カメムシが大量発生する原因は?
駆除方法や予防法、カメムシの悪臭を取る方法も知りたいな
毎年のように全国各地で突然大量発生するカメムシ。
悪臭を放ったり、農作物の被害をもたらす厄介な存在です。
この記事では、カメムシが大量発生する原因や、効果的な駆除方法、予防法についてご紹介します。
また、一切触れずに退治する方法や、悪臭を簡単に取る方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
カメムシが大量発生する原因は?
カメムシが大量発生する原因は『栄養が豊富であること』と『暖冬』の2つが挙げられます。
カメムシは、草や茎、葉、果実を栄養源(エサ)として活動し、成長します。特に花粉の飛散量が多い年は、スギやヒノキの実(球果)の量も多いため、それをエサとするカメムシも増加します。
また、カメムシは寒さに弱いため、冬になるとほとんどが寒さに耐えきれず死んでしまいます。しかし、近年では暖冬の影響により、そのまま生き延びていることも大量発生の原因の1つとなっています。
Amazon売れ筋
カメムシの一生
カメムシは、冬以外の時期を除いてほぼ1年中見られる不快害虫です。寿命はわずか約1年~1年半ほどですが、この間に何度も産卵します。1回の産卵数は数十個で、1つの塊「卵塊(らんかい)」となって洗濯物や窓、葉の裏などに産み付けます。卵塊は、1週間~10日で孵化し、あっという間に成虫になります。
そんな厄介な存在であるカメムシの一生はどのようなものなのか?簡単にご紹介します。
カメムシは、4月になると越冬から目覚め、山や畑、果樹園に移動して活動を始め、産卵します。夏になると球果(スギやヒノキの実)や野菜、果樹類を食べながら成長し、繫殖します。秋には、越冬の準備をするために自販機や街灯などの照明や家屋に集まり活動範囲を広げます。寒さに弱いカメムシは、冬になると人里や葉の裏など、暖かい場所に隠れて春が来るまでじっとします。
だから秋になるとカメムシをよく見かけるんだね!
隠れやすく、寒さをしのげる場所を重点的に対策する必要があるね!
参考:生態と種類を知る|大日本除虫菊株式会社
カメムシが臭い理由
カメムシは、刺したり嚙んだりすることはないものの最大のデメリットは、みなさんご存知『青臭い強烈な刺激臭』です。
カメムシ自体もその臭いを嗅ぐと死んでしまうこともあるんだとか。。。
そんなお騒がせ害虫のカメムシですが、常に悪臭を放つわけではありません。
カメムシは、仲間に危険を知らせたり、身の危険、ストレスを感じた時に、なか足と後ろ足の間にある「臭腺開口部」から臭いを出します。
カメムシにとって臭いは生きるための大切な武器なんですね!
カメムシ駆除のポイント
「カメムシが大量発生・・・今すぐなんとかしなければ!」
しかし、むやみに駆除すると、かえって状況悪化になりかねません。
まずは焦らず、落ち着いて効果的に駆除するための4つのポイントを抑えましょう。
午前中が狙い目
カメムシは夜行性のため、夜になると照明の周りを飛び回ったり、活発に動き回ったりします。一方、午前中は隠れてじっとしていることが多いので、動きが鈍いうちに駆除しましょう。
動きが鈍いから簡単に駆除できるし、臭いも抑えられるね!
発生源を特定する
2つ目のポイントは、『発生源を特定する』です。
発生源を特定する方法は、いくつかあります。
例えば、カメムシの天敵から特定する方法です。主な天敵は、カマキリや蜘蛛(クモ)、鳥、寄生蜂です。
「蜘蛛の巣が多い場所はどこか?」「近くに鳥の巣はないか?」「天敵が頻繁に現れる場所はどこか?」を確認しましょう。その近くにカメムシが潜んでいる可能性が高いです。
また、カメムシは光に集まる習性があるため、玄関照明や窓に飛んでくることがあります。そのため、玄関や窓、ベランダはカメムシが発生しやすい場所です。換気口やエアコンの通気口などの隙間もチェックしましょう。
カメムシは白い物に集まる習性もがあるため、洗濯物や布団を干していると寄ってくることもあるよ
卵ごと駆除
3つ目のポイントは、『卵ごと駆除』です。
カメムシの成虫は、葉の裏や網戸、外壁、洗濯物などに卵を産み付けることが多いです。
卵は、画像のように1つの塊「卵塊(らんかい)」となって付着します。わずか1ヵ月で卵から成虫へと成長するため、新たなカメムシが発生する前に、見つけたら一気に駆除しましょう。
叩かない!潰さない!
4つ目のポイントは、『叩いたり潰さないこと』です。
カメムシは、刺激を受けると悪臭を放つため、叩いたり潰してしまうと臭いが広がってしまいます。できるだけ臭いを発生させずに駆除するためにも、叩く・潰すは避けましょう。
カメムシは死んでも潰れると臭いが発生するので、退治した後も要注意!
すぐできる!カメムシの駆除方法
カメムシ駆除のポイントを抑えたら、さっそく作業を始めましょう。
この項目では、効果的なカメムシの駆除方法を3つご紹介します。
ご紹介する内容を参考に、発生状況や自分に合う方法を選んで実践してみてね!
殺虫剤で駆除
カメムシの駆除方法1つ目は、『殺虫剤入りスプレーを使う』です。
殺虫スプレーには、カメムシ専用のものと、ユスリカ、ダニ、アリなどカメムシを含むさまざまな害虫に対応したものの2種類があります。
どちらも致死効果に優れており、目の前にいるカメムシはもちろん、広範囲に潜むものまで状況に合わせてピンポイントで駆除できるおすすめの方法です。
カメムシに向かって噴射すると、殺虫成分がカメムシの口や気門(呼吸するための穴)に入り、神経をマヒさせます。そして、徐々に動きが鈍くなり、数秒で死滅します。
駆除と一緒に臭い対策をしたいなら『カメムシキンチョール』がおすすめ
Amazon売れ筋
他の害虫もまとめて駆除したいなら『虫コロリアース』がおすすめ
Amazon人気商品
参考:虫コロリアース 凍らすジェット|アース製薬
テープで粘着駆除
カメムシの駆除方法2つ目は、『粘着テープで駆除』です。
粘着テープは、カメムシの数が多い場合には向きませんが、殺虫成分を使用していないので、赤ちゃんやペット(観賞魚・小鳥含む)がいるご家庭でも安心して使用できます。駆除する際は、機械などの稼働音なく粘着テープで貼り付けるだけなので、時間帯気にせずすぐに対処できます。
『触らず ペッタンポイ』なら高所(天井・壁など)のカメムシも簡単に捕獲できるよ♪
Amazonベストセラー1位
凍結駆除
カメムシの駆除方法3つ目は、『凍結させて駆除』です。
冷凍殺虫スプレーは、基本的にどの商品も殺虫成分不使用のため、薬剤のツンとしたニオイやべたつき、跡残りなく手軽に使用できます。カメムシの成虫はもちろん、卵や幼虫ごとスプレーしましょう。
『凍らすジェット』なら最大-85℃の冷気を噴射できるから、一瞬で死滅させることができるよ♪
Amazon売れ筋
虫が苦手な人必見!触れずに退治するには?
虫が苦手…触れずに退治する方法を知りたい
一人暮らしだと自分で対処しなくちゃいけないから困るよね…
触れずに退治するには、物を挟んでつかむのに便利な「トング」を使いましょう!
また、小さめのビニール袋を合わせて用意すると、処分時も一切触れることがないので安心です。
Amazon人気商品
詳しいやり方は、こちらの記事をご覧ください♪
カメムシ対策・予防方法
カメムシ駆除ができたら、再発を防ぐために対策・予防を行いましょう。
具体的な予防方法は、以下の通りです。
- 防虫剤をスプレーする
- 隙間を埋める
- 洗濯物や布団をチェックする
- 観葉植物の設置場所を変える
防虫剤をスプレーする
定期的に防虫剤をスプレーしましょう。
おすすめは、防虫効果が消える1~2ヵ月前です。防虫剤をスプレーする際に、「カメムシの卵や幼虫はいないか?」も合わせてチェックしましょう。
特に、以下のような場所にはカメムシが発生しやすいです。
- 玄関(照明/外壁/ドアなど)
- ベランダ(窓枠/窓サッシ/窓ガラス/網戸/雨戸など)
- 庭
『虫こないアース 玄関灯・外壁』なら、約6ヵ月効果を発揮するよ♪
Amazon売れ筋
また、忌避アイテムと併用することで、より高い効果を発揮するので、徹底的に対策したい場合はおすすめです。
合わせて使いたい
隙間を埋める
カメムシは、暖かくて敵がいない安全な場所を求めて冬を越します。
特に、暖房で温められた室内は、外の寒さから逃れたいカメムシにとって住み心地の良い場所となります。
カメムシが家に侵入しないよう、侵入経路である『隙間』を塞ぎましょう。
- 破損箇所
- 壁のひび割れ
- 通気口
- 換気扇
- 玄関ドアの隙間
- エアコンの壁穴
こちらの記事では、賃貸でも使えるおすすめの隙間対策アイテムをご紹介しています♪
洗濯物や布団をチェック
天日干しした洗濯物や布団には、カメムシが付着している可能性が高いです。取り込む際は、バサバサと振り落としてから取り込みましょう。この時に、布団たたきで叩いてしまうと悪臭が付いてしまうので、注意しましょう。
秋の間だけ室内干しするなどといった工夫も大切♪
観葉植物の設置場所を変える
葉や茎は、カメムシのエサとなります。
そのため、玄関やベランダに置いている場合は、秋の時期だけでも設置場所を変えることをおすすめします。
また、ナスやピーマンなど植物の栽培をしている場合は、防虫ネットや寒冷紗被せるなどして対策しましょう。
カメムシの隠れ家である落ち葉や雑草も定期的に取り除こう!
【状況別】カメムシの臭いを取るには?
青臭い不快なカメムシ臭。一度付着すると簡単には落とせません。
この臭いの原因はアルデヒドという成分で、揮発性が高く、親油性のため油に溶けやすく水に溶けにくい特性があります。
以下の方法で対処しましょう。
付着場所 | 臭いを消すには |
皮膚(手や足など) | 台所用洗剤やクレンジングオイルで洗う |
衣類 | 界面活性剤入りの洗剤で洗濯 ドライヤーやアイロンで熱を加え、臭いを揮発させる |
布団 | 消毒用アルコールをスプレー 天日干しで乾かし、臭いを揮発させる |
どれも簡単にできるので、ぜひ試してみてね♪
まとめ
以上、カメムシが大量発生する原因や、効果的な駆除方法、予防法などについてご紹介しました。
- カメムシが大量発生する原因は『栄養が豊富であること』『暖冬』の2つ
- 効果的なカメムシの駆除方法は『殺虫剤』『粘着テープ』『凍結』の3つ
カメムシは、刺したり嚙んだりすることはないものの、悪臭を放つ厄介な存在です。
駆除する際は、叩いたり潰さず、できる限り臭いを最小限に抑えて対処しましょう。
また、日頃からカメムシ対策を行うことで、自然とカメムシが発生しづらい環境を作ることができます。今回ご紹介した内容を参考に、さっそく取り組んで快適な毎日を過ごしましょう!
Amazon売れ筋