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【閲覧注意】洗濯物につく茶色い小さな虫の正体は?対策や予防法をご紹介

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【閲覧注意】洗濯物につく茶色い小さな虫の正体は?対策や予防法をご紹介

※この記事には虫の画像が含まれています。苦手な方はご注意ください

いつものように外に干した洗濯物を取り込もうとしたときのことです。

何気なく見たTシャツの袖に、茶色くて小さな虫が…

慌ててティッシュで掴んで撃退したものの、よく見ると他の洗濯物にも同じ虫が何匹も付着していて、プチパニック。

泣く泣くすべて対処しました。

しかし、このままでは安心して外干しができないので、「この虫は一体何なのか?」「どうすれば防げるのか?」とすぐに調べてみました。

その結果、「タバコシバンムシ」または「ヒメカツオブシムシ」である可能性が高いことが判明しました。

この記事では、それぞれの虫の特徴や、実際に私が行った対策・予防法について詳しくご紹介します。

「最近、洗濯物に小さな虫がついて困っている」「部屋の中で小さな虫をよく見かける」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

次の項目には、実際に洗濯物に付着していた虫の画像が表示されます。虫が苦手な方はご注意ください。

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【閲覧注意】洗濯物に付着していた茶色い小さな虫

【閲覧注意】洗濯物に付着していた茶色い小さな虫
実際に見つけた虫の一部の写真です

最初にその虫を見つけたのは、5月下旬のある日でした。

その日は一日中どんよりとした曇り空で、気温は23℃ほど。

洗濯物に付着していた茶色い粒のような小さな虫

衣類に手が触れたとたん、素早く動き回る。。。

この日は曇りで雨上がりでもあったため、「たまたま飛んできたのかな…?」と思い、数日後、今度は晴れた日に干してみました。

しかし、前回と同じ虫がまた複数匹付いていました。。。

この虫、一体なに⁈洗濯物に付く虫の特徴

発見した虫の特徴をまとめてみました。

  • 小さい(体長2mmほど)
  • 全身がこげ茶色
  • 羽があって飛ぶ
  • 動きが速い
  • 淡い色や白色の洗濯物によく付く
  • 天気は晴れ・曇りどちらでも発生
  • 気温は20度前後
  • 洗濯物のシワや裏側、タグの隙間などでじっとしている

特徴をもとに虫の正体を調査してみた

特徴をもとに虫の正体を調査してみた

特徴をもとに調べた結果、該当しそうなのは以下の2種でした。

  • タバコシバンムシ
  • ヒメカツオブシムシ

共通点は、どちらも刺したり噛むなど、人に対して直接的な害は基本的にはないようです。

とは言え、とにかく不快。

洗濯物小さい虫タバコシバンムシヒメカツオブシムシ
見た目光沢のある赤褐色
触角はのこぎり歯状
体長 約2〜3mm
黒色の楕円形
体長 約4~6mm
食害タバコ/ドライフラワー
乾燥食品/動物性繊維
絨毯/衣類/乾燥食品
生息場所日本全国
(北海道では少ない)
日本全国
発生時期5〜6月/10〜11月4月下旬〜5月頃

参考:ヒメカツオブシムシ|東京文化財研究所

参考:ヒメカツオブシムシ|イカリ消毒

参考:タバコシバンムシ|イカリ消毒

150種の害虫を駆除

生態とライフサイクル

生態とライフサイクル

効果的な対策を行うためにも、「タバコシバンムシ」「ヒメカツオブシムシ」それぞれの生態を把握し、対処法を考えましょう。

タバコシバンムシ

生態とライフサイクル

かつてタバコの葉を加害していたことから、その名がついた「タバコシバンムシ」。

成虫は、5月~6月、10月~11月の年2回発生しますが、暖房の効いた暖かい環境では、年間を通して発生することもあります。

成虫の寿命はわずか20日と短いものの、その間に約70個もの卵を一度に産むとされ、油断は禁物です。

夜行性のため、日中はほとんど動かずじっとしており、夜になると光に寄せられて活発に飛び回ります。

そのため気づかないうちに室内に侵入していることも少なくありません。

さらに驚くべきことに、タバコシバンムシはハッカ(ミント)やフローラル系の香りを好むという特徴があります。

アロマや芳香剤を使っているお部屋では、逆に寄ってきてしまう可能性もあるのです。

タバコに限らず雑食性のタバコシバンムシですが、特に乾燥食品や畳を好むことから、室内ではキッチンに出現することも。

さらに、動物性繊維も食害するため、洗濯物に付着したままクローゼットにしまってしまうと、衣類に被害が広がることもあります。

参考:タバコシバンムシ|東京文化財研究所

ヒメカツオブシムシ

生態とライフサイクル

「ヒメカツオブシムシ」は、ウールや毛皮、カーペットなどの繊維製品を幼虫が好んで食べることから、衣類害虫として知られています。

成虫は1年に1度、4月下旬から5月頃にかけて発生し、屋外ではハトやスズメなどの巣からも出現します。

成虫の寿命は約1ヵ月と短命ですが、その間に20~100個の卵を産むと言われています。

産卵場所として選ばれるのは、クローゼットの奥やタンスの中など、静かで暗い場所

卵からかえった幼虫は、そのまま繊維を食べながら成長していきます。

また、成虫は屋外ではキク科の花に集まって蜜を吸う習性があるため、ガーデニングの際は注意が必要です。

参考:ヒメカツオブシムシ|東京文化財研究所

実際に試した対策・予防方法

実際に試した対策

害虫の特徴や生態を把握ところで、実際に試した対策・予防方法を6つご紹介します。

実際にこの対策を行うようになってから、約1年経ちますが、遭遇する機会がかなり減ったので、今でも継続して取り組んでいます。

少しでも参考になれば嬉しいです。

  • 柔軟剤を無香タイプに変更
  • 殺虫剤をスプレーしてから干す
  • 洗濯物干しカバーの設置
  • ベランダ周辺の掃除
  • 午前中のうちに干してすぐに取り込む
  • 室内干しと除湿機の活用
よつば
よつば

それぞれ詳しくご紹介します!

柔軟剤を無香タイプに変更

まず最初に取り組んだのが、柔軟剤を無香タイプに変えること。

タバコシバンムシは、ミントやフローラル系などの香料に反応して寄ってくる習性があります。

これまで使っていた香り付きの柔軟剤を無香タイプに切り替えたところ、虫の寄り付きが明らかに減少しました。

さらに、侵入経路である窓際には芳香剤を置かないようにするなど、香りによる虫の誘引を徹底的に防止。

どうしても香りを楽しみたい方は、タバコシバンムシが苦手とするヒバの香り(森林浴を思わせるような木の香り)の芳香剤がおすすめです。

赤ちゃんの衣類にも使える

殺虫剤をスプレーしてから干す

洗濯物を干す前に、ベランダの手すりや物干し竿、壁、床などに虫よけスプレーをまんべんなく吹きかけます。

私が使用したのは、アース製薬の『虫コロリアース』です。

このスプレーは、カメムシやハチ、ユスリカ、ダニなど約150種類もの害虫に効果的です。

これだけで、洗濯物に虫が止まる回数が明らかに減少しました。

さらに、吊り下げタイプの虫よけアイテムも併用して、虫対策を徹底しました。

150種の害虫を駆除

また、タバコシバンムシは光に集まりやすい特性があるため、夜間の室内灯にも注意。

窓ガラス専用の殺虫スプレーを吹きかけるなど、侵入対策も欠かせません。

よつば
よつば

もしも、家の中に侵入した場合は、燻煙剤(くんえん)を使って部屋全体の殺虫処理を行いましょう。

約4ヵ月間有効

洗濯物干しカバーの設置

「そもそも、洗濯物を室内干しに変えればいいのでは?」と思われるかたもいるのではないでしょうか?

室内干しだと、天候に左右されたり、今回のように虫に悩まされる心配がないといったメリットがありますよね。

しかし、乾くまでに時間がかかったり、干す場所を確保したり、何よりも生乾き臭が気になるんです。

そこで取り入れたのが、『洗濯物 カバー』です。

カバーを使うことで、虫の付着だけでなく、鳥の糞や花粉からも衣類を守れます。

また、撥水加工素材のため、突然の雨でも安心です。

ただし、洗濯物を完全に保護するわけではないので、取り込む際には、取り込む際には軽く叩いたり、虫がついていないか目視で確認しています。

見つけた場合は、ガムテープやコロコロ(粘着クリーナー)でサッと捕獲できるよう、常に近くに用意しています。

突然の雨でも安心

ベランダ周辺の掃除

意外と見落としがちですが、ベランダの汚れや植物の落ち葉、排水口のつまりは、虫の格好のすみかになります。

虫の発生を防ぐには、『清潔な環境を保つこと』が何よりの対策。

私は賃貸暮らしのため水を大量に使えませんが、新聞紙を水で湿らせてホウキで転がすという方法で、定期的に掃除を行っています。

少量の水でキレイになるため、近隣住民に迷惑がかかる心配もありません。

また、観葉植物の受け皿の水もこまめに捨てることで、ボウフラや他の害虫の発生も予防しています。

隙間もラクラク

午前中のうちに干してすぐに取り込む

ほとんどの虫は夜行性のため、夕方から活動が活発になります。

そのため、虫の動きが鈍い午前中のうちに洗濯物を干し、午後イチには取り込むよう、洗濯物を干す時間帯を見直しました。

毎回できるわけではありませんが、この方法を取り入れるようになってから虫の付着率がぐっと減りました。

仕事の日は難しいと思いますが、お休みの日など時間が確保できる時にぜひ試してみてください。

サーキュレーターを活用

普段は外干し派の私ですが、虫が多くなる時期は、思い切って室内干しに切り替えました。

ここで活躍するのが、サーキュレーター

部屋の空気を効率よく循環させることで、洗濯物の乾燥時間がぐっと短縮。

さらに、気になる部屋干し臭の予防にもつながります。

分解洗浄できる

まとめ

以上、茶色い小さな虫の特徴や、対策・予防方法についてご紹介しました。

  • 洗濯物につく茶色い小さな虫の正体は「タバコシバンムシ」「ヒメカツオブシムシ」

タバコシバンムシや、ヒメカツオブシムシなどの害虫対策は「気づいた時にすぐ行動」が鉄則です。

残念ながら発生を100%防ぐことはできませんが、虫が寄り付きにくい環境を作り、継続的に保つことで、被害を最小限に抑えることができます。

「洗濯物に虫がつくのが本当にストレス…」という方は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。

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