すると言われています。
その中でも、クローゼット内で発生するカビは主に、「白カビ」・「黒カビ」の2種類です。
以下の項目では、それぞれの特徴を詳しくご紹介します!
白カビ
白カビは、その名前の通り白色をしており、綿毛のように柔らかくてフワフワとした見た目が特徴です。
主に、木材や紙、食料品、衣類に付着しますが、表面に張り付くので、比較的かんたんに取り除くことができます。
しかし、簡単に除去できるからといって、掃除を後回しにして放置してしまうと、ダニなどの害虫を呼び寄せてしまいます。
また、衣類に付着した白カビの胞子を吸い込むことで、喘息や鼻炎などのアレルギー症状を引き起こす恐れがあるため、見つけたら早めに取り除くようにしましょう。
黒カビ
黒カビは、名前の通り黒っぽい色をしており、きのこや酵母などと同じ「菌」の仲間に属します。
白カビとは違って、根を張って床や壁などの奥深くに入り込むため、取り除くのが非常に難しいやっかいなカビです。
発生すると黒い斑点のような模様をし、繫殖を繰り返します。
見た目が悪いだけでなく、白カビ同様、人体にも悪影響を及ぼすため、見つけたら根本から徹底的に除去しましょう。
まとめ
以上、クローゼットに発生するカビの特徴や、クローゼットのカビ予防・対策、衣類のカビ対策、掃除方法、おすすめのアイテムについてご紹介しました。
カビを完全に発生させないようにすることは難しいですが、クローゼットにしまっている大切な衣類や小物を台無しにしないためにも、定期的な掃除や、カビ対策アイテムの使用、収納環境を見直しましょう。
このような方法で日頃から対策をしていれば、クローゼットの見た目が良くなるだけでなく、カビが発生しづらい環境が自然とできるため、湿気の多い梅雨や夏でも安心して過ごすことができるようになります。
どれも簡単にすぐに実践できるので、クローゼットのカビにお困りの方は一度試してみてください。
この記事のまとめ
- クローゼットのカビ対策方法は「湿度管理」・「通気性」・「定期的な掃除」の3つがポイント
- クローゼット内の衣類のカビ対策は「汚れを落としてから収納」・「乾かしてから収納」・「収納方法の見直し」・「防カビ・防虫剤の使用」の4つがポイント
- 自分ではどうにもならないカビは、ハウスクリーニングに相談するのも一つの手段!
- 防カビ・消臭・防虫剤を使用することで、衣類を食べる害虫を退治することができる
- カビが発生する「湿気」・「水分」・「温度」・「栄養」この4つの条件を減らすことで、カビが発生しづらくなる
- クローゼット内で発生するカビは「白カビ」・「黒カビ」
- クローゼットの掃除は、1年に1~2回を目安に、衣替えのタイミングと一緒に行うのがベスト