- 種類が多すぎて、何を選べばいいか全然わからない
- ペットや子どもがいる家庭に合う種類を知りたい
- 何がどう違うのかよく分からない
フロアコーティングは、一度施工すると基本的にはやり直しができません。
だからこそ、種類を間違えると「思っていた仕上がりと違う」「安くしたつもりが、数年で再施工が必要になった」といった後悔につながるケースが少なくありません。
実は、UV・ガラス・シリコン・ウレタンはそれぞれ、耐久年数・硬度・防滑性・費用がまったく異なるからです。
その違いを知らずに「とりあえず安い種類」を選んでしまうと、結果的に再施工を繰り返すことになり、かえって費用がかさんでしまいます。
だからこそ大切なのは、「なんとなく」ではなく種類を理解してから選ぶことです。
この記事では、フロアコーティングを検討中の方に向けて、全4種類の特徴や費用、選び方に加え、30年間のトータルコスト比較、さらに部屋・床材・家族構成別のおすすめの使い分けまで徹底解説します。
この記事を読むこと、
- 部屋・床材・家族構成別に最適な種類が分かる
- 30年のトータルコスト比較で「本当にお得な種類」が見えてくる
- 失敗を防ぎ、自分に合うコーティングを選べる
結論からお伝えすると、種類選びは「目的と予算」で決まります。
新築・高級感重視ならUV、自然な風合い重視ならガラス、ペット・高齢者がいるならシリコン、初期費用を抑えるならウレタン。
この4軸で考えれば迷いがなくなります。
目次
フロアコーティングの種類は全部で4つ

まず全種類をひと目で比較できるよう、一覧にまとめました。
後から各種類の詳細を読む際の「地図」として活用してください。
| コーティング剤 | 耐久年数 | 硬度 | 仕上がり | 費用目安※ |
| UV | 20〜30年 | 高 (6H前後) | 高光沢 | 20〜30万円 |
| ガラス | 15〜25年 | 最高 (9H前後) | マット〜セミグロス | 15〜30万円 |
| シリコン | 10〜15年 | 中 | 光沢あり | 15〜25万円 |
| ウレタン | 5〜10年 | 低〜中 | 微光沢 | 10〜20万円 |
施工費用は、ハウスメーカー経由だと1〜3割高くなる傾向があります。
参考:【保存版】フロアコーティング完全ガイド|種類・費用・業者選びを徹底解説!
【全4種】フロアコーティングの特徴・弱点

フロアコーティングには、以下の4つの種類があります。
- UVコーティング
- ガラスコーティング
- シリコンコーティング
- ウレタンコーティング
この項目では、それぞれの特徴や弱点について詳しく解説します。
ワックスとの違いについては、こちらの記事で詳しく紹介しています!
UVコーティング|最強のバランス型
UVコーティングは、紫外線(UV)を照射して瞬時に塗膜を硬化させる、フロアコーティングの中で最上位グレードの施工方法です。
特徴は、以下の通りです。
- 施工当日に完全硬化するため、乾燥を待たずにそのまま入居できる
- 耐傷・耐水・耐薬品性のバランスが4種類の中で最も優れている
- ピアノの鏡面仕上げのような高い光沢が出る
- 塩素系洗剤(キッチンハイターなど)にも耐性がある
一方で、以下のようなデメリットがあります。
- 4種類の中で最も価格が高い
- 専用機材と高度な技術が必要なため、業者の質が仕上がりに直結する
- 高光沢の仕上がりが好みでない方には向かない
こんな人におすすめ
- 新築・リフォーム後にすぐ入居したい
- 長期間きれいを保ちたい
- 高級感のある見た目を求める
ガラスコーティング|硬度最強
ガラスコーティングは、液体ガラス成分を含む塗料を塗布し、常温で硬化させるコーティング方法です。
4種類の中で最も硬度が高く、傷がつきにくいのが最大の特徴です。
ガラスコーティングのメリットは、以下の通りです。
- 硬度が4種類で最も高く、日常の傷がつきにくい
- 仕上がりはマット〜半艶で、自然な風合いに仕上がる
- フォースター取得製品が多く、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心
- 変色・劣化が起こりにくく長期間の美観を維持しやすい
一方で、以下のようなデメリットがあります。
- 塩素系洗剤に弱く、付着すると白化する
- UVコーティングに比べて長期実証データが少ない
- 衝撃吸収性はUVより劣る
こんな人におすすめ
- ピカピカした床より自然な質感が好き
- でも傷への強さは妥協したくない
シリコンコーティング|防滑性No.1
シリコンコーティングは、シリコン樹脂の持つグリップ力で床の滑りを大幅に軽減するコーティング方法です。
4種類の中で最も滑り止め効果が高く、ペットや子ども・高齢者がいる家庭で特に人気があります。
シリコンコーティングのメリットは、以下の通りです。
- 防滑性が4種類の中で最高クラス。犬や猫の足腰への負担を軽減できる
- 適度な光沢感があり、フローリングの雰囲気を変えやすい
- 床暖房にも対応可能製品もある
一方で、以下のようなデメリットがあります。
- 経年劣化で黄ばみが出るケースがある
- 傷は比較的つきやすい
- 将来のリコート(再塗布)時の密着が難しい場合がある
こんな人におすすめ
- 犬・猫などのペットを飼っている
- 小さなお子さんや高齢の家族と同居している方
ウレタンコーティング|初期コストがかからない
ウレタンコーティングは、フロアコーティングの中で最も歴史が古く、最もリーズナブルなコーティング方法です。
防音性や耐摩擦性に優れており、日常の歩行や椅子の引きずりによる傷を防ぎます。
ウレタンコーティングのメリットは、以下の通りです。
- 4種類の中で最も初期費用が安い
- 防音性・耐摩擦性に優れている
- ツヤの出方を調整できる製品も多い
- 水性タイプなら施工中の臭いが少なく安全性も高め
一方で、以下のようなデメリットがあります。
- 耐久性は他の種類に比べて短く、再施工が必要になる
- 水・薬品への耐性が低い(特に水性タイプ)
- 長期で見るとトータルコストが割高になるケースがある
こんな人におすすめ
- フロアコーティングを試してみたい
- 転勤などで数年後に引越す予定がある
ウレタンコーティングの種類
ウレタンコーティングには「水性」と「油性」の2種類があります。
| 水性ウレタン | 油性ウレタン | |
| 耐久性 | 1〜3年 | 5~10年 |
| 耐薬性 | 低い | 中 |
| 臭い | ほぼない | 製品によってはある |
| 費用 | 安い | やや高め |
水性ウレタンは、初期コストが安いものの、耐久性が低く、数年ごとに塗り直しが必要です。
一方で、油性ウレタンは、水性より耐久性・耐薬品性が高く、ウレタンの中では長持ちします。
ただしUV・ガラスと比べると性能は劣るため、「長期保護」を目的とする方には向きません。
【床材・部屋別】おすすめコーティング剤

基本的に、フロアコーティングは全部屋に同じ種類を入れる必要はありません。
部屋の用途や床材に合わせて使い分けることで、品質を保ちながら費用を抑えることができます。
ただし、業者によっては種類が変わるとかえって施工費が増えるケースもあるので、事前に確認しましょう。
床材別のおすすめ
| コーティング剤 | 注意点 | |
| 複合フローリング | UV・ガラス | どの種類でも対応可能 |
| 無垢材・天然木 | ガラス・ウレタン(水性) | 木の呼吸を妨げない製品を選ぶ。 施工前に業者に相談必須 |
| 床暖房対応フローリング | シリコン・ガラス(床暖対応品) | 熱膨張に対応した製品を選ぶこと |
| クッションフロア | 施工不可または要相談 | 素材との相性問題が出やすい |
部屋別のおすすめ
| コーティング剤 | 理由 | |
| リビング | UV・ガラス | 耐傷性・耐久性を重視したい |
| キッチン | UV | 耐薬品性・耐水性が最も高い。 油・洗剤の跳ね対策に最適 |
| ペットの生活スペース | シリコン | 防滑性No.1。爪のひっかき傷にも対応しやすい |
| 寝室・子ども部屋 | ガラス・シリコン | 安全性が高い。自然な風合いを保ちやすい |
| 廊下 | UV・ガラス | 歩行頻度が高いため耐摩擦性を重視 |
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【目的別】おすすめコーティング剤

フロアコーティングは、「性能が高い=良い選択」とは限りません。
どれだけ耐久性に優れていても、家族構成や理想の仕上がりイメージに合っていなければ、その性能を十分に活かすことはできません。
この項目では、目的別に分けて、失敗しないためのおすすめの種類をご紹介します。
新築・引越し前に施工したい
入居前に施工するなら、耐久性に優れた「UVコーティング」か「ガラスコーティング」がおすすめです。
施工後すぐに入居したいなら、UVコーティング一択。
紫外線で瞬時に硬化するため、施工後すぐに歩行や家具の搬入が可能です。乾燥待ちのストレスがなく、引っ越しスケジュールを崩しません。
一方で、入居までに余裕があり「自然な風合いを重視したい」ならガラスコーティングを検討しましょう。
ペット・子供・高齢者がいる家庭
滑りによるケガが心配な家庭では「シリコンコーティング」がおすすめです。
グリップ力が高く、ペットや小さなお子さん、高齢の方がいるご家庭でも安心して過ごせます。
また、シリコンに次いで「UVコーティング」も比較的滑りにくいのが特徴です。
UVコーティングなら、汚れが付きにくいため、万が一ペットが床を汚してしまっても、サッと拭くだけで簡単にきれいにできる点も魅力です。
仕事や育児で掃除時間を確保できない
仕事や育児で忙しい方には「UVコーティング」が最もおすすめです。
日常のお手入れが「掃除機がけ・乾拭き」だけで済むため、掃除の手間が省けます。
他の種類も基本的なお手入れは同じですが、UVコーティングは耐薬品性が最も高いため、汚れがひどいときは水拭きや中性洗剤をさっと使えます。
「汚れに気づいたらすぐ拭ける」という手軽さも、忙しい家庭には特に大きなメリットです。
また耐久年数が最大30年と長く、一度施工すれば基本的にメンテナンス不要。
ワックスのように定期的な塗り直しも必要ありません。
「施工したら、あとは気にしなくていい」という点が、時間に余裕がない方に選ばれている理由です。
30年で考える!トータルコスト比較

「ウレタンは安いから選ぶ」という判断は、長期で見ると逆に高くつくケースがあります。
専門業者への直接依頼の料金相場をもとに、30年間のトータルコストを試算しました。
以下の表をご覧ください。
| 初期費用 (相場) | 再施工回数 | 30年トータル | |
| UV | 20〜30万円 | 0回 | 約25万円 |
| ガラス | 15〜30万円 | 0〜1回 | 約22〜44万円 |
| シリコン | 15〜25万円 | 1〜2回 | 約40〜60万円 |
| ウレタン | 10〜20万円 | 3〜5回 | 約55〜80万円 |
※料金相場はフロアコーティング完全ガイド(クリーンアイディア)を参考に試算。業者・施工面積・製品によって変わります。
※条件:専門業者への直接依頼・各種類の相場中央値で計算(再施工費も同額で試算)
初期費用が最も安い「ウレタン(10〜20万円)」でも、7年ごとに再施工を繰り返すと30年で55〜80万円になる場合があります。
一方UVは初期25万円のみで30年持つため、長期で見るとUVコーティングが最もコスパが高いことが分かります。
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【解決】コーティング剤選びのよくある質問
UVコーティングとガラスコーティング、どっちがいい??
用途によって異なります。「耐薬品性・即日入居・高い光沢感」を重視するならUV。「自然な風合い・高硬度・マット仕上げ」を重視するならガラスがおすすめです。どちらも耐久性は高く、後悔しにくい選択肢です。
無垢材にもフロアコーティングできる?
施工可能な場合もありますが、木の呼吸(調湿作用)を妨げる可能性があるため、製品・施工方法の選択が重要です。必ず「無垢材対応」を明示している業者に相談してください。
業者によっておすすめの種類が違うのはなぜ?
業者ごとに取り扱うコーティング剤が異なるからです。また、業者によって得意とする施工内容も異なります。業者を選ぶ際は、複数社から見積もりを取って比較しましょう。
種類ごとに日常のお手入れ方法は変わる?
基本的にはどの種類も「掃除機がけ+乾拭き」でOKです。UVコーティングは塩素系洗剤も使用可能なため、最もお手入れの選択肢が広い種類です。ガラスコーティングは塩素系洗剤の使用を避けましょう。
まとめ
以上、全4種類の特徴・費用・選び方、30年トータルコスト比較や部屋・床材・家族構成別のおすすめの使い分けなどについてご紹介しました。
- UV:耐久性・耐薬品性・即日入居を重視する方の最上位選択肢
- ガラス:高硬度・自然な風合い・安全性を重視する方向け
- シリコン:ペット・子ども・高齢者がいる家庭の防滑対策に最適
- ウレタン:初期費用を抑えたい方の入門コーティング(長期コストは要注意)
「どれが自分の家に合うか、やっぱり決めきれない」という場合は、床材を実際に見てもらいながら業者に相談するのが一番確実な方法です。
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