キッチン排水口に設置するゴミ受けは、側面や底面にある小さな穴や網目(メッシュ)が、水と一緒に流れてくる生ゴミをキャッチする仕組みとなっています。
そんなキッチンに欠かせないアイテム『ゴミ受け』ですが、掃除の際は小さな穴や網目(メッシュ)に付着したゴミやヌメリを洗剤とブラシを使って取り除かなければならないため、非常に面倒。
そこでおすすめなのが、底なしリングタイプの『バスケットいらず』
専用のリングに水切りネットを取り付けて生ゴミをキャッチします。面倒な掃除の手間を省くことができるため、数年前からSNSで話題になり、ネット通販amazonでは星5のうち4.2と高い評価があるほど人気の高い商品です。
そんな新発想のゴミ受け『バスケットいらず』が、ついに100均でも類似商品が発売されました。
商品名は『排水口リング』です。
『バスケットいらず』と100均の『排水口リング』使うならどっちがおすすめ?
『バスケットいらず』と100均の『排水口リング』の違いは?
この記事では100均の『排水口リング』のレビューや、『バスケットいらず』との違いについてご紹介します。
また、それぞれのメリット・デメリットについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
100均の「排水口リング」とは?
『排水口リング』は、SNSで話題になった人気商品『バスケットいらず』の類似商品で、2024年から100円ショップでも販売されるようになりました。(クリーンアイディア調べ)
主な販売店は、ワッツ(watts)やセリア、キャンドゥ等で販売されている100円(税抜)商品です。私は、セリアで購入しました。
バスケットいらず同様、リングだけのシンプルな形状ですが、一度使ったら今までのカゴ型のゴミ受けには戻れないほど便利なアイテムです。
以下の項目では、詳しくレビューしているのでぜひ参考にしてみてください!
『バスケットいらず』については、こちらの記事で詳しくご紹介しています!
【レビュー】排水口リング本体とパッケージ
排水口リングの表裏のパッケージです。
水切りネットは付属されていないので、別途用意する必要があります。
バスケットいらず本体を購入した場合は、専用袋(5枚入り)もセットでついてきます!
袋からリングを取り出してみました。
水切りネットを固定するリング裏の溝もしっかりしています。
【レビュー】水切りネット装着(ダイソー・バスケットいらず専用袋)
排水口リングに水切りネットを付けてみました。画像左はダイソーで買った2重底ネット、右はバスケットいらず専用袋です。
どちらも簡単に装着することができました。
画像でも分かるかと思いますが、100均で購入した水切りネットの方が網目が粗く、ゴムも緩めです。
ゴミが溜まって重くなるとずれたり、袋が破ける可能性がありますが、水切りネットを頻繫に交換するのであれば100均のものでも問題なく使用できそうです。
【レビュー】「バスケットいらず」と見比べてみた
「バスケットいらず」と「排水口リング」を見比べてみました。
リング表面の水切り穴は、「排水口リング」は7カ所、「バスケットいらず」は3カ所穴が開いています。
また、「排水口リング」には水切り穴の上に突起物が付いています。これはネットが滑らないようにするためのものです。
次に素材です。
画像では分かりにくいですが、「排水口リング」は、触ると全体的にツルツルしており、光沢が強いです。
一方「バスケットいらず」は、表裏ともサラサラしており、ネットを付ける側面は、ザラザラした触り心地となっています。
ネットが滑らないようザラザラ素材にしているのかもしれませんね!
側面には、排水口リングに7カ所、バスケットいらずに3カ所の水切りネットを固定する突起物が付いています。(画像左)
突起物一つ一つにさらに小さな突起物が付いていますが、「排水口リング」の方が長めに作られています。(画像右)
次に重さを比べてみたところ、バスケットいらずの方が10g以上重いことが分かりました。
【一覧表】「バスケットいらず」と100均の「排水口リング」違いは?
「バスケットいらず」と100均の「排水口リング」を、以下の比較一覧表にまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
商品名 | バスケットいらず | 排水口リング |
パッケージ | ||
本体サイズ (cm) | 約外径15×高さ1.1 | 約外径14.4×高さ1.3 |
本体素材 | ポリプロピレン | ポリプロピレン |
本体重量 | 27.4g | 16.2g |
耐熱・冷温度 | 耐熱 約120℃/耐冷 約-30℃ | 耐熱 約100℃/耐冷 約-20℃ |
排水口対応サイズ (cm) | 直径12.6~15 | 直径14.5 |
専用袋 | あり (別売り) | なし |
市販の水切りネット | 使用可能 (公式では記載なし) | 使用可能 |
色 | グレー | グレー |
「バスケットいらず」と「排水口リング」の本体だけを見ると違いはないように感じますが、上の表の通り、実際には多少の違いがあることが分かります。
個人的に大きく違うと感じた点は『本体の耐久性』です。
価格が違うので仕方ないところではあるかと思いますが『バスケットいらず』の方がシンプルなのにしっかりとした作りになっています。
例えば、「排水口リング」は硬さはあるものの、若干ふにゃふにゃしていますが、「バスケットいらず」はふにゃふにゃ感がなく、全体的に硬いです。また、本体の厚みも違い、「バスケットいらず」の方が倍の厚みがあります。
そのため、『バスケットいらず』の方が耐久性が高く、長期間使用できそうです。
「バスケットいらず」と100均の「排水口リング」の共通のメリットは、以下の通りです。
- ヌメリや汚れが付かないから、掃除の手間や時間が軽減する
- 水切りネット(袋)の取り外しが簡単にでき、ゴミ捨てがラク
「バスケットいらず」と100均の「排水口リング」の共通のデメリットは、以下の通りです。
- 水切りネットが破れたり、ズレた場合はゴミが排水口に流れてしまう
参考:バスケットいらずN|ダイセルミライズ株式会社
参考:商品規格バスケットいらず|ダイセルミライズ株式会社
参考:「ゴミ受けの掃除」から解放♪ 100均の排水口リングが手放せない|株式会社ワッツ
使って感じた「バスケットいらず」のメリット・デメリット
上記の項目では、共通のメリット・デメリットをご紹介しましたが、『バスケットいらず』を使うメリットをいくつかまとめてみました。
- 自宅の排水口のサイズに調節できる
- リングが硬くて作りがしっかりしている
- 「排水口リング」よりも厚みがある
- 「排水口リング」よりも重いから、水を流してもリングが浮きにくい
「バスケットいらず」のデメリット
考えられるデメリットは、以下の通りです。
- リングが硬いので、ハサミでカットしづらい
- リング表の溝にゴミが溜まる
- 販売店舗が少ない
使って感じた「排水口リング」のメリット・デメリット
『排水口リング』を使うメリットは、以下の通りです。
- 取っ手が付いてるから取外ししやすい
- バスケットいらずよりも安い
- 近くの100円ショップで簡単に購入できる
「排水口リング」のデメリット
デメリットは、以下の通りです。
- バスケットいらずよりもリングが柔らかい
- バスケットいらずよりも全体的に厚みがない
- サイズ調整できないので、特定の排水口にしか使用できない
- 耐久性が低いため、壊れやすい
- 軽いから大量の水を流すと浮きやすい
「バスケットいらず」と100均「排水口リング」どっちを使うべき?
「バスケットいらず」と100均「排水口リング」どっちを使うべき?
おすすめはどっち?
「バスケットいらず」と100均「排水口リング」は、多少の違いはあるものの、通常のカゴ型のゴミ受けよりもお手入れにかかる手前や時間がかかりません。
では、「購入を検討している」あるいは「使っていた物が古くなって新しい物に買い換える人」はどちらを選ぶべきなのでしょうか?
結論から言うと、どちらを使っても便利に活用できるので、迷ったら以下の内容に当てはまる数が多い方を選ぶことをおすすめします。
バスケットいらずがおすすめな人
- 耐久性が強いものを長期間使用したい人
- キッチン排水口のサイズが12.6~14cm、15cmの人
- 店舗に買いに行くのが面倒な人
- 見栄えがいいものを使いたい人
排水口リングがおすすめな人
- 手に入れやすい価格なので、とりあえず購入してみて試してみたい人
- ネット通販での購入に抵抗がある人
- 実物を見てから購入したい人
- キッチン排水口のサイズが14.5cmの人
まとめ
以上、100均の『排水口リング』や、『バスケットいらず』との違い、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介しました。
- 「バスケットいらず」「排水口リング」どちらに変えても、ゴミ受けの掃除の手間や時間が軽減する
- 「バスケットいらず」「排水口リング」の大きな違いは、耐久性が違うこと
- 「バスケットいらず」の方が見栄えが良く、しっかりとした作りになっている
キッチン排水口のゴミ受けを、カゴ型から底なしリングタイプに変えるだけで家事にかかる手前や時間を大幅に減らすことができます。
私自身、バスケットいらずを使ってから約2年経ちますが、一度使ったら他のゴミ受けに変えられないほど愛用しています。
また、本体が壊れたり、使っているうちにネットが破れるなどといったトラブルなく、毎日快適に使用できているので、今のゴミ受けの掃除が少しでも面倒に感じている方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?