いつの間にかお風呂場にコバエが・・・どこから発生したの?
浴室にコバエが数匹・・・不快なので今すぐ駆除したい
体の汚れを落としたり、1日の疲れを癒す場所であるお風呂。
しかし、コバエにとってもお風呂は、居心地の良い場所でもあります。
特に、春や秋、梅雨時期になると頻繫に見かけるようになります。
気づいた頃には大量発生・・・なんてこともあるので、早めに対処しましょう!
この記事では、お風呂場に発生するコバエ『チョウバエ』の特徴や、発生原因、弱点、駆除方法についてご紹介します。
また、駆除のポイントや予防方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
湿気・汚れを好む「チョウバエ」
生態まとめ
体長 | 約4~5mm(オオチョウバエ) 約1~2mm(ホシチョウバエ) |
色 | 灰褐色 |
成虫の形状 | 逆ハート型 |
発生場所 | お風呂(浴室)/トイレ/キッチン/洗面所など |
発生時期 | 4~11月 (環境によっては年中発生することもある) |
好物 | 汚水/ヘドロ/油汚れ(皮脂汚れや石鹼カス) |
4~11月の比較的暖かい時期になると、お風呂やトイレ、キッチンなどの水回りに発生する小さな虫。
その正体は『チョウバエ』です。
日本に生息するチョウバエは、約60種類と言われてますが、家の中で見かけるのは以下の2種類です。
- オオチョウバエ
- ホシチョウバエ
オオチョウバエは、ホシチョウバエよりも体長が倍以上大きいですが、発生場所や好物は同じです。
発生時期は、暖かくて過ごしやすい4~11月頃ですが、お風呂場は暖かく湿気や汚れが溜まりやすい場所なので、年中発生することもあります。
こちらの記事では、キッチンに発生するコバエ『ショウジョウバエ』について詳しく解説しています!
チョウバエの一生
卵 | 幼虫 | 蛹(サナギ) | 成虫 |
約2日間 | 約14日間 | 約3~4日間 | 約~14日間 |
参考:チョウバエ 生態と種類を知る|大日本除虫菊株式会社
チョウバエの成虫は、湿気と汚れのある場所を見つけて産卵します。
寿命はわずか14日と短いですが、1回で約200~300個もの卵を産むことができるため、放置するとすぐに大量発生してしまいます。
チョウバエの発生源は「排水口」
チョウバエの発生源は、主にお風呂やキッチン、洗面所の『排水口』です。
排水口は、汚れやヌメリが溜まりやすく、暗くてジメジメしているので、チョウバエにとって住み心地の良い最高の環境です。
お風呂場では石鹼カスや皮脂汚れ、垢、キッチンでは生ゴミや油汚れなどをエサにして、卵から幼虫、蛹(サナギ)、成虫へと成長し、繁殖を繰り返します。
また、臭いに誘われて窓や網戸、吸排気口のわずかな隙間から侵入することもある非常にやっかいな害虫です。
なるほど!だから水回りでよく見かけるんですね!
退治できないチョウバエは駆除業者に依頼
画像引用:害虫駆除110番公式ホームページ
\24時間365日対応可能/
発生原因は「不衛生な環境」
チョウバエが発生する最大の原因は、『不衛生な環境』です。
汚れをエサとするチョウバエは、汚れが溜まれば溜まるほど好んでいつまでも住み着きます。
チョウバエは、ダニや蚊とは違って人を刺したり嚙んだりすることはありません。
しかし、不衛生な環境に住んでいるため、食品や調理器具に止まって菌が付着してしまったり、最悪の場合、料理と一緒に食べてしまう危険性があるので、汚れを溜めないことが大切です。
発生を防ぐには、定期的に掃除をして、きれいに保つことが大切なんですね!
ここでちょっとおさらいです!
チョウバエの発生条件を簡単にまとめました。
予防するためにも重要なポイントなので、しっかり把握しておきましょう!
「チョウバエ」の弱点は4つ
見かけるだけで鳥肌が立つほど不快なチョウバエですが、実は4つの弱点があります。
それは、『匂い』『乾燥』『高温』『清潔』です。
それぞれ詳しく解説していきます!
チョウバエの弱点①匂い
チョウバエに限らず、家庭内で発生するハエ(コバエ)は人間が好む匂いを嫌います。
- ハッカ
- ペパーミント
- ユーカリ
- ローズマリー
- ラベンダー
これらの匂いで駆除することはできませんが、外からの侵入経路である窓や網戸にスプレーして寄り付きを防ぎましょう。
チョウバエの弱点②乾燥
チョウバエは、乾燥している場所を嫌います。
毎日入浴するお風呂や、調理場であるキッチンを完全に乾燥させることは難しいですが、日頃から以下のような対策を行い、乾燥させることを意識しましょう。
- 水気を軽く切ってからお風呂を出る
- 入浴後すぐに換気扇を回す
- 浴室の換気扇は常に回しっぱなしにする
水回りを乾燥させれば、カビ予防にもなるから、まさに一石二鳥だね!
チョウバエの弱点③35℃以上の高温
チョウバエは、適温である15~25℃になると活発に活動しますが、32度になると動きが鈍くなり、35度以上の高温下では体力が低下し、最悪の場合、死滅します。
成虫だけでなく、卵や幼虫も同じく高温には耐えられないので、弱点を活かして駆除しましょう!
以下の項目『卵にも効果的!チョウバエの駆除方法』で、具体的な駆除方法をご紹介しますね!
参考:オオチョ ウパエの発育に及ぼす温度の影響|農学研究
チョウバエの弱点④清潔な環境
チョウバエは、不衛生な環境に発生し、住み着きます。
反対に、エサ(汚れ)がない清潔な環境では生きられません。
チョウバエが発生しづらい環境を作るためにも、定期的な掃除を心掛け、きれいな状態を維持しましょう。
駆除のポイントは「早めの対処」幼虫期が狙い目!
大量発生しているチョウバエを、効率よく駆除したい!どうすればいい?
家の中でチョウバエを見つけたら、速やかに退治しましょう。
特に、何匹も飛んでいる場合は、すでにあらゆる所に卵を産み付けられている可能性が高いため、駆除を先延ばしにしてしまうとすぐに大量発生してしまいます。
駆除のポイントは、『卵や幼虫期のうちに退治』すること!
チョウバエは、他のハエよりも幼虫の期間が約14日間と長いため、成虫になる前に退治しましょう。
卵や幼虫は飛べないから、これなら簡単に駆除できるね!
繫殖ポイントである排水口、浴槽下のエプロンをチェックしてみよう!
こちらの記事もチェックしてみてね!
卵にも効果的!チョウバエの駆除方法
駆除のポイントが分かったところで、さっそく作業に取りかかりましょう。
効果的な駆除方法は、以下の通りです。
- 60℃のお湯で退治
- 専用の駆除剤を使用する
- 漂白剤で退治
60℃のお湯で退治
50度~60度程度のお湯を、発生している場所に直接かけて退治しましょう。
そうすることで、高温に弱いチョウバエを一気に死滅させることができます。
ここで注意していただきたいのが、お湯の温度です。
60度以上の熱湯をチョウバエが居る排水口にかけてしまうと、中の排水管が痛んだり、変形、破損してしまいます。
排水管が破損すると、下水臭が部屋中に充満したり、大量の水漏れなどが起こってしまうため、注意しましょう。
また、排水管の寿命が縮まるから、お湯をかけるのは避けたい!という方は、排水口に氷水を流し込みましょう。
寒い環境に耐えられないチョウバエを、一気に駆除できます!
これなら簡単に駆除できるけど、お湯を使う場合は設定温度に要注意だね!
専用の駆除剤を使用する
チョウバエに効果的な駆除剤を使って退治しましょう。
ドラッグストアやホームセンター、ネット通販で簡単に入手できます。
例えば、部屋中を飛び回っている成虫には電撃殺虫器
手が届きにくい浴槽下のエプロンには泡のスプレータイプ
このように、用途に合わせて使い分けましょう!
漂白剤で退治
除菌や漂白に効果的な、ハイター(塩素系漂白剤)を使って駆除もおすすめです。
駆除だけでなく、お風呂に溜まった汚れやヌメリ、臭い、黒カビまで除去できるのでお風呂場がピカピカになりますよ!
漂白剤を使えば、駆除ついでに掃除ができるので楽ちん!
退治できないチョウバエは駆除業者に依頼
画像引用:害虫駆除110番公式ホームページ
\日本全国に対応/
チョウバエの発生を防ぐには?
発生を予防する方法をご紹介します。
大切なのは、『住み着きにくい環境を作ること』『侵入経路を作らないこと』です。
日頃から取り組んでおくことで、発生を激的に減らすことができます。
- パイプユニッシュを使って掃除
- 隙間を塞ぐ
- チョウバエが嫌う匂いをスプレーする
パイプユニッシュを使って掃除
排水口や排水管は定期的に掃除しましょう。
しかし、排水管を自分できれいにするには、時間や労力がかかるうえに専門知識がないと非常に難しい作業となります。
そこでおすすめなのが、パイプユニッシュなどの排水管専用の洗浄剤を使うことです。
排水管の奥に溜まったヌメリや汚れを簡単に取り除くことができます。
2週間に1回を目安に使用しましょう!
隙間を塞ぐ
発生を防ぐには、侵入経路である『隙間』を塞ぎましょう。
水回り以外では、窓や網戸、吸排気口の隙間から侵入するケースが多いので、網戸を目の細かいタイプに変えたり、吸排気口にフィルターを付けるなどして対策しましょう。
チョウバエが嫌う匂いをスプレーする
チョウバエは、ハッカやペパーミントなどの香りを嫌います。
各部屋の窓や、キッチン、玄関周りに、チョウバエが嫌う匂いをスプレーして、外からの侵入を防ぎましょう。
まとめ
以上、お風呂場に発生する『チョウバエ』の特徴や、発生原因、駆除方法、予防方法についてご紹介しました。
チョウバエは人を刺したり嚙んだりすることはありませんが、不衛生な環境を好んで住み着き、すぐに大量発生してしまいます。
これまで、駆除のポイントや、効果的な駆除方法をご紹介しましたが、何よりも大切なのは『汚れを溜めない』こと。
そのためには、定期的な掃除を行いましょう。
そうすれば、うっとおしいコバエ達から解放され、毎日快適に過ごすことができます。
退治できないチョウバエは駆除業者に依頼
画像引用:害虫駆除110番公式ホームページ
\駆除後も1年間保証/