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便座裏の尿石をきれいに落とすには?│トイレ便座裏の掃除方法を徹底解説

2023年3月14日

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トイレの便器に付着する、固まって黄ばんだ汚れ。

その黄ばみの原因は尿石です。

尿石は、尿に含まれるたんぱく質やカルシウムなどの成分が結合して固まったものです。
付着するとトイレに嫌な臭いが充満し、擦り洗いをしてもなかなか落とせません。

そんな頑固な尿石を落とすにはどうすればいいのでしょうか?

この記事では、便座裏にこびりついた尿石をきれいに落とす方法や、注意点、尿石を予防する方法をご紹介します。
頑固な尿石をきれいに取り除いて、トイレのイヤな臭いをなくしましょう!

トイレの黄ばみ(尿石)ができる理由

尿石は、跳ねた尿や、飛び出した尿によって、便座裏や便器フチ、壁、床などに付着します。

尿石の汚れはアルカリ性の性質を持っており、尿石が付着したトイレにはアンモニアが発生しているので、取り除かない限り、トイレから悪臭が漂います。

尿石は、普段の生活の中ではなかなか気づきにくい所に細かい尿が飛び散るため、時間の経過と共に尿が固まり、やがて黄ばみを持った尿石となります。

また、尿石に雑菌が増殖すると、一度付着した尿石がどんどん蓄積し、頑固で落ちにくい汚れとなってしまいます。

トイレの便座裏についた黄ばみ(尿石)の掃除方法

トイレのあらゆる所に付着する尿石ですが、その中でも特に便座の裏に付着することが多いです。

そんなやっかいな尿石を取り除くにはどうすればいいのでしょうか?

この項目では、トイレの便座裏についた黄ばみ(尿石)の掃除方法ついてご紹介します。

また、尿の付着度合いによっても落とし方が変わるので、「軽い尿石の汚れ」・「こびり付いた尿石の汚れ」・「落ちない頑固な尿石の汚れ」の3つに分けてそれぞれ詳しく解説していきたいと思います。

軽い尿石の汚れ:クエン酸が効果的

上記でご説明したように、尿石アルカリ性の性質を持っています。
尿石の汚れを取り除くには、反対の性質を持つ「酸性」の洗剤が効果的です。

軽い尿石の汚れは、付着してからそれほど時間が経過していない状態なので、比較的お掃除しやすくなっています。

そんな軽い尿石汚れを落とすのにおすすめなのが、
肌が弱い人や臭いに敏感な人でも安心して使える自然由来成分の「クエン酸」です。

クエン酸は、少量できれいに汚れが落とせる上に安価で購入でき、アンモニアのイヤなニオイを消臭させる効果があります。

また、トイレ掃除以外のガスコンロや浴室など様々な場所の掃除にも使えるので、とても便利です。なるべく常備しておきましょう。

掃除方法は以下のとおりです。

1.水200mlにクエン酸小さじ1(約5g)の割合でクエン酸水を作る
2. スプレーボトルに1で作ったクエン酸水を入れる
3.クエン酸水スプレーを尿石が付着している所に拭きかける
4. 3の上にトイレットペーパーを被せて再度スプレーし、約20分程度放置する
5.約20分放置後、トイレの水を流す
6.ふやけた尿石をトイレブラシで擦り落とす

それでも落ちない場合は、クエン酸を粉のまま振りかけてブラシで擦り落としましょう。

こびり付いた尿石の汚れ:尿石専用洗剤が効果的

こびり付いた尿石の場合は、弱酸性のクエン酸よりもさらに洗浄力の高い「尿石専用洗剤」が効果的です。

掃除方法は以下のとおりです。

1.付着した尿石に尿石専用洗剤をかけ、約3分放置する
2.約3分後、洗剤によってふやけた尿石をトイレブラシで擦り落とす
3.トイレを流して汚れがなくなれば終わり

尿石専用洗剤の原液を便座にかけたまま長時間放置するのは便器が傷むので、やめましょう。
また、尿石専用洗剤は刺激が強いため、頻繁使用すると便器が傷み、最悪の場合便座がひび割れしてしまう恐れがあるため、どうしても落とせない汚れがある時だけ使いましょう

落ちない頑固な尿石の汚れ:直接削り落とす

これまでにご紹介した、「軽い尿石の汚れ」や「こびり付いた尿石の汚れ」でも落とせない頑固な尿石汚れには、尿石専用の耐水サンドペーパーを使って削り落としましょう。

掃除方法は以下のとおりです。

1.尿石専用の耐水サンドペーパーを水につける
2. 1のサンドペーパーを頑固な尿石部分に直接つけ、軽く擦り落とす
3.トイレの水を流して終了

便器は陶器でできているため、何度も同じ場所を擦ると便器を傷つけてしまう恐れがあります。
必ず専用のサンドペーパーを使って下さい。
また、サンドペーパーでの掃除は、あくまでも頑固な尿石の表面を軽く削り落とし、ある程度尿石が落ちたら汚れ具合を見て、「軽い尿石の汚れ」や「こびり付いた尿石の汚れ」どちらかのトイレ掃除方法に切替えましょう。
こうすることで便器の傷を防ぐだけでなく、便器の寿命を長持ちさせることにも繋がります。

トイレのフチ裏についた黄ばみ(尿石)の掃除方法

トイレのフチ裏は尿石だけでなく、白い汚れの「水垢汚れ」、黒ずみ汚れの「黒カビ」によって汚れ、それぞれ性質が異なります。

尿石や水垢汚れはアルカリ性のため、反対の酸性の洗剤によって汚れを落とすことができますが、黒カビは酸性のため、アルカリ性の塩素系カビ取り剤を使用して掃除しましょう。

ただし、酸性とアルカリ性の洗剤を混ぜると有害ガスが発生し、人体に悪影響を及ぼしますので、絶対に洗剤を混ぜるなどしての掃除はしないでください。

汚れ尿石水垢黒カビ
性質アルカリ性アルカリ性酸性
洗剤酸性の洗剤酸性の洗剤アルカリ性の洗剤

トイレの床についた黄ばみ(尿石)の掃除方法

トイレの床の掃除方法は、基本的にお掃除シートで拭き取るだけです。

拭き取る際のポイントを3つご紹介します。

・トイレの奥から手前側へ、ホコリやゴミを手前に押し出すように拭く
・便器前面の床は尿が飛び散りやすいので、クエン酸水スプレーを拭きかけながら念入りに掃除!
・便器と床との隙間には汚れが溜まりやすいので、クエン酸水スプレーを拭きかけながらしっかり拭く

トイレの床掃除は、丁寧に掃除しても10分ほどで終わるので、日頃からこまめにお手入れしましょう。

便器と床との隙間にマスキングテープを貼っておけば、汚れがすき間に入りにくくなり、掃除が楽になりますよ♪
マスキングテープは、2週間に1回を目安に、取り換えましょう!

トイレの壁についた黄ばみ(尿石)の掃除方法

トイレの壁は、デリケートな素材となっているため、

強く擦ると壁が剥がれてしまったり、使用する洗剤を間違えると壁が変色したり、

最悪の場合、壁紙の交換・・・なんてことになってしまうので、正しいやり方で掃除しましょう。

掃除方法は、弱酸性のクエン酸泡スプレーをかけ、約20分ほど放置して雑巾で拭き取るだけです。

出典:Yahoo!Japan


スプレーは、液体タイプではなく、泡タイプにすることで、尿石で汚れた壁にクエン酸の泡がしっかりと密着し、汚れが落ちやすくなります。

トイレの黄ばみ(尿石)を予防するには?

こびりついた尿石を取るには、手間や時間がかかって大変です。

尿石をついたままにすると、当然見た目が悪く、衛生的にもよくありません。

ですが、普段から尿石汚れを予防することで、きれいな状態をキープすることができます。

この項目では、日頃からトイレの黄ばみ(尿石)を予防する方法を4つご紹介します。

こまめに簡単な掃除をする

尿石汚れを防ぐには「定期的な掃除」をすることが重要です。

ただし、念入りな掃除を定期的にするのは、モチベーションが下がりやすくなるため、続けるのはなかなか難しいかと思います。
かといって汚れがひどくなってから大がかりな掃除をするのはもっと大変です。

ですので、一番いいお手入れ方法としては、一日の終わりにトイレを使った後、さっとできる簡単な掃除をすることです。

やり方としては、掃除シートまたは、軽く濡らしたトイレットペーパーで尿石が溜まりやすい便器や床、壁を軽く拭き取ったり、クエン酸水スプレーを使って便器内を軽くスプレーするなどといった数分で出来る掃除方法です。

クエン酸水スプレーを拭きかけることで、消臭効果も期待できるため、すぐに取り出せる場所に置いておくと便利です。

男性も座ってトイレをする

なるべく尿を飛び散らせないためにも、男性も便座に座って用を足すよう家族にお願いしましょう。

そうすることで、尿の飛び散る範囲が狭まって、飛び散る量をおさえることができます。

掃除の負担を減らすためにも家族に協力してもらうことが大切です。

便器内をコーティングする

便器内をコーティングすることで、尿石が残ったり、溜まりにくくなります。

おすすめは、トイレ掃除をした後にトイレ専用スタンプやスプレー便器をコーティングすることです。

尿石の汚れを防ぐだけでなく、一緒に消臭効果も期待できるでしょう。

トイレ後は毎回流す

水道代を節約するために2、3回溜めてから一緒に流したり、少量の水で流すという人もいるかもしれません。

ですがそれを繰り返すと、かえって尿石が便器に付着しやすくなってしまいます。

節約することも大切かとは思いますが、後々の掃除を楽にするためにも、トイレを使用したらその都度水を流し尿石を残さないようにしましょう。

トイレの黄ばみ(尿石)を掃除する時の注意点

尿石の掃除には、いくつか注意すべきポイントがあります。

一つめが、酸性の洗剤を使用する際は十分に気を付けることです。
万が一使用中に、目や皮膚などに液体が付いてしまった場合、目の損傷や皮膚の炎症を防ぐためにも、すぐに石鹸と水でついた洗剤を洗い流しましょう。

二つ目が、洗剤は強力な洗浄剤のため、洗剤独特のツンとした臭いがします。
洗剤の刺激臭で、気持ち悪くなるなど、体調不良になる可能性もあります。
使用する際は、窓や扉を開けマスクとビニール手袋を着用し、万全の状態で使うようにしましょう。

三つ目は、洗浄力をより強くする理由で、他の洗剤と混ぜて使用するのはやめましょう
特にカビ取り剤に効果のある塩素系洗剤と併用することで、有毒ガスが発生し、人体に悪影響を及ぼします。

使用する前にあらかじめ、洗剤の注意書きや使用方法を必ず確認しましょう。

まとめ

今回は、便座裏にこびりついた尿石をきれいに落とす方法や、注意点、尿石を予防する方法をお伝えしました。

尿石は便器だけでなく、便座裏や便器フチ、壁、床など様々な場所に付着します。

尿石が付着する主な原因は、尿の飛び散りや尿の残りを放置してしまうことです。

頑固な尿石をこびりつかせないためにも、日頃から簡単な掃除をすることを心掛けることが何よりも重要です。

そうすることで、常にきれいな状態でトイレを気持ちよく使えるようになるでしょう。

  • この記事を書いた人

よつば

2年に1回の頻度で引っ越す、引っ越しが多い夫婦2人暮らし。 賃貸住まい。 引っ越す度に荷物整理に苦労することから、 シンプルでキレイな生活を日々目指しています! このブログでは、掃除方法やおすすめ掃除用具など 掃除に関する記事を日々つづっています。

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