お風呂掃除ってめんどう…どうしたら毎日できるかな?
毎日のお風呂掃除って、どこをどこまでやるべき?
お風呂は、梅雨時期や台風季に関係なく湿気が多いため、家の中でも特にカビが発生しやすい場所です。
また、毎日使うため、以下のようなさまざまな汚れが付着します。
- 皮脂汚れ
- 石鹼カス
- 水垢・湯垢
- ホコリ
- 抜け落ちた髪の毛・ペットの毛
- 黒カビ・赤カビ
これらの汚れをエサとするコバエも発生するため、一見キレイに見えても毎日の掃除を心がけましょう。
この記事では、毎日やった方がいい掃除箇所や、お風呂掃除のベストタイミング、毎日続けられるお風呂掃除のやり方、週に1回の念入り掃除方法についてご紹介します。
また、掃除のコツや、カビの予防方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
毎日のお風呂掃除はどこまでやるべき?
毎日のお風呂掃除、どこまで洗うべき?
毎日行うお風呂の掃除。
どこをどこまで掃除すべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
実際、どこまで行うかについて明確な基準はありませんが、『入浴時に使用する箇所』を重点的に掃除しましょう。
具体的な掃除箇所は、次の通りです。
ポイントは、完璧にしようとしないこと!
ささっと掃除して、キレイなお風呂で一日の疲れを癒しましょう。
浴槽に浸からない!シャワーのみの場合も掃除は必要?
毎日シャワーだけで済ませているけど、お風呂掃除って毎日必要?
入浴をシャワーだけで済ませている人も、毎日掃除をしましょう。
一見キレイに見えても、浴室内にはさまざまな汚れが蓄積しています。
特に、立ってシャワーを浴びることで、浴室の床や壁、浴槽など広範囲にお湯や泡が飛び散ります。
浴槽に浸かる・浸からない関係なく、毎日の掃除を心がけましょう。
お風呂掃除は「入浴後すぐ」やるべき?
入浴後の浴室内は、温度が高く、全体が濡れているので、頑固な汚れも簡単に落としやすくなっています。
そのため、汚れを短時間で効果的に落としたい場合は、このタイミングでの掃除がおすすめです。
入浴後すぐなら、服が濡れることもないから安心ですね!
一方で、入浴後すぐに掃除をすることで、さまざまな問題もあります。
次の項目では、考えられるデメリットをまとめたのでご紹介します。
「入浴後すぐ」掃除するデメリット
入浴後すぐの掃除がいいことは分かってはいるけど・・・
デメリット
- 汚れを含んだ水や洗剤が体に跳ねてしまう
- 寒い時期は、湯冷めしてしまう
- 残り湯を抜くため、翌日の洗濯に使えない
- 断水に備えた災害対策ができない
このように、メリットもあればデメリットもあります。
両方を把握したうえで、自分にとって最適な方法や、ご家庭の生活ルーティンに合わせて選びましょう。
次の項目では、毎日続けられるお風呂掃除のやり方についてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
【たった5分】毎日続けられるお風呂掃除のやり方
毎日続けられるお風呂掃除は、やり方はもちろん、タイミングも重要なポイントです。
個人的に最もおすすめだと思う掃除タイミングは『入浴中~入浴後すぐ』です。
やり方やポイントを含め、ご紹介していきます。
用意するもの
- スポンジ(ブラシ)
- 風呂用洗剤
- 水切りワイパー(スクイージー)
たった5ステップ!かんたん掃除方法
まずは簡単な流れをご紹介します。
- 浴室ドアのすぐ外にゴミ箱を置く
- 熱いシャワーをかける
- お湯を抜き、浴槽を洗う
- 冷たいシャワーをかける
- ゴミ捨て・水切り
ステップ1 浴室ドアの外にゴミ箱を置く
入浴前に、浴室ドアのすぐ外にゴミ箱を置いておきましょう。
ステップ5のゴミをすぐに捨てられるようにセットしておきます。
ステップ2 熱いシャワーをかける
入浴中にやる作業です!
いつものように髪や顔、体を洗った後、シャワーの設定温度を50℃程度にします。
設定後、浴室内の床や壁、棚、ドア、小物(椅子/風呂フタ/シャンプー・リンスボトルなど)に熱いシャワーをかけ、石鹸残りや汚れ、ぬめりをしっかりと洗い流しましょう。
ひと通り流し終えたら、湯船に浸かります。
シャワーは、泡が飛び散った所だけでOKです!
時短掃除のポイント
- シャワーは高所(壁)から低所(床)の順にかける
- 床に集まった汚れをそのまま排水口に流すイメージでシャワーをかける
ステップ3 お湯を抜き、浴槽を洗う
浴槽のお湯を溜める場合は、この作業は翌日に行いましょう
湯船に浸かったら、お湯を抜いて浴槽を洗います。
入浴後の浴室内は高温で濡れているので、頑固な汚れも柔らかく、落としやすい状態です。
お風呂用洗剤とスポンジ(ブラシ)を使って軽く擦るだけで汚れを簡単に落とすことができますよ!
その後、50℃程度に設定したシャワーを浴槽内にかけます。
時短掃除のポイント
- 上(縁)から下(底面)に向かって汚れを落としましょう
- 水だけで汚れが落ちるスポンジを使うと掃除効率が上がります
ステップ4 冷たいシャワーをかける
シャワーを冷たい水に切り替え、浴室内の温度を一気に下げます。
冬場などの寒い時期は、バスタオルで体を包んでから水をかけると体温が保温されます。
バスタオルを取るついでに換気扇を回しましょう!
時短掃除のポイント
- 壁、浴槽、棚、小物、床の順にシャワーをかけましょう
ステップ5 ゴミ捨て・水切り
入浴後は、排水口に溜まったゴミを取り除き、ステップ1のゴミ箱に入れて捨てます。
汚れを直接手で触れるのに抵抗がある場合は、ティッシュを使ってゴミを取りましょう!
次に、水切りワイパー(スクイージー)を使って鏡や浴室ドア、床などに溜まった水滴や水気をサッと取ります。
ひと通り水気を切ったら、椅子や洗面器などの小物を高い場所にに立て掛け、お風呂を出ます。
時短掃除のポイント
- 水の流れでゴミがまとまる排水口ゴミ受けを使えば、サッと汚れを取ることができます
週に1回は「念入り掃除」でお風呂をキレイに
毎日のお風呂掃除は、その日に付着した汚れを取り除いてカビ予防をしつつ、翌日のお風呂時間を快適に過ごすために行います。
しかし、目に見える汚れは除去できても、小さな汚れや見えにくい箇所の汚れなど全ての汚れを落とすことはません。
これらの汚れを放置すると、カビ発生の原因となるので、週に1回程度は念入り掃除を行いましょう。
この項目では、週に1回実施した方がいい掃除箇所を、やり方含め解説していきます。
蛇口・鏡
蛇口や鏡には、『水垢』や『石鹼カス』が付着していることがほとんどです。
水垢にはクエン酸、石鹼カスには重曹を使って汚れを落としましょう。
掃除方法は、以下の通りです。
- 空のスプレーボトルに水100ml・クエン酸小さじ1/2を入れる
- 鏡・蛇口に1をスプレーする
- 2の上にキッチンペーパーを被せ、再度スプレーする
- 約10分放置
- キッチンペーパーを剥がし、そのまま鏡・蛇口を軽く擦る
- 汚が落ちない場合は、柔らかいスポンジで再度擦る
- シャワーをかける
- マイクロファイバークロスで水滴を拭き取る
重曹を使う場合も、掃除方法は同じです!
排水口
排水口は、お風呂の中で最もヌメリや汚れがたまりやすく、カビやコバエが発生しやすい場所です。
カビキラーなどの『塩素系洗剤』を使用して、ツルツル・ピカピカに仕上げましょう。
掃除の際は、ゴム手袋・マスク・ゴーグル等の着用・換気をしてから始めます!
掃除方法は、以下の通りです。
- 排水口のパーツを取り外す
- 排水口周りのゴミを取る
- ビニール袋に1を入れ、塩素系洗剤をスプレーする
- 袋を閉じ、軽く揉む
- 取り外せないパーツは、そのまま塩素系洗剤をスプレーする
- 約20~30分放置する
- 放置後、3と5を水洗いする
- 3のパーツを乾燥させ、元に戻す
- 汚が落ちない場合は、柔らかいスポンジで再度擦る
- シャワーをかける
- マイクロファイバークロスで水滴を拭き取る
ついでに、椅子裏やお風呂フタなどの小物にもカビキラーをスプレーしてキレイにしよう!
床・壁
お風呂の床や壁には、石鹼カス、カビ、水垢などさまざまな汚れが付着しています。
特定の汚れであれば、その汚れに効果的な洗剤を使うことをおすすめしますが、今回は軽い汚れ全般的に効果的な『お風呂用洗剤』を使って掃除しましょう。
掃除方法は、以下の通りです。
- 床・壁にシャワーをかける
- お風呂用洗剤をスプレーする
- ブラシを使って汚れを擦り落とす
- 床の溝など細かい箇所は、歯ブラシを使って汚れを落とす
- ぬるま湯でしっかりと洗剤を洗い流す
- 水切りスクイージーで全体の水気を切る
また、天井や身長よりも高い壁は、月に1回を目安に掃除しましょう!
伸縮性フロアワイパーに、お風呂用洗剤またはカビ取り剤を染み込ませ、天井全体を拭きます。
その後、洗剤残りがないようしっかりと水拭きし、換気扇を回して乾燥させます。
高所の掃除って意外と簡単にできるんだね!
ドア
床や壁と同様、ドア付近にもさまざまな汚れが付着しています。
掃除方法は、以下の通りです。
- 歯ブラシを使ってドア全体のホコリを取り除く
- ドア全体にシャワーをかけ、お風呂用洗剤をスプレーする
- スポンジを使って汚れをこすり落とす
- ぬるま湯で洗剤を洗い流す
- ドアのパッキンに発生している黒カビには、塩素系洗剤をスプレーする
- 約20~30分放置する
- 放置後、しっかりと水洗いする
- マイクロファイバークロスで水滴を拭き取る
塩素系洗剤を使用する際は、必ず換気をしてゴム手袋を着用してから始めましょう!
掃除のコツは「汚れに合う洗剤」を使うこと
お風呂掃除のコツは、汚れの種類や性質を把握し、その汚れに合う洗剤を使用することです。
そうすることで、短時間で効果的に汚れを除去することができます。
汚れの種類 | 効果的な洗剤 | 汚れの性質 |
黒カビ | 塩素系洗剤 | ー |
赤カビ | 重曹・お風呂用洗剤 | 酸性 |
皮脂汚れ | 重曹・お風呂用洗剤 | 酸性 |
水垢 | クエン酸 | アルカリ性 |
酸性石鹼カス | 重曹・アルカリ性洗剤 | 酸性 |
金属石鹼カス | クエン酸・酸性洗剤 | アルカリ性 |
石鹼カスには、『酸性石鹼』『金属石鹼』の2つの汚れがあります。
酸性石鹼カスは、皮脂と石鹼が混ざった汚れです。
黒または灰色でベタベタしています。反対の性質であるアルカリ性洗剤を使って落としましょう。
金属石鹼は、水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムと、石鹼が混ざった汚れです。
白くて硬く、水で洗い流すことはできないので、酸性洗剤を使って落としましょう。
お風呂の汚れを防ぐには?
お風呂の汚れを防ぐことができれば、毎日の掃除も楽になる!
この項目では、お風呂の汚れを防止する方法を2つご紹介します。
どちらも簡単にできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
24時間換気扇を回す
入浴後のお風呂場は湿気がこもっています。
高温多湿の環境は、カビやコバエの発生原因となるので、入浴後はすぐに換気扇を回し、浴室内を『乾燥』させましょう。
カビやコバエは乾燥を嫌うので、汚れが付きにくくなります。
入浴時以外の24時間、換気扇を回しっぱなしにしましょう。
常に乾燥させるために回しっぱなしが良いことが分かったけど、電気代が心配・・・
安心して♪
換気扇を常にまわしても、電気代は1か月で約450円程度ですよ!
なるほど!1日15円なら安心だね!
※お風呂の広さ、換気扇の種類によっては金額が変わる場合があります
参考:お風呂の換気扇を「24時間」つけっぱなしだけど、電気代はいくらかかってる? 消してもあまり節約にはならないの?|Yahoo!ニュース
小物は浮かせて収納
お風呂掃除が面倒に感じる原因の一つにあるのが、カビやヌメリ汚れ。
シャンプーボトルや石鹼置きなどの小物だけでなく、掃除用具や椅子などあらゆるアイテムにすぐに付着します。
そもそも、このヌメリの正体や原因は何なのでしょうか?
赤カビと呼ばれることもあるピンクヌメリですが、実際はカビではなく、ロドトルラという酵母菌やメチロバクテリウムという菌が繁殖したものです。人の皮脂などの汚れを栄養源にして、水滴が残っている所や汚れている所で増殖します。
アース製薬
だから定期的に掃除をしていても、ぬめりが発生するんですね!
ヌメリを100%防ぐことはできませんが、大切なのは予防すること!
では、カビやぬめり汚れを防ぐにはどうすればいい?
ズバリ!収納方法を見直すことです!
具体的にはどう見直せばいいの?
カビやヌメリの原因である水・汚れを付着させないような収納をしましょう!
参考:黒カビやピンクヌメリとはもうサヨナラ!お風呂のカビ掃除と予防方法|アース製薬
まとめ
以上、毎日やった方がいい掃除箇所や、お風呂掃除のベストタイミング、毎日続けられるお風呂掃除のやり方、週に1回の念入り掃除方法、掃除のコツなどについてご紹介しました。
- 毎日のお風呂掃除は『入浴時に使用する箇所』を掃除する
- お風呂掃除のタイミングは、「入浴中~入浴後すぐ」がおすすめ
- 掃除のコツは「汚れに合う洗剤」を使用すること
お風呂の汚れを放置してしまうと、『カビや菌の発生』『健康被害』『コバエが湧く』などといったことに・・・
また、普段なら簡単に落とせる汚れも硬くなり、浴室の至る所にこびりついてしまうため、大掛かりな掃除をすることになってしまいます。
掃除の手間を省くためにも、今回ご紹介した内容を参考に、毎日簡単にでもお風呂掃除をする習慣をつけましょう。
頑固な黒カビ汚れにお困りの方へ
定期的に掃除をしてキレイにしていても、黒カビがすぐに発生する・・・
市販の塩素系洗剤を使っても、黒カビが落ちない・・・
このように、何をしても落とせない黒カビは、クリーニング業者への依頼を検討してみることをおすすめします。
放置すると、黒カビはどんどん繫殖して根を深くはり、自分では対処できなくなってしまいます。
クリーニングのプロに依頼し、根本解決してもらいましょう!
できるだけ早く対処すれば、黒カビの繁殖を抑えることができます!
参考:最近の浴室の使い方とカビ・酵母の実態と対策|KAO
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