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服の虫食い対策|虫食いの原因や対策時のポイント、おすすめの防虫剤を徹底解説

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久しぶりに取りだした服に複数の小さな穴が開いていた・・・

なんてことありませんか?

それ、服同士の摩擦や、金具やファスナーが引っかかって開いた穴ではなく、衣類害虫によるものです。

衣類害虫とは、その名の通り衣類をエサとして食べる虫です。

外から飛んできたり、外に干していたた洗濯物や、外出時などによって屋外から家に侵入し、一年を通して衣類を収納しているクローゼットやタンスに住み付きます。

そんなやっかいな虫が、クローゼットやタンスに何匹も住み着いていると思うと、ぞっとしますよね。。。
一匹見つけるだけで、すでに何着も虫食いされているかもしれません・・・

そこでこの記事では、衣類害虫の種類と特徴、発生させないための対策や、衣類収納する衣装ケースの掃除方法、おすすめの防虫剤についてご紹介していきます!

大切な服を守るためにも徹底的に退治し、発生を防ぎましょう!

この記事でわかること

  • 衣類害虫の種類と特徴
  • 衣類害虫に効果的な防虫剤
  • 害虫の発生を防ぐための対策
  • 棚・衣装ケースの掃除方法

衣類害虫に効果的!おすすめの防虫剤3選

凍えるように寒い冬が終わり、過ごしやすく暖かい日が続くようになると、そろそろ衣替えの季節です。

クローゼットを入れ替えていると、「大切な服に虫食いらしき穴が何個も・・・」なんて経験をされた方も多いでしょう。

長期保管の際には防虫剤を使用することが何よりも重要なポイントです。

この項目では、衣類害虫に効果的な防虫剤を3ご紹介します。

ムシューダ 衣類 防虫剤 置き型

ここがおすすめ

  • 防虫効果は約1年間。防虫成分が安定して効果を発揮する
  • 防虫効果だけでなく、防力ビ剤が配合されているので、カビの発育を抑える
  • 空気より重い防虫成分のため、衣類の上に置くことで、効果を発揮する

ピレパラアース置き型

ここがおすすめ

  • 防虫効果は約6か月効果を発揮する
  • 衣類についたニオイをクリーニング消臭
  • 天然消臭成分でできているだから、ニオイに敏感な方や、ペットがいるご家庭でも安心

カビホワイト 衣類のカビ取りスプレー

ここがおすすめ

  • 革製品、布製品や衣類などに使用できるカビ取り剤
  • カビが再発しても再びスプレーすれば強力効果!
  • 革のコート、ブーツ、バッグ、おサイフなどに付着したカビでもスプレーして、15分放置するだけでカビ取り効果あり!

衣替えのタイミングに!虫食い対策4つ

害虫による被害を防ぐために、普段からできる虫食い対策4つご紹介します。

どれも自宅で簡単にできることなので、虫食いに悩まされている方はすぐに実践して虫の発生を防ぎましょう。

虫食い対策:洗濯してから収納

衣類に付着した食べこぼしなどの汚れや、髪の毛、フケ、皮脂汚れは害虫のエサになります。

その汚れが付いた状態でそのまま収納することで、害虫がそれを食べ、大切な服に穴が開いてしまいます。

ですので、着る頻度の高い服はもちろんですが、季節の変わり目によって長期保管する服は一度洗濯してから収納保管することが重要です。

また、洗濯が難しいような生地素材、コート、ジャケット、スーツ、フォーマルドレスなどはクリーニングに出したり、ブラッシングしてから収納することで害虫予防になります。

洗濯してキレイにすることで、衣類に付着している虫や害虫の卵を除去できます♪
時間に余裕があれば、熱で害虫や卵を退治することができるので、アイロンまでしっかり行えるといいですね!

虫食い対策:定期的に風通しをする

衣類をしまうクローゼットは密閉されているため、常に湿気が溜まりやすい状態になっています。

衣類害虫は、湿度60%以上になると活動が活発になるため、クローゼットは虫にとって非常に過ごしやすい環境です。

そんな中、長期保管している衣類や、使用頻度の低い小物や衣類など、次の衣替えまで仕舞いっぱなしにしがちですが、湿気をためないように、定期的にクローゼットを開けてエアコンを稼働させたり、窓を開けて風を通すなどの対策をしましょう。

窓を開けて風通しをする際は、カラッと晴れた日がベストです!

また、時間に余裕があれば、衣類を外に干して虫干しを行う(虫を逃がす)とより効果が高まります。

虫食い対策:定期的に整理する

衣類は定期的に断捨離や整理をしましょう。

整理を怠ってしまうと、服の量がどんどん増え、衣装ケースがギュウギュウになり、風通しが悪くなってしまいます。

定期的に整理することで、服と服の間に空間ができ、風通しが良くなって、湿気がこもりにくい環境を維持することができます。

またそれ以外にも、クローゼットの中がスッキリして見栄えが良くなったり、自分にとって何が必要で何が不要か、同じ物を買っていないかといったことがすぐに分かるため、余計な買い物を避けることができます

さらには、決断力が身に付いて仕事のモチベーションが上がるといった効果もあります。

衣類を整理することで、虫の発生を防くだけでなく、気持ちの面でも良い変化が起こりますね!

虫食い対策:こまめな掃除

衣類害虫は、衣類だけでなくホコリや、髪の毛、ペットの毛、皮脂汚れがエサとなるため、放置しないことが重要です。

害虫は、放置されたこれらの餌のニオイを好んで寄り付き、住み付きます。

虫を寄り付かせないためにも、こまめな掃除を心掛けましょう。

また、掃除をしながら虫の侵入経路を確認し、屋外とのすき間を埋めるなどの対策することで自然と虫が寄り付きにくくなります。

【防虫】服を収納する衣装ケースの掃除方法

衣類を収納する際に、便利な衣装ケース

害虫の発生を防ぐには、衣装ケースの掃除を定期的に行うことも重要なポイントです。

衣替えなどで大量の服を収納する前に掃除をすることで、虫が寄り付かなくなるだけでなく、ホコリや汚れ、カビの発生を防ぐことにも繋がります。

季節の変わり目に行う衣替えや断捨離のついでに、衣装ケースもお手入れしちゃいましょう♪

用意するもの

  • マスク
  • ゴム手袋
  • ハンディモップ
  • 掃除機
  • 柔らかい布やマイクロファイバークロス
  • 食器用スポンジ
  • 消毒用エタノール
  • 中性洗剤

準備ができたら早速掃除を始めていきましょう!所要時間は約20です。

用意するもの

  • お部屋の窓を開け、換気をし、マスクとゴム手袋を装着する
  • クローゼットを開けて衣装ケースを取り出す
  • 衣装ケースの中身を全て出し、空の状態にする
  • ハンディモップを使って衣装ケースの上についたホコリをはらう
  • 衣装ケースを持ってお風呂場へ行き、ケース全体の汚れをシャワーの水で洗い流す
  • 水に濡れた衣装ケースに中性洗剤をかける
  • 食器用スポンジを使って、衣装ケースに付着した汚れを優しく擦り落とす
  • シャワーの水で洗剤が残らないようキレイに洗い流す
  • 柔らかい布またはマイクロファイバークロスで濡れた衣装ケースを軽く拭き、水気を切る
  • 衣装ケースが完全に乾くまで、ベランダで天日干しする
    ※衣装ケースが湿っていたり、濡れていると、カビ発生の原因となってしまうため、必ずしっかり乾かしましょう
  • 4で払ったホコリを掃除機で吸い取る
    ※ついでにクローゼットの床や棚などクローゼット内も掃除しちゃいましょう
  • 衣装ケースが完全に乾いたら衣類を戻し、クローゼットにしまって完了
    ※長期保管する衣類を収納する場合は、ブラッシングして汚れやホコリを落としてから収納すると害虫予防になります!

衣装ケースにカビが付着している場合は、消毒用エタノールケース全体にスプレーして除菌しましょう!

こちらの記事では、簡単にできるクローゼットの掃除方法をご紹介しています。

衣装ケースと一緒に掃除をすれば、害虫が寄り付かない清潔な状態になりますね!

虫食いの原因

虫食いの主な原因は、洋服をエサとして食べる衣類害虫が原因です。

衣類害虫は、その名の通り、衣類を食害する虫で、実際には幼虫期のみ衣類を食べます。

一方で、成虫になると花粉や花の蜜が主食になり、衣類は食べなくなります。また、飛ぶことができるようになるため、いつの間にかいなくなることが多いです。

また、衣類害虫は、気温15〜25℃、湿度60%以上空気の流れが悪く、暗い場所を好むため、密閉されたクローゼットやタンス、押入れ等に住み付きます。

衣類害虫にとって人が住む家の中は、自然界における天敵がいないため最高に住み心地の良い場所です。

そのため、一度発生したら何匹も潜んでいる可能性が非常に高いです。

衣類害虫といっても種類はいろいろ。

実際には、どのような種類がいて、どのような見た目、特徴があるのでしょうか?

次の項目では、衣類害虫の種類と特徴についてご紹介していきます。

衣類害虫の種類と特徴

衣類害虫には「ヒメカツオブシムシ」・「ヒメマルカツオブシムシ」・「イガ」・「コイガ」の4種類が存在します。

これらの害虫は、一年を通して発生し、害虫にとっての栄養が含まれているカシミヤ・ウールなどの動物性繊維や、綿・麻などの植物性繊維、食べこぼしや汚れが付いている化学繊維など、あらゆる種類の繊維を好んで食べます。

特に、栄養価の高い動物性繊維であるウールやカシミヤ、キャメルなど高級な素材を好んで食べるため、非常にやっかいな存在です。

以下の項目では、それぞれの害虫の特徴をご紹介していきます。

衣類害虫:ヒメカツオブシムシ

ヒメカツオブシムシは、体が赤褐色の毛で覆われており、尾端には体長の半分くらいの長い毛束が出ている害虫です。

一匹あたり約30~120個の卵を産卵すると言われ、卵を保護するために衣類などのフワフワした場所に産み付けます。

卵は6~18日で孵化し、幼虫期間は2~4ヶ月と言われていますが、栄養状態によってはそれ以上になることもあります

体長分布幼虫期間産卵時期好物(幼虫期)
7~10mm日本全土2~4ヶ月
※栄養状態によりそれ以上になる場合もある
5月~7月繊維製品・ホコリ・干魚穀類・お菓子
ペットフード・乾燥肥料など

衣類害虫:ヒメマルカツオブシムシ

ヒメマルカツオブシムシは、丸みのある淡黄褐色の体を持ち、短い毛で覆われており、湿気に弱いため乾燥した場所を好む害虫です。

一匹あたり約30~70個の卵を産卵し、約10日~30日で孵化すると言われています。

幼虫期は暗所で生活しますが、成虫になると飛ぶことができ、光に引き寄せられ電灯の周りで見かけることが多くなります。

また、ヒメマルカツオブシムシの成虫は白い物に誘引される特性があるため白い外壁の家や、布団、シーツ、バスタオル、シャツなど、白っぽい洗濯物にも集まります。

体長分布幼虫期間発生しやすい時期好物(幼虫期)
4mm日本全土約300日4月~6月ホコリ・干魚・繊維製品

衣類害虫:イガ

乳白色の体が特徴のイガは、一匹あたり約40~60の卵を産卵し、約1~2週間で孵化すると言われています。

イガの幼虫は、食害した繊維を集めて筒状の巣を作って暗所に住みつきます。

体長分布幼虫期間発生しやすい時期好物(幼虫期)
6~7mm日本全土約1~2ヶ月5月~10月繊維製品・皮革・汚れ
ホコリ・繊維カス

衣類害虫:コイガ

コイガは、一匹あたり約70~80の卵を産卵し、1~2週間で孵化します。

幼虫になるとイガと同じく食害した繊維で巣を作って住みつきます。

体長分布幼虫期間発生しやすい時期好物(幼虫期)
6~7mm日本全土約40日5月~10月繊維製品・皮革・汚れ
ホコリ・繊維カス・化学繊維

【まとめ】虫の発生を防ぐには

以上、衣類害虫の種類と特徴、発生させないための対策や、衣類を収納する衣装ケースの掃除方法、おすすめの防虫剤についてご紹介しました。

大切な服を守るためにも害虫の発生を防ぐためには、害虫にとって住みづらい環境を作ることです。

そのためには、害虫の特徴や弱点を把握し、それに対処することです。

防虫剤を使用することで害虫の発生を防ぐことができますが、何より大切なのが、定期的に掃除をしたり換気をして、湿気がこもらない清潔な状態に保つことです。

今回ご紹介した内容を参考に、できる範囲で実践してみましょう。

この記事の振り返り

  • 衣類害虫には「ヒメカツオブシムシ」・「ヒメマルカツオブシムシ」・「イガ」・「コイガ」の4種類が存在する
  • 衣類害虫は、繊維だけでなく、衣類に付着したホコリや食べこぼし、皮脂などの汚れ食べる
  • 衣類害虫は、気温15〜25℃、湿度60%以上の空気の流れが悪く、暗い場所や環境を好んで住み着く
  • 衣類害虫の対策方法は、「洗濯してから収納」・「定期的に風通しをする」・「定期的に整理する」・「こまめな掃除」の4つ!
  • 衣装ケースの掃除は、季節の変わり目に行う衣替えや断捨離のついでに行うのがベスト!

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