トイレスッポンの使い方とコツを知りたい
トイレ詰まりを予防する方法とは?
トイレが詰まったら、スッポンこと『ラバーカップ』を使って解消しましょう。
この記事では、トイレが詰まる原因や、ラバーカップの使い方と4つのコツ、注意点、つまりを防ぐ方法についてご紹介します。
最後まで読むことで、急なトラブルでも焦らず適切に対処することができるようになりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
この記事はこんな人におすすめ
- トイレの詰まりをすぐに解消したい
- スッポンがうまく使えない
- トイレのつまりを防ぎたい
目次
トイレが詰まる原因は4つ
トイレが詰まっている場合は、適切に対処するためにもまずは原因を特定しましょう。
よくある原因は、以下の4つです。
- 蓄積した尿石
- 水流の圧力不足
- 水に溶けにくい固形物
- 大量のトイレットペーパーや排泄物
トイレ詰まりの原因の多くは、トイレットペーパーやお掃除シートなど『水に流せる大量のもの』と、ポケットから落ちたり、うっかり落としてしまった『固形物』の2つです。
固形物でよくあるのが、洗剤のキャップや、ポケットに入れていたペンや小銭、棚から落ちた飾りなどです。
私自身も、トイレ掃除中に使い古した歯ブラシを落としてしまったことがあります。
気づいた時には、排水管の奥に入り込んでしまったので、スッポンを使っても改善できませんでした。
結局、その日のうちに業者に依頼して取り除いてもらい、すぐに詰まりを解消することができました。
固形物を落とした場合は、取るのが難しいことが多いので、早めに業者に相談・依頼することをおすすめします。
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ラバーカップの使い方
トイレラバーカップは、意外にも簡単に使えるもの!
正しく使って詰まりを解消しましょう!
- ラバーカップのゴムが浸るまで水位を調整する
- 便器内の排水口をカップで覆い、密着させる
- カップが完全に凹むまで押し込む
- 柄をしっかり持ち、上に向かって引っ張る
- 水が排水されるまで1~4を繰り返す
手順①で、トイレの水位が高い場合はバケツを使って水を取り除き、低い場合は水を足して調節しよう!
ラバーカップを使う時の4つのコツ
スッポンを使っても詰まりが解消されてる気がしない・・・
使い方を確認しながらスッポンを使ってもうまくいかない
このような経験をされた方も多いのではないでしょうか?
緊急で治したいのにうまくいかないと、余計焦ってしまいますよね。
正しい方法で使っているのにも関わらず改善されない場合は、もしかしたらちょっとしたコツを抑えるだけで解消できるかもしれません。
この項目では、ラバーカップの効果を高めるためのコツを4つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレの種類に合うラバーカップを使う
ラバーカップを使って効果的に詰まりを解消するには、『トイレの種類に合うラバーカップを使う』こと。
ラバーカップといえば、ゴム部分がお椀(おわん)形状になっている物をイメージする人が多いかと思いますがそれは『和式トイレ用』で、実際には他にも2種類の形状があります。
基本的に使用方法ほどれも変わりませんが、ゴム部分に大きな違いがあります。
洋式用は、ゴム部分に出っ張り(突起)が付いている形状になっています。洋式トイレは、和式トイレに比べて排水口の口径が小さいため、そのサイズに合わせて設計されています。
節水トイレ用は、ゴムの一部にツバが付いている形状になっています。中には、全面にツバが付いているタイプもありますが、これも同じく節水トイレ用です。
この3つのタイプの中で、節水トイレ用は和式や洋式にも対応しています。
ご紹介した内容を一覧表にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
種類 | ゴムの形状 | 使用場所 |
和式用 | お椀型 | 和式トイレ |
洋式用 | 先端に突起がある | 洋式トイレ |
節水トイレ用 | ツバ付き | 和式/洋式/節水トイレ |
ラバーカップを購入する際は、排水口に適したサイズを選びましょう!
大きすぎたり小さすぎると、効果を発揮できません。
排水口を「隙間なく」覆う
便器内の排水口を『隙間なく』覆うようにラバーカップをセットしましょう。
少しでも隙間ができてしまうと空気が漏れてしまい、十分な効果を発揮できません。
ラバーカップを押し込む時は「ゆっくりと」
排水口にラバーカップを設置したら、『ゆっくり』押し込みましょう。
ゆっくり押し込むことで、排水口とカップの密着度が高まり、カップ内部と排水口の間の空気が抜けて真空状態になります。
真空状態を作ることで、詰まった異物を引っ張り出しやすくなります。
引っ張る時は「力を入れて勢いよく」
カップが凹んで真空状態になったら、力を入れて勢いよく引っ張ります。
勢いよく引っ張ることで、詰まりの原因物質である異物が圧力の変化により分解され、水と一緒に流れていきます。
勢いよくラバーカップ引っ張ると、便器内の汚水がこぼれたり、跳ね返ったりする可能性があるので、作業前に床や壁をカバーすることをおすすめします。新聞紙や大きめのビニール袋を使うと良いですよ♪
ラバーカップを使う時の注意点
ラバーカップを使って詰まりを治す際に、気を付けたい注意点を3つご紹介します。
- 使用後すぐにレバーを引かない
- 使用前に水の飛び散りを防ぐ
- 使用後はラバーカップをお手入れする
それぞれ詳しくご紹介します!
使用後すぐにレバーを引かない
ラバーカップを使用後、詰まりが解消しているか確認する時は、トイレのレバーを引かないでください。
レバーを引くと、大量の水が一気に流れ、詰まりが解消されていなかった場合、水が逆流して溢れてしまいます。
ラバーカップを使用する前に、バケツに水を入れて準備し、確認する際には少しずつ水を流して様子を見ましょう。
使用前に水の飛び散りを防ぐ
ラバーカップを使用すると、トイレ全体に大量の汚水が飛び散ることがあります。
飛び散った汚水を放置すると、そこからカビや悪臭が発生してしまうので、便器内の水が飛び散らないよう事前に対策しましょう。
おすすめの対策方法は、以下の道具を使って床や壁、便器を保護することです。
- 新聞紙
- 大き目のビニール袋(ゴミ袋がおすすめです)
- 養生テープ
まず、床全体に新聞紙を数枚重ねるように敷き、壁にはビニール袋を貼り付けます。
ビニール袋に穴を開け、ラバーカップの柄を通します。柄付きの袋を便器に覆うようにセットし、養生テープで固定します。
準備ができたら、ラバーカップを使わずつまりを治しましょう。
便器内は、汚水や水垢、黒ずみ、黄ばみなどの汚れがいっぱいなので、必ずゴム手袋を着用してから作業を行ってください。
使用後はラバーカップをお手入れする
詰まりが解消されたら、汚れたラバーカップをバケツに入れ、そのままお手入れしましょう。
汚れたまま放置してしまうと、悪臭やコバエ、カビが発生する原因となってしまいます。
掃除の際は、洗剤は使わずにキレイな水で汚れをしっかり洗い流しましょう。
最後に天日干しでしっかり乾燥させてから元の場所に戻します。
こちらの記事では、ラバーカップのお手入れ方法をポイント含め詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
つまりを放置するとどうなる?
トイレの詰まりを放置すると、どんなことが起こる?
どれくらい放置するとよくないの?
トイレが詰まったら、しばらく放置することで解決するケースもありますが、ほとんどの場合、対処しない限り解決しません。
放置して様子を見る場合は、2~3時間程度にとどめ、改善されない場合はすぐに対処しないと、次のような問題が発生する恐れがあります。
- 悪臭の発生
- 修理費が高額になる
- 水漏れ
- 日常生活に支障をきたす
詰まったらすぐに対処することが大切
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悪臭の発生
排水が正常に行えない状態が続くと、汚物が便器内に滞留して腐敗し、トイレだけでなく家の中全体に悪臭が広がってしまいます。
最悪の場合、屋外にまで悪臭が広がり、近隣トラブルに発展することも・・・
また、不衛生なトイレは、カビや菌、コバエにとって住み心地の良い快適な環境なので、便器や床、壁などトイレ全体に繫殖してしまいます。
特に、黒カビが発生すると、強力な洗剤や洗浄剤を使わない限り簡単には落とせないので、放置せずにスッポン使って対処しましょう。
詰まったトイレは不衛生な状態のため、健康にもよくないよね
トイレが故障する
本来、スッポンで解消できるはずの詰まり具合でも、放置することでどんどん悪化し、最終的にはトイレが機能しなくなって故障します。
故障すると、トイレ本体や排水口、中の配管の修理、部品の交換をしなければならなかったり、最悪の場合、トイレ丸ごと新しくしなければなりません。
莫大な費用がかかってしまうため、初期段階で対処しましょう。
水漏れ
トイレが詰まったまま放置すると、便器内の汚水が逆流して溢れてしまいます。
この溢れた汚水が床や壁に浸み込み、修復や張り替えが必要になることがあります。また、トイレ回りの電気系統まで水に浸るため、漏電の危険性も高まります。
また、アパートやマンションなどの集合住宅のほとんどは、全部屋で下水管を共有しているので、1つの部屋のトイレが詰まると他の部屋にも影響を及ぼすことがあります。
日常生活に支障をきたす
トイレが詰まると、詰まりが解消されるまで使用できないので非常に不便です。
近くのコンビニやスーパーまで行って用を足さなければなりませんので、すぐにスッポンを用意して解決しましょう。
トイレの詰まりを防ぐには?
トイレのつまりを予防するにはどうすればいい?
トイレのつまりを防ぐために気を付けることは?
トイレのつまりを予防するには『定期的な掃除とメンテナンス』を心がけましょう。
毎日のように使用するトイレは、黄ばみや黒ずみ、尿石、水垢などさまざまな汚れが付着します。
汚れはどんどん蓄積し、時間の経過とともに固まるため、ブラシで擦るだけでは簡単には落とすことができなくなってしまいます。
固まった汚れは詰まりの原因となるため、少なくとも週に1回は簡単な軽い掃除、数か月に1回は念入り掃除をする習慣をつけましょう。
また、年に一度はプロのクリーニング業者に依頼することで、自分では掃除しきれない箇所までキレイになったり、メンテナンスによって部品の劣化や故障にすぐに気づくことができるので、トイレの寿命を延ばすことにも繋がります。
まとめ
以上、トイレが詰まる原因や、ラバーカップの使い方と4つのコツ、注意点などについてご紹介しました。
- ラバーカップを使う時の1番のコツは「引っ張る時だけ力を入れて勢いよく動かす」こと
- ラバーカップを使う時は、「汚水の飛び散りを防ぐこと」「使用後すぐにカップのお手入れをすること」
- トイレのつまりを防ぐポイントは「定期的な掃除・メンテナンス」を心掛けること
今回ご紹介したポイントを抑えることで、急なトイレの詰まりでもすぐに適切に対応することができます。
もしも、ラバーカップを正しく使っても治らない場合は、その他の解消アイテム『パイプクリーナー』『ローポンプ』を使って試してみたり、専門の業者に相談してみることをおすすめします。
こちらの記事では、その他の解消アイテムについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
何をやっても解消できない場合は専門業者に相談
スッポンを正しく使っても詰まりが解消されない・・・
何回トライしても変化がない・・・
異物が奥深くに入り込んでしまったり、原因物質が大量に詰まっているなどラバーカップでは対応しきれない場合、無理に自分で解決しようとするとかえって状態を悪化させてしまうことがあります。
そのような場合は、これ以上状態を悪化させないためにも、作業を切り上げて早めに専門業者に相談・依頼しましょう。
『水110番』では、トイレの詰まり解消はもちろん、水回りの修理サービスを24時間365日受け付けています。
日本全国どこでも対応可能なので、急なトラブルでも安心です。
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