こんなお悩みありませんか?
- 床ワックスって種類が多すぎて、どれを選べばいいか迷う
- 以前ワックスを塗ったら白くムラになって、かえって汚くなってしまった
- 子どもやペットがいるので、安全なワックスを使いたいけど何を選べばいい?
実は、床ワックスは「種類さえ間違えなければ」初心者でもきれいに仕上げることができます。
しかし、床材に合っていないワックスを選んでしまうと、白濁・剥がれ・ムラといったトラブルが起きやすく、やり直しに余計な手間とコストがかかってしまいます。
なぜなら、床材によって相性の良いワックスの成分が大きく異なるためです。
最悪の場合、密着不良を起こし、かえって床を傷めてしまうことも…
そこでこの記事では、床ワックスの4つの種類と特徴、床材別・使用環境別の選び方、おすすめ商品5選、さらに塗り方のコツと維持管理まで徹底的に解説します。
この記事を読むと、こんなことが分かります。
- 自分の床材に合ったワックスが迷わず選べるようになる
- 施工ミスや白ムラを防ぐ正しい塗り方がわかる
- ワックス後のメンテナンス方法もわかり、床を長持ちさせられる
結論からいうと、一般的なフローリングには「樹脂ワックス」が最もおすすめです。
耐久性・光沢・コスパのバランスが最もよく、初心者でも扱いやすい種類です。
フロアコーティングとの違いについてはこちらをご覧ください♪
目次
【基礎知識】床ワックスの3つの効果

ワックスがけが面倒に感じる方も多いですが、実はしっかりかけておくと床へのメリットが大きいです。主な効果は次の3つです。
- 傷・汚れ・摩擦から守る床の保護効果
- 清潔感のある床に仕上がる美観維持
- 汚れが付きにくくなり、毎日の掃除がラクになる掃除の負担軽減
使用するワックスの種類にもよりますが、定期的に塗り直すことで床の寿命を大幅に延ばすことができます。一般的には半年〜2年に1回が目安です。
床ワックスの種類と特徴|全4種類を徹底比較

ワックスって全部で何種類あるんだろう?
それぞれの特徴も知りたいな
床ワックスには大きく分けて4種類あります。
- 樹脂ワックス
- 水性ワックス
- 半樹脂ワックス
- 乳化性ワックス
それぞれ成分・耐久性・適している床材が異なるため、自分の床に合ったものを選ぶことが大切です。
まず、4種類の違いを一覧表で確認しておきましょう。
| 種類 | 主成分 | 耐久性 | 光沢 | 適している床材 |
| 樹脂ワックス | 合成樹脂 | ◎ 約半年〜2年 | ◎ 高い | 合板フローリング・クッションフロア・Pタイルなど |
| 水性ワックス | 天然または合成ロウ | △ 2〜3ヶ月 | ○ 程よい | ビニール床(クッションフロアなど) |
| 半樹脂ワックス | 樹脂+ロウ | ○ 数ヶ月〜数年 | ○ 程よい | ビニール床・ゴム系床材 |
| 乳化性ワックス | ロウ+溶剤 | △ 短め | △ 控えめ | 無垢材・白木(塗装なし) |
迷ったらコレ!樹脂ワックス
樹脂ワックスは、アクリル樹脂やウレタン樹脂などの合成樹脂を主成分とするワックスです。
ホームセンターやネット通販で最も多く取り扱われており、現在の床ワックスの「定番」といえる存在です。
最大の魅力は「耐久性の高さ」。
強靭で柔軟な塗膜を形成するため、長いものでは約2年間効果が続きます。
ただし、無垢フローリングなど使用できない床材があるので注意が必要です。
また、汚れが蓄積してきたら「剥離(はくり)」が必要になりますが、その作業がやや手間に感じることもあります。
ガラスよりも透明度が高く、高級感のある光沢な床に仕上がります
ワックス選びに迷ったら、まず樹脂ワックスを試してみてください。一般的な床材(合板フローリング)に対応しています。
樹脂ワックスの代表商品は、リンレイ「オール」です。
オールは、ベーシックタイプの樹脂ワックスで、長年にわたり人気を誇る商品です。
さまざまな床に対応可能
参考:PMMA(アクリル樹脂)の特徴と用途|湯本電機株式会社
参考:ポリウレタン樹脂とは|株式会社MAZIN
水性ワックス
水性ワックスは、天然または合成のロウを乳剤にしたタイプです。
強い塗膜を作る樹脂ワックスに比べて塗膜が薄く、万が一失敗しても剥がして塗り直しやすいのが大きなメリットです。
ただし、耐久性は2〜3ヶ月と短く、頻繁な塗り直しが必要です。
また、滑りやすくなるため、お年寄りや小さなお子さん、ペットがいるご家庭では注意が必要です。
なお、最近は市販での取り扱いが少なくなっており、樹脂ワックスに代わられている状況です。
半樹脂ワックス
「ソフトタイプワックス」とも呼ばれる半樹脂ワックスは、
樹脂ワックスの耐久性と水性ワックスの扱いやすさを両方持つ中間的な存在です。
剥離がしやすく、施工もしやすいのが魅力ですが、家庭用の販売はほとんどなく、業務用の大容量タイプが中心です。
一般家庭での使用は少し上級者向けになります。
半樹脂ワックスの代表商品は、リンレイ「パーモソフトテカ」です。
大容量タイプ
乳化性ワックス
乳化性ワックスは、ロウと溶剤を主成分とする、無垢材や白木専用のワックスです。
日本家屋の縁側や寺社仏閣の床柱などに昔から使われてきた、歴史のあるタイプです。
木の呼吸を妨げず、内部の水分を保護する効果があります。
光沢は控えめで自然な仕上がりになりますが、耐久性は高くないため、定期的なメンテナンスが必要です。
もし無垢材に樹脂ワックスを使ってしまうと、木が呼吸できなくなったり、密着不良でムラや剥がれが起きやすくなります。
無垢材には必ず専用の乳化性ワックスを使いましょう。
施工後は、適度な光沢感が出ます♪
近年の新築やリフォーム済み物件の多くは「ノンワックスフローリング(ワックスフリー)」です。ワックスを塗ると逆に汚れやすくなるため、必ず床材の説明書や管理会社に確認しましょう。
代表商品は、リンレイの「乳化性白木ワックス」です。
防カビ剤配合
【知らないと損】床材別・場所別ワックスの選び方

ワックス選びで失敗しないために、まず押さえておきたいのが「床材との相性」です。
実は、ここを間違えるだけで仕上がりや持ちが大きく変わってしまいます。
さらに、家族構成や使用場所によっても、最適なワックスは異なります。
「どれを選べばいいの?」と迷ったら、ぜひご自宅の状況に当てはめながらチェックしてみてください。
あなたに合ったワックスが見つかるはず♪
床材別:どのワックスが合う?
- 合板フローリング(最も一般的な床材)
樹脂ワックスが最適です。光沢と耐久性のバランスが良く、DIYでも扱いやすい定番の選択肢です。 - 無垢フローリング
乳化性ワックスか、蜜蝋・植物性の天然ワックスを選びましょう。木の風合いを活かしつつ、水分から守ってくれます。 - クッションフロア
「クッションフロア専用ワックス」がおすすめです。ただし、市販の樹脂ワックスでも対応しているものがあるので、パッケージの「対応床材」を必ず確認してください。 - ワックスフリー
基本的にはワックスは不要です。しかし、床をしっかり保護したい場合はフロアコーティングをおすすめします。
自分の家の床が、ワックスフリーかどうかわからないんだけど
以下の方法で確認してみましょう!
よく分からない場合は、床材の説明書を確認するか、管理会社・メーカーに問い合わせましょう!
ワックスフリー対応の「フロアコーティング」については、こちらの記事をご覧ください♪
床材別:どのワックスが合う?
- 小さなお子さんやペットがいるご家庭
滑り止め効果のある水性または樹脂ワックスが安全です。 - キッチンや脱衣所などの水回り
耐水性の高いウレタン樹脂系ワックスが最適です。 水分による白化や剥がれを防いでくれます。 - ダイニングなど椅子の出し入れが多い場所
硬い塗膜を形成する耐久性重視タイプが向いています。 椅子の脚による傷や摩耗に強く、長持ちします。
【用途別】おすすめの樹脂ワックス5選

市販されている床ワックスの中でも、最も多く取り扱われているのが『樹脂ワックス』です。
しかし、さまざまなメーカーから多くの商品が販売されているため、
どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこでこの項目では、おすすめの樹脂ワックスを用途別に5つ厳選したので、それぞれご紹介します。
最大2年持続!耐久性ならこれ「ウルトラタフコート」
| 商品名 | ウルトラタフコート |
| 耐久 | 約2年 |
| 耐傷性 | ◎ |
| 仕上がり | 光沢 |
耐久性を最優先したい方におすすめの商品です。
一般的なワックスは半年で効果が薄れますが、ウルトラタフコートは通常の約4倍にあたる最大2年間効果が続きます。
仕上がりは光沢感があり、フローリングが見違えるほどきれいになります。
仕事や家事で忙しく、メンテナンスに時間をかけられない人におすすめの商品です♪
最大2年効果を発揮!
水回りの床に「防水タフコート」
| 商品名 | 防水タフコート |
| 耐久 | 約1年 |
| 耐傷性 | ◎ |
| 仕上がり | やや光沢 |
耐水性に特化したワックスです。
通常のワックスは水分が付着したまま放置されると白く変色し、剥がれやすくなってしまいます。
防水タフコートには防水ポリマーが配合されているため、水を弾いて床への浸透を防いでくれます。
キッチンや脱衣所、ペットの食事スペースなど水はねが多い場所におすすめの商品です♪
水まわりにおすすめ
赤ちゃんやペットがいる家庭に「オールプレミアム」
| 商品名 | オールプレミアム |
| 耐久 | 約1年 |
| 耐傷性 | ◎ |
| 仕上がり | やや光沢 |
オールプレミアムは、安心・安全にこだわったワックスです。
抗菌成分が配合されており、床を衛生的に保ちます。
クッションフロア・ビニール床・Pタイル・フローリングなど幅広い床材に対応しています。
床に近い位置で過ごすことが多い赤ちゃんやペットがいるご家庭に、安心して使える一本です。
カビや菌を防ぐ
フローリングの色別に選ぶ「スタイルコート」
| 商品名 | スタイルコート |
| 耐久 | 約1年 |
| 耐傷性 | ◎ |
| 仕上がり | 光沢 |
フローリングの色は「明るい色系」と「暗い色系(ダーク系)」に分けられますが、それぞれ悩みが違うのをご存じですか?
- 明るい色(ホワイト系やライトベージュ、ナチュラルなど):黒ずみ
- 暗い色(ダーク系やブラック系など):細かな傷や家具の引きずり傷
スタイルコートは、ライト用・ダーク用の2種類があり、それぞれの悩みに合わせて設計されているため、より美しく仕上がります。
明るめのフローリングに
ダーク系やブラック系に
初めてのワックスに!手軽な「オールワックスシート」
| 商品名 | オールワックスシート |
| 耐久 | 約4カ月 |
| 耐傷性 | △ |
| 仕上がり | やや光沢 |
「液体を床に伸ばす自信がない」という初心者の方にはシートタイプがおすすめです。
クイックルワイパーなどにセットするだけで、普段の掃除感覚でワックスがけができます。
耐久性は約4ヶ月と液体タイプより短めですが、ムラになりにくく、扱いやすい商品です。
初心者さんにおすすめ
【ワックスがけ手順】きれいに仕上げる3つのコツ

ワックスをキレイに塗るにはどうすればいい?
どんなコツがあるのかな?
どんなに良いワックスを選んでも、塗り方を間違えると仕上がりが悪くなってしまいます。
失敗しないために、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 施工前にホコリや汚れを取り除く
- ワックスは薄く・均一に塗る
- しっかり乾燥させる
施工前にホコリや汚れを取り除く
ワックスを塗る前には、必ず念入りに掃除してください。
ホコリや油汚れが残ったままワックスを塗ると、汚れを閉じ込めてしまい、黒ずみやパウダリングの原因になります。
掃除機でホコリを吸い取った後に、フローリングモップやウエットシートで拭き掃除をしましょう。
フローリングの目地の隅まで丁寧に取り除くことが大切です。
どうしても落ちない汚れは、中性洗剤を薄めて固く絞った雑巾で拭き、最後に乾拭きして水分を取り除いてください。
ワックスは薄く・均一に塗る
「量が多い方がフローリングをしっかり保護できそう」と思いがちですが、ワックスの厚塗りはムラや剥がれの原因になります。
反対に、少ない量で塗ってしまうと、ワックスの効果が十分に発揮されず、床が傷ついたり、汚れが染み込みやすくなってしまいます。
商品のパッケージに記載された注意事項をよく読み、指定された量を守って薄く伸ばしましょう。
しっかり乾燥させる
ワックスを塗ったあとは、完全に乾くまで部屋には入らないようにしましょう。
乾ききらないうちに踏んでしまうと、足跡やホコリが固まってしまい、最悪の場合は剥がしてやり直しになることも。
乾燥時間はワックスの種類によって異なるため、必ずパッケージの記載を確認してください。
晴れた日に換気をしながら作業すると、乾燥が早く進んでスムーズに作業できます!
【ワックス塗布後】フローリングの美観を維持するには?

せっかくワックスをかけても、日頃のお手入れを怠ると早く劣化してしまいます。
長くきれいな状態を保つために、以下の3つを意識しましょう。
- 週1〜2回は乾拭き掃除を習慣に
- 2~3年に1回は剥離してリセット
- 定期的にワックスを塗り直す

定期的な掃除
床に付いたホコリや砂の粒子は、歩くたびにワックスの層を少しずつ傷つけます。
放置するとくすみや光沢のムラにつながるため、掃除機やクイックルワイパー(ドライシート)で定期的に取り除きましょう。
水拭きはワックスを劣化させやすいので、できるだけ乾拭きがおすすめです。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて固く絞った雑巾で拭き、最後に乾拭きして水分を取り除いてください。
水性ワックスを使用している場合は、剥がれやすくなるため水拭きは避けてください。
2~3年に1回は剥離してリセット
ワックスは重ね塗りを続けると古い層に汚れが蓄積し、黒ずんでくることがあります。
そのため、2〜3年に1回は古いワックスをすべて剥がす「剥離作業」をしてから、新しいワックスを塗り直すことが大切です。
ただし、剥離剤は強アルカリ性のため、フローリングの隙間から染み込むと反りやひび割れの原因になることもあります。
使用前に必ず床材が剥離剤に対応しているか確認し、適切な希釈倍率を守って使いましょう。
定期的にワックスを塗る
ワックスは経年劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
使用するワックスの耐久期間(数ヶ月〜2年)に合わせて、こまめに塗り直すことで床を美しく保つことができます。
「できるだけ塗り直しの回数を減らしたい」という方には、耐久性の高い樹脂ワックス(2年タイプ)がおすすめです。
初期費用はやや高めですが、その分、手間や時間を大幅に減らせるのが大きなメリットです。
さらに、「塗り直し自体をなくしたい」「長期間メンテナンスを楽にしたい」という場合は、「フロアコーティング」も検討してみると良いでしょう。
1度の施工で再施工の必要がないので手間がかかりません。
フロアコーティングについては、こちらの記事で詳しく紹介しています!
まとめ
床ワックスを正しく選んで使えば、自分でも十分にきれいな床を保つことができます。 今回紹介した内容のポイントをまとめます。
- 床ワックスには「樹脂・水性・半樹脂・乳化性」の4種類
- 一般的な合板フローリングには樹脂ワックスが最もおすすめ
- 無垢材・白木には必ず専用の乳化性ワックスか天然ワックスを使う
- ノンワックスフローリングにワックスを塗ると逆効果になる場合がある
- 施工前の掃除・薄い塗り・十分な乾燥が仕上がりの差を生む
- 2〜3年に1回は剥離してリセットすることで床を長持ちさせられる
ワックスは「塗るだけ」の作業に見えますが、床材の種類や使用環境をしっかり把握することで、仕上がりが大きく変わります。
まずは自分の家の床材を確認するところから始めてみてください。
ワックスを選ぶ際に迷ったら、この記事を参考にして自分の目的に合った商品を選び、正しい手順で施工してみましょう。
さまざまな床に対応可能

