
生ゴミ処理機はどれがおすすめ?
種類や機能など把握したうえで、自分に合うものを選びたい!

ゴミ箱からの悪臭対策・虫予防に効果的な『生ゴミ処理機』
「ゴミの量が減って、朝のゴミ出しがラクになった」
「生ゴミ臭が軽減され、コバエの発生も抑えられた」
「助成金を利用して初期費用を抑えられた」
といった嬉しい声も多く、近年では一人暮らしの方から大家族まで、幅広い世帯で注目を集めています。
さらに最近では、処理方式やサイズ、機能もさまざまに進化。
暮らしに合ったベストな一台が選びやすくなっています。
この記事では、生ゴミ処理機の種類や選び方、メリット・デメリット、おすすめの製品についてご紹介します。
また、お得に購入する方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
【基本情報】生ゴミ処理機の種類

生ゴミ処理機には、大きく分けて4つのタイプがあります。
- コンポスト
- 乾燥式
- バイオ式
- ハイブリッド式
いずれのタイプも生ごみを処理するための機器であることに変わりはありませんが、その処理方法や仕組みには大きな違いがあります。
種類 | 特徴 |
コンポスト | 生ゴミに微生物を含んだ土を混ぜて発酵・分解 |
乾燥式 | 生ゴミに熱を加えて乾燥 |
バイオ式 | 微生物の働きで生ゴミを分解 |
ハイブリッド式 | 生ゴミを熱乾燥させながら微生物が分解 |

この中でも、市販されている家庭用生ごみ処理機の多くは、「乾燥式」と「ハイブリッド式」の2種類です!

【種類別】生ゴミ処理機のメリット・デメリット

生ごみ処理機を利用する最大のメリットは、何と言ってもゴミの量を大幅に減らせることです。
機種によっては、約90%のゴミを減らせるものもあるため、ゴミ出しの回数が減るだけでなく、ゴミ袋代の節約にも繋がります。
さらに、梅雨や蒸し暑い夏場など、生ゴミが腐りやすい時期でも、生ゴミを溜めずにすぐに処理できるので、キッチンを清潔に保つことができます。
では、各タイプごとのメリットはどうでしょうか?
以下の表にまとめましたので、合わせてご覧ください。
種類 | メリット |
コンポスト | 本体コストが一番安価 電気代がかからない 堆肥として活用できる |
乾燥式 | 本体コストが比較的安価 サイズが小さい |
バイオ式 | 乾燥式よりも電気代が安い 堆肥として活用できる |
ハイブリッド式 | 臭いがない 稼働音が静か 電気代が安い 投入できる容量が多い 高品質な堆肥ができる お手入れが簡単 |
デメリット
生ごみ処理機には多くのメリットがありますが、一方で注意しておきたいデメリットも存在します。
たとえば以下のような点が挙げられます。
- 使用する機種によっては初期費用がかかる
- 電気代と管理コストがかかる(コンポストを除く)
では、各タイプごとのデメリットはどうでしょうか?
メリット同様、以下の表にまとめました。
種類 | デメリット |
コンポスト | 悪臭が出る 害虫や害獣が寄ってくる 室内に設置できない 近隣住民に迷惑がかかる 堆肥が完成するのに時間がかかる 定期的にかき混ぜる必要がある |
乾燥式 | (機種によっては)臭いが出る 稼働音が大きい 電気代がかかる 容器を洗浄するなどお手入れの手間がかかる |
バイオ式 | サイズが大きい 室内に設置できない |
ハイブリッド式 | サイズが大きい 価格が高い |
生ゴミ処理機の選び方

生ゴミ処理機を選ぶ際に、必ずチェックしておきたいポイントを5つご紹介します。
購入後に「思っていたのと違った…」「もっと使いやすいものを選べばよかった…」あるいは「買ったものの押し入れにしまったまま」といった失敗や後悔を避けるためにも、事前の確認はとても大切です!
自分の目的や使用用途に合った一台を選ぶことができれば、ストレスなく使い続けられ、毎日のゴミ処理がグッと快適になりますよ!
コスト
一つ目のポイントは、コストです。
生ゴミ処理機にかかる費用は、大きく分けて以下の3つがあります。
- 初期費用(本体代)
- 電気代
- 消耗品・メンテナンス費用(フィルターや脱臭剤、修理など)
処理方式や製品によってかかる費用は大きく異なります。
乾燥式・ハイブリッド式を比較してみました。
種類 | ハイブリッド式 | 乾燥式 |
初期費用 | 高い (10万円前後) | 安い (5万円前後) |
電気代 | 安い | 高い |
消耗品 | ほぼない | あり (水切りネットや脱臭剤など) |
ハイブリッド式は、消耗品代や電気代がほとんどかからないため、維持費が安く済むのが魅力的。
長期間使うことを考えると、手間も費用も抑えられるためコスパ良好です。
一方で、乾燥式は、ハイブリッド式よりも本体費用が安いので手軽に使用できます。
ただし、生ゴミの量や水分量が多いと乾燥に時間がかかるため、電気代がかさみやすいです。
さらに、専用の水切りネットや脱臭剤など消耗品の交換が定期的に必要です。
製品によっては「消耗品が高額」「入手しにくい」といったデメリットも…
こうした点を考えると、安さだけで選ぶと、結果的に費用がかさんでしまう可能性もあります。
個人的には、管理の手間もコストも抑えられるハイブリッド式がおすすめです。
最初にある程度の費用はかかりますが、「長く快適に使いたい」方にとってはベストな選択といえます。

生ゴミ処理機をお得に安く購入する方法もあるので、後ほどご紹介します!

処理容量
生ゴミ処理機を選ぶ際は、「処理できる容量」を確認しましょう。
生ゴミ処理機メーカー『株式会社伝然(DENZEN)』によると、一人あたりの平均生ゴミ量は1日100gとされています。
つまり、家族の人数に応じた容量の製品を選ぶことが大切です。
しかし、人数だけでは判断できない場合があります。
例えば、
- 少人数でも毎日しっかり自炊する家庭
- 食べ盛りの子供がいる家庭
こうした場合は、生ゴミの量が自然と多くなるため、余裕を持って使える大容量タイプを選ぶのがおすすめです。
また、製品によっては一度に投入できる生ゴミの量が限られているため、頻繫に使う方ほど処理容量をチェックしましょう。
多くの製品には、パッケージや取扱説明書に「○人分の生ごみを処理できる」「適正人数:○人」などの記載があるので、購入前に必ず確認しましょう!
稼働音
実際に生ゴミ処理機を使っている方の中には、「稼働音が気になる」という声もあります。
掃除機がけのように大きな音が常に鳴り続けるわけではありませんが、基本的に電源を入れたまま稼働させます。
夜間やお子さんが眠っている時間帯など、静かな時間にふと音が気になることがあります。
最近の製品はほとんどが静音設計となっており、日中であれば気にならない程度の音ですが、
硬いものを処理する際のガリガリとした砕き音やモーター音が発生します。
そのため、
- 音に敏感な方
- 小さなお子さんのいるご家庭
- 夜間の使用が多い方
には、動作音ができるだけ静かな製品を選ぶことをおすすめします。
多くの製品には、パッケージや説明書に「騒音レベル:約○db」と記載されているので、購入前に必ず確認しましょう!

音に敏感な方は、30db以下(鉛筆で書く音と同程度)の製品が安心です!
本体サイズ・設置場所
生ゴミ処理機は、容量が大きいほど本体サイズも大きくなります。
多くの家庭用生ゴミ処理機は、室内設置を前提に設計されているため、事前に設置スペースをしっかり確保しましょう。

一人暮らしの私は、生ゴミの量も少ないし、置き場所も限られているからコンパクトタイプがちょうどいい!
うちは戸建てに住んでいてキッチンに余裕があるから、容量重視で大きめサイズを選びたい!


本体サイズと容量のバランスを見て選ぼう!
お手入れ
生ゴミ処理機を選ぶ際は、『お手入れのしやすさ』も重要なポイントです。
処理方式や製品によって、掃除の頻度やメンテナンスの手間は大きく異なります。
たとえば、乾燥式の場合、生ゴミを入れるバスケットを処理後毎回洗う必要がある製品がほとんど。
もしも洗わずに汚れが残ったまま使用し続けてしまうと、そこから臭いが発生したり、菌やカビが繫殖する原因にもなります。
さらに製品によっては、バスケット以外のパーツも取り出して掃除しなければならないものも…
長く使用し続けるためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。
一方、ハイブリッド式の場合、メンテナンスの頻度が少なく、手間も軽減します。
基本的に、数か月~1年に1回、処理された内容物を取り出すだけ。
掃除回数が少なく、作業もシンプルなので、
- 掃除に時間をかけられない
- 面倒なことはできるだけ省きたい
- 忙しい毎日の中で無理なく使いたい
という方におすすめです。

おすすめの生ゴミ処理機2選

家庭用生ゴミ処理機は、さまざまなメーカーから数多く販売されているため、「結局どれを選べばいいのか分からない…」と迷ってしまう方も少なくありません。
そこでこの項目では、現在主流となっている「乾燥式」と「ハイブリッド式」それぞれおすすめの製品をご紹介します。
機能や特徴を比較しながら、自分にぴったりの一台を見つけるヒントにしてくださいね!
コンパクト設計「パリパリキュー」
商品名 | パリパリキュー |
投入量/1日 | ~1kg ※通常モード(パリパリモード)の場合 |
サイズ(cm) | 長さ27 × 幅23 × 高さ27 |
稼働音 | 約36db |
消費電力 | 約300w |
処理方式 | 乾燥式 |
コンパクト設計
参考:商品の仕様
静音・省電力・99%消臭「ナクスル」
商品名 | ナクスル(NAXLU) 家庭用生ごみ処理機 |
投入量/1日 | ~1.5kg (毎日投入する場合は約700g) |
サイズ(cm) | 長さ43 × 幅38.5 × 高さ58 |
稼働音 | 30db以下 (17.3~23.2db) |
消費電力 | 60~90w |
処理方式 | ハイブリッド式 |
悪臭成分を99%除去
参考:ナクスル公式サイト
生ゴミ処理機を安く買うには?

生ゴミ処理機の中でも、ハイブリッドタイプはお手入れが簡単で、ランニングコストも抑えられるうえ、高機能モデルが多いのが特徴です。
しかし、その分価格も高額に設定されているので、気になってはいるものの購入をためらってしまう方も少なくありません。
そこで注目したいのが、割引クーポンや自治体の助成金制度を活用する方法です。
例えば、人気のハイブリッド式生ゴミ処理機ナクスル(NAXLU)は、公式サイトからの購入で次のような複数の特典を受けることができます。
- 11,400円割引クーポンの利用
- バイオ材や専用スコップなどの付属品
- 無償保証サービス
他にもさまざまな特典が付いてくるので、よりお得に購入できます。
また、24回の分割払いもできるので、月々の支払いも手頃になります。
さらに、多くの自治体では、生ごみ処理機の購入費用を一部負担する助成金制度を設けています。
助成金制度は、自治体によって条件や補助額が異なりますが、なかには購入金額の3分の2の補助を行っている所も!
申請方法や補助金額、対象機種などの詳細は、お住まいの市区町村のホームページや窓口で確認してみてください。
まとめ
以上、生ゴミ処理機の種類や選び方、メリット・デメリット、安く買う方法などについてご紹介しました。
- ハイブリッド式生ごみ処理機は、臭いや虫予防に最も効果的
- 生ごみ処理機のメリットは、ゴミの量を大幅に減らせる
- デメリットは、初期費用がかかる・電気代がかかる・処理できない生ゴミがある
生ごみ処理機にはさまざまな種類があり、処理方式や費用も異なります。
購入を検討する際は、まず
「家族の人数や料理頻度はどうか」
「(初期費用・維持費・お手入れの手間など)何を優先するか」
「設置スペースはどれくらい確保できるか」を明確にしましょう。
自分のライフスタイルに合った製品を選ぶことで、生ゴミ処理機はただの家電ではなく、暮らしを快適にしてくれる頼れる存在になります。
ご紹介した生ゴミ処理機を安く購入する裏ワザもチェックして、後悔のない選び方をしましょう!
