クローゼットや下駄箱などの収納スペースは、湿気がこもりやすい場所です。
その対策として多くの家庭で使われているのが『除湿剤』ですが、ドラッグストアやホームセンター、通販サイトを見てみると、種類や形状、成分など異なる商品が数多く並んでいます。
そのため、
「結局どれを選べばいいの?」
「収納場所によって使い分ける必要はあるの?」
このように、何となく選んで使っているけれど、実はよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、収納場所に合った選び方や効果を高める使い方、そして困りがちな処分方法まで除湿剤に関する疑問を分かりやすく解説します。
また、おすすめの除湿剤8選についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
【はじめに】除湿剤の効果

除湿剤にはどんな効果があるの?
除湿剤の効果は、その名の通り収納空間にこもった湿気を取り除くことです。
適切に除湿剤を使うことで湿気を抑え、収納スペースで起こりがちなトラブルを未然に防ぐことができます。
- カビ/ダニ/衣類害虫の発生防止
- 湿気による悪臭防止
- 素材の劣化・変形・傷み防止
- 金属製品のサビ防止
除湿剤の選び方

除湿剤には、さまざまなメーカーから数多く販売されており、成分や形状、用途もさまざまです。
そのため、「どれを選べば自分の収納スペースに合うのか分からない」と迷ってしまうかたも少なくありません。
そこでこの項目では、以下の3つのポイントに分けてそれぞれ詳しくご紹介します。
- 成分
- 形状
- その他効果
あなたの収納スペースにぴったりの除湿剤が見つかるよう、分かりやすく解説していきます!
成分で選ぶ
1つ目は、「成分」です。
| 成分 | 塩化カルシウム | シリカゲルA | シリカゲルB | 生石灰 | 炭 |
| 吸湿力 | ◎ | △ | 〇 | 〇 | △ |
| 吸湿後 | 液状/ゼリー状 | 粒の色が変化する | 粒の色が変化する | 膨張 | 重くなる |
| 吸湿量 | 自重の3~4倍 | 自重の約25~40% | 自重の約70% | 自重の約25% | 自重の約10% |
| 持続性 | △ ~3ヶ月 | 〇 ~6ヶ月 | 〇 ~6ヶ月 | △ 数週間~数カ月 | ◎ 半永久 |
| 再利用 | - | △ | 〇 | - | 〇 |
| 特徴 | 広い空間の吸湿に適している | 低湿度時の吸湿力◎ Bよりも吸湿容量が小さい | 高湿度時の吸湿力◎ Aよりも吸湿容量が大きい | 水と反応して発熱する | 除湿と脱臭を同時にできる |
除湿剤には、大きく分けて次の5つの種類があります。
- 塩化カルシウム
- シリカゲルA
- シリカゲルB
- 生石灰
- 炭
塩化カルシウム(おすすめ)
塩化カルシウムは、除湿剤の中で最も吸湿力が高く、多くの商品に使われている代表的な成分です。
使い始めは白い粒状ですが、空気中の水分に触れると化学反応を起こし、徐々に溶けて液体(塩化カルシウム水溶液)へと変化します。
溶けた液体は、一見水道の水と変わらない見た目ですが、高い塩分濃度を含んでいます。
そのため、皮膚や目に触れると炎症を引き起こす恐れがあり、取り扱いには注意が必要です。
使用後は、溜まった液体を放置せず、早めにに処分しましょう。
吸湿力は自重の約3~4倍!
シリカゲル(おすすめはB)
シリカゲルは、無数の微細な穴を持つ粒状の乾燥剤で、その穴に水分を吸着させることで除湿します。
シリカゲルには、A型とB型の2種類があります。
A型タイプは、湿度は約20%の低湿環境から吸湿を開始するのが特徴です。
水を吸っても膨らみにくく、一度吸った水分はなかなか放出しません。
そのため、吸湿効果を復活させるには、約150℃の高温で加熱する必要があります。
シリカゲルAは、お菓子や海苔などの乾燥食品によく入っています
一方B型は、A型よりも粒子が大きく、湿度が高くなるほど吸湿力が高まります。
天日干しや加熱で水分を放出できるので、繰り返し使用できます。
収納スペースの除湿剤としてはB型の方がよく使われています
生石灰
生石灰は、水分と反応して除湿する強力な乾燥剤です。
主成分である酸化カルシウム(生石灰)は、水に触れると発熱する性質があるので、取り扱いには注意が必要です。
吸湿が進むと膨張するため、交換タイミングが分かりやすいものの、一度使用すると再利用はできません。
処分時は可燃ゴミとして捨てられますが、水に濡れると発火・発熱の危険があるため、注意しましょう。
濡れた生ゴミやウェットシートなどと一緒に捨てないよう注意しましょう
炭
炭は、表面にある無数の小さな穴によって、水分を吸収・放出する「調湿」と嫌なニオイを抑える「脱臭」の2つの効果があります。
塩化カルシウムのような即効性や高い吸湿量はありませんが、湿度を一定に保つ働きがあり、半永久的に使用できる点が魅力です。
形状で選ぶ
除湿剤には、3つの形状があります。
| 形状 | 特徴 | おすすめの設置場所 |
| 置き型 (タンク) | 吸湿量が多い 広い空間におすすめ 本体サイズが大きい | クローゼット/シンク下/下駄箱/押入れ |
| シート | 薄くて軽い 除湿量はやや少なめ 狭い空間におすすめ | 衣装ケース/引き出し/布団の下/カバンの中 |
| 吊り下げ | 設置場所が限られる ハンガーのように吊るすだけで使える | クローゼットのポール |
形状によって得意な設置場所や使い勝手が異なるため、場所に合った形状を選ぶことが、除湿効果を最大限に引き出すポイントです。
その他効果で選ぶ
「除湿剤は、湿気を取るだけ」
と思われがちですが、実は商品によって除湿以外の以下のような効果も備えています。
- 吸湿量
- 芳香
- カビ・ダニ防止
- 黄ばみ防止
- 消臭
- 抗菌
まずは収納環境を確認し、湿気・カビ・ニオイ・虫など、何が一番の悩みかを把握することが、失敗しない対策の第一歩です。
問題に合った除湿・防虫対策を選べば、ムダな買い替えを防ぎ、大切な衣類や収納物をしっかり守ることができます。
【形状別】おすすめの除湿剤8選

除湿剤はどれがおすすめ?
この項目では、おすすめの成分「塩化カルシウム」「シリカゲルB型」の中から8つ厳選したのでご紹介します。
クローゼットや下駄箱に「置き型タイプ」
人気商品!備長炭ドライペット
| 商品名 | 備長炭ドライペット |
| メーカー | エステー |
| 成分 | 塩化カルシウム/活性炭/備長炭 |
除湿に加えて周囲の臭い対策もしたい人におすすめです!
Amazon売れ筋
詰め替えできる!ドライペット コンパクト
| 商品名 | ドライペット コンパクト |
| メーカー | エステー |
| 成分 | 塩化カルシウム |
ゴミ出し頻度を抑えたい・コストを抑えたい人におすすめです!
コンパクト形状
大容量!アドグッド
| 商品名 | アドグッド除湿剤 |
| メーカー | アドグッド |
| 成分 | 塩化カルシウム/防カビ剤/消臭剤 |
交換の手間を省きたい・広い空間に設置したい人におすすめです!
大容量
引き出しや衣装ケースに「シートタイプ」
繰り返し使える!ノンスメルドライ
| 商品名 | ノンスメルドライ 大判くりかえシート |
| メーカー | 白元アース |
| 成分 | シリカゲルB型/活性炭 |
コスパを重視している人におすすめです!
用途に合わせて設置
効果が一目で分かる!ドライペット
| 商品名 | ドライペット備長炭除湿剤 引き出し・衣装ケース用 |
| メーカー | エステー |
| 成分 | 塩化カルシウム/活性炭/備長炭/保水材剤 |
余っても保管しやすいことから、一人暮らしや少人数世帯におすすめです!
余ってもしっかり保管
繰り返し使える!ドライペット ふとん快適シート
| 商品名 | ドライペット ふとん快適シート |
| メーカー | エステー |
| 成分 | シリカゲルB/酸化亜鉛/特殊消臭粒 |
花粉などで布団が干せない時期や、寝具の劣化防止におすすめです!
繰り返し使える
クローゼットのポールに「吊り下げタイプ」
5つの効果!ドライ&ドライUP
| 商品名 | ドライ&ドライUP クローゼット用 |
| メーカー | 白元アース |
| 成分 | 塩化カルシウム/保水剤 防カビ・ダニ除け剤 |
機能性を重視している人におすすめです!
5つの効果でしっかり保護
洗って繰り返し使える!山善除湿シート
| 商品名 | 除湿シート 衣類用 |
| メーカー | 山善(YAMAZEN) |
| 成分 | シリカゲルB/珪藻土/炭 |
できるだけ長く衛生的に使いたい人におすすめです!
洗濯機で洗える
除湿剤の効果を高める使い方

除湿剤を効果的に使うには?
この項目では、除湿剤の効果を高めるポイントを形状別に3つご紹介します。
置き型タイプ:低所・隅に置く
湿気は、低い場所に溜まりやすいという性質があります。
そのため、除湿剤は床に近い低所に置きましょう。
また、クローゼットや押入れに設置する場合は、床の四隅に、下駄箱は最下段の隅に置きましょう。
シートタイプ:衣類の上
シートタイプの除湿剤は、吸湿面を上にして衣類の一番上に置きましょう。
衣類の上に置くことで、湿気が衣類全体に回る前に効率よく吸収させることができます。
吊り下げタイプ:衣類と衣類の間に入れる
吊り下げタイプの除湿剤は、衣類と衣類の間に設置しましょう。
衣類同士は、指2本分ほどの隙間を空けて、空気の通り道を作りましょう。
また、使用中はクローゼットの扉を閉めたままにすることで、外からの湿気の出入りを防ぎ、除湿効果が安定します。
使用済み除湿剤の捨て方は?

最後に、使い終わった除湿剤の捨て方についてご紹介します。
一般的な処分方法は、それぞれ以下の表の通りです。
| 成分 | 塩化カルシウム | シリカゲル | 生石灰 | 炭 |
| 処分方法 | 液体を排水口に流す | そのまま可燃ゴミで処分 | 乾燥させて可燃ゴミ で処分※濡らさない | そのまま可燃ゴミで処分 |
必ず商品パッケージに記載されている処分方法や自治体のルールを確認してから処分しましょう。
また、使用後のタンク容器はプラスチックゴミ、シートタイプは可燃ゴミで処分します。
まとめ
以上、除湿剤の選び方や効果を高める使い方、おすすめの除湿剤についてご紹介しました。
- 除湿剤は、収納空間の湿気対策に便利なアイテム
- さまざまな成分があるが、おすすめは「塩化カルシウム」「シリカゲルB型」
今回ご紹介した内容を参考に、湿気による素材の劣化、カビ・ダニの発生のない収納空間を目指しましょう!