毎日のように調理をするガスコンロは、「油汚れ」「焦げ付き汚れ」「吹きこぼれ」「食材や調味料の飛び散り」「ホコリ」「カビや菌」など、さまざまな汚れが溜まりやすい場所です。
汚れを放置してしまうと、汚れた箇所に新しい汚れが重なって次第に頑固な固い汚れへと変化します。
固まった汚れを落とすには、時間と労力がかかるため、普段から定期的な掃除をすることはキッチン周りをキレイに保つためにも非常に重要なポイントです。
この記事では、ガスコンロのパーツ(部品)の種類や、重曹を使った各パーツの掃除方法についてご紹介します。
また、IHコンロの掃除方法や、重曹を使っても落ちない汚れの対処法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ガスコンロの汚れを落とすその他の洗剤については、こちらの記事でご紹介しています!
目次
ガスコンロの掃除には「重曹」が効果的
ガスコンロが汚れる原因の多くは、料理中に飛び散った油や焦げ、手垢などの酸性の汚れによるものです。
そんな酸性の汚れを落とすには、反対の性質を持つ弱アルカリ性洗剤の「重曹」がおすすめです。
重曹は、酸性の汚れを中和させて落としてくれるほか、研磨作用によって汚れをピカピカにしてくれます。
さらに、生ごみや靴の臭いなど、酸性の臭いを消臭する効果もあります。
そんなさまざまな効果のある重曹には、「薬用」「食用」「工業用」の3つの種類があります。
いずれも主成分は同じですが、大きな違いは製造過程の管理の仕方です。以下の表のように純度が高い薬用や食用の重曹は、衛生面や安全基準がきちんとしています。
一方で、純度が低い工業用の重曹は、もともと食用として製造されていないので、純度が低く、粒子のキメが荒くなっています。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
種類 | 純度 | 用途 | 使用期限 |
薬用 | 100% | 胃薬/歯磨き粉など | あり |
食用 | 98~99% | 野菜のアク抜き/膨らし粉/お肉を柔らかくする 臭みやぬめりを取るなど | あり |
工業用 | 95~98% | キッチン・浴室・トイレなどの掃除 | なし |
一般的に、掃除で使用する重曹は「工業用」ですが、薬用・食用の重曹を掃除用として使っても問題ありません。
ただし、純度の低い工業用の重曹を食用に使うのは、不衛生なので避けましょう。
重曹を使うメリットは、以下の通りです。
重曹の主な使い方
自然由来の成分でできている重曹は、安心・安全に使用できる洗剤です。
重曹は形状を変化させることで、さまざまな使い方ができます。
- 粉のまま直接かけて使う
- 重曹水として使う
- ペースト状にして使う
- 水と一緒に沸騰させて使う
重曹は家中のさまざまな場所で使用でき、軽い汚れから頑固な汚れまで幅広く対応できます。
また、水を使えない場所の掃除には粉のまま使ったり、壁の掃除には垂れにくいペースト状にして使うなど、場所や目的に応じてさまざまな形状に変えて利用できます。
重曹はトイレやキッチン、浴室などの水周りで使われるイメージがありますが、実はメイクブラシのお手入れや洗濯、エアコンのフィルター掃除など、日常生活のさまざまなシーンで活躍します。
また、虫さされ・かぶれの薬として使ったり、入浴剤やカーペットや衣類の布物の消臭としても利用できるため、常備しておくと便利なアイテムです!
重曹を使う際の注意点
重曹を使って掃除をする際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 適さない素材に注意
- 掃除後の拭き残しに注意
- 肌荒れに注意
【適さない素材に注意】
さまざまな使い方ができる重曹ですが、全ての素材に使用できるわけではありません。
適さない素材(アルミ・銅・畳・桐・白木・大理石・漆製品)に使用すると、変色や傷、シミができることがありますので、掃除の際には注意が必要です。
掃除を行う前に、取扱説明書を見たり、型番をネットで検索するなどして素材を確認しましょう。
【掃除後の拭き残しに注意】
重曹を使って掃除を行った後は、拭き残しに注意しましょう。
重曹は水に溶けにくいため、溶け残った白い粉が拭き跡として残ってしまいます。
もしも跡が残ってしまった場合は、柔らかい布に「クエン酸水」を含ませて残った白い跡を拭きましょう。
残った重曹とクエン酸が反応して、跡をキレイに消すことができます。
【肌荒れに注意】
ナチュラル洗剤である重曹ですが、長時間皮膚に触れると肌荒れや手荒れを引き起こすことがあります。
なるべく素手で触らないよう、掃除を行う際はゴム手袋を着用しましょう。
ガスコンロのパーツ
掃除を始める前に、コンロのパーツを把握しましょう。
それぞれの特徴と役割は以下の通りです。
ガスコンロ部品(パーツ) | 特徴 | 取り外し |
排気口カバー | 飛び散った食材や油が排気口に入ったり、こびり付きを防ぐ | ○ |
五徳 | フライパンや鍋などを置くためのパーツ | ○ |
天板(トッププレート) | 火を使って調理する平らな台。「ガラストップ」「ホーロー」「ガラスコート」「フッ素コート」等の素材がある | ー |
魚焼きグリル・網 | 魚やお肉などを高温で調理する | ○ |
温度センサー (バーナー部分) | 消し忘れなど火災事故を防ぐために、鍋底の温度を検知するためのセンサー | ー |
点火プラグ (バーナー部分) | 火花を飛ばしてガスコンロに火をつけるためのパーツ | ー |
バーナーリング (バーナー部分) | 汚れや吹きこぼれなどが器具内部への侵入を予防するパーツ | ー |
バーナーキャップ (バーナー部分) | バーナーの炎が出る部分のパーツ | ○ |
ガスコンロの掃除に必要な掃除アイテム
ガスコンロ全体の掃除に必要な道具は、以下の通りです。
準備したうえで掃除を始めていきましょう!
重曹を使ったガスコンロの掃除|五徳の掃除方法
ガスコンロのパーツの中でも汚れが付きやすい五徳(ゴトク)。
この項目では、五徳の素材や掃除手順についてご紹介します。
五徳の素材は2つ
五徳(ゴトク)には、「ホーロー製」「ステンレス製」の2つの素材があります。
一般的には、黒色をしているホーロー製の五徳がよく使われています。汚れが目立ちにくいため、掃除がしやすいのが特徴です。
一方、ステンレス製の五徳は、掃除の手間はかかるものの、ホーロー製よりも耐久性に優れています。色は明るいシルバーのため、高級感があり、キッチンを一気に華やかに演出してくれます。
それぞれの特徴をまとめると、以下の通りです。
五徳の種類 | メリット | デメリット |
ホーロー製 | 熱に強い/熱伝導率が高い 汚れが目立ちにくく、お手入れが簡単 | 経年劣化等で塗装が剥がれるとサビやすい |
ステンレス製 | 汚れがつきにくく熱に強い 見た目がおしゃれ/サビにくい | 汚れが目立ちやすい/熱で変色しやすい 専用のクリーナーを用意するなど、お手入れに手間がかかる |
用意するもの
- 重曹
- 五徳が入る大きめの鍋または容器
- ブラシ(古歯ブラシ)
- スポンジ
- 柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)
掃除方法
掃除の際は、必ず換気をしてマスクとゴム手袋を付けて、ガスの元栓を閉めてから始めましょう!
ホーロー製の五徳(ゴトク)掃除の手順は、以下の通りです。
- 重曹水を作る
五徳が入る大きめの鍋または容器に、水1リットルに対し重曹大さじ2杯を入れ、火にかけて沸騰させる - 重曹水に五徳を入れる
重曹水が沸騰したら、弱火にして五徳を取り外して入れる - 約5分煮る
弱火のまま約5分煮る - 五徳が入った重曹水を冷ます
5分後、火を止めてぬるま湯程度になるまで冷ます - 汚れを擦り落とす
重曹水が冷めたら五徳を取り出し、スポンジやブラシを使って大きな汚れから細かい汚れまでこすり落とす - 水ですすぐ
ある程度キレイになったら水ですすぐ - 乾燥させる
乾いた柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)で水気を切り、乾燥させて元に戻す
五徳の素材がステンレス製の場合でも、重曹を使って掃除することができます。
ただし、ホーロー製よりも汚れが付きやすいので、しっかりと汚れを落とすには、ステンレス専用のクリーナーを使うのがおすすめです。
専用クリーナーは、各メーカーから販売されていますので、チェックしてみてください♪
重曹を使ったガスコンロの掃除|バーナーの掃除方法
五徳よりかは汚れが付きにくいバーナーですが、こちらも定期的に掃除していきましょう!
バーナーには、取り外し可能なバーナーキャップと、取り外せないバーナー本体やバーナーリング、点火プラグ、温度センサー、立ち消え安全装置があります。
この項目では、用意する掃除アイテムや、それぞれの掃除手順についてご紹介していきます。
用意するもの
- 重曹
- スプレーボトル
- ブラシ(古歯ブラシ)
- 竹串
- 柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)
取り外せるパーツの掃除方法
掃除を始める前に、ガスの元栓がしまっているか必ず確認しましょう!
取り外せるパーツ(バーナーキャップ)の掃除手順は、以下の通りです。
- 重曹水スプレーを作る
空のスプレーボトルに、ぬるま湯100mlに対し重曹小さじ2杯を入れてよく混ぜ合わせる - バーナーキャップを取り外す
バーナーキャップを外し、重曹水スプレーをキャップ全体に吹きかける - 約10分放置する
重曹水をスプレーしたら、約10分置きましょう。汚れが浮き出て取れやすくなります - 汚れをこすり落とす
10分後、ブラシ(古歯ブラシ)でバーナーキャップの溝にこびりついた汚れを擦り落とす - 目詰まりは竹串で取り除く
目詰まりがある場合は、竹串や爪楊枝(つまようじ)で取り除きましょう - 水ですすぐ
ある程度きれいになったら水ですすぐ - 乾燥させる
乾いた柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)で水気を切り、乾かしてから元に戻す
取り外せないパーツの掃除方法
取り外せないパーツ(バーナー本体・温度センサー・バーナーリング・点火プラグ・立ち消え安全装置)の掃除手順は、以下の通りです。
- バーナー本体・温度センサーの掃除
水と中性洗剤を含ませた柔らかい布で表面の汚れを拭き取る - バーナーリングの掃除
バーナーリングの凸凹部分は歯ブラシで汚れを取り除く - 点火プラグ・立ち消え安全装置の掃除
柔らかい布で汚れを拭き取る。汚れがひどい場合は、歯ブラシで汚れをかき出す
重曹を使ったガスコンロの掃除|排気口カバーの掃除方法
では次に、排気口カバーの掃除手順についてご紹介します。
用意するもの
- 重曹
- スプレーボトル
- ブラシ(古歯ブラシ)
- 綿棒
- 柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)
掃除方法
排気口カバーの掃除手順は、以下の通りです。
- 重曹水スプレーを作る
空のスプレーボトルに、ぬるま湯100mlに対し重曹小さじ2杯を入れてよく混ぜ合わせる - 排気口カバーを取り外す
排気口カバーを外し、重曹水をスプレーする - 約10分放置する
重曹水をスプレーしたら、約10分置く - 汚れをこすり落とす
10分後、ブラシ(古歯ブラシ)で排気口カバーの汚れをこすり落とす - 目の細かい部分は綿棒で取り除く
目の細かい部分は、綿棒に重曹水を含ませて汚れを落とす - 水ですすぐ
ある程度きれいになったら水ですすぐ - 乾燥させる
乾いた柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)で水気を切り、乾かしてから元に戻す
重曹を使ったガスコンロの掃除|天板の掃除
天板(トッププレート)の掃除方法をご紹介します。
天板の素材は6つ
天板(トッププレート)には、「ガラストップ」「ガラスコート」「ホーロー」「フッ素コート」「アルミ」「ステンレス」の6つの素材があります。
天板の種類 | メリット | デメリット |
ガラストップ | 塗装がないので色が剥げない/優れた耐久性 吹きこぼれや油汚れが付きにくい/汚れが落としやすい 耐用年数が長い/高級感あるデザイン | 一点の衝撃に弱い |
ガラスコート | 衝撃に強い/ガラストップよりも安い お手入れしやすい | 傷が付きやすい 表面の塗装が剥がれるとサビる |
ホーロー | 価格が安い/丈夫で衝撃に強い | 耐久性が低い 表面の塗装が剥がれるとサビる |
フッ素コート | 飛び散った油を強力に弾く/焦げ付きを防止できる 価格が安い | 耐久性が低い/生産数が減っている タワシやクレンザーは使えない 表面の塗装が剥がれるとサビる |
アルミ | 熱伝導が高い/汚れが焦付きにくい 割れにくくて丈夫/汚れが付着しにくい | 値段が高い/種類が少ない |
ステンレス | 丈夫でサビに強い/耐久性が高い | 強くこすると小さな傷がつく 値段が高い/家庭用はほぼ無い |
用意するもの
- 重曹
- 容器
- 柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)
- キッチンペーパー
- ラップ
掃除方法
基本的にどの天板素材でも重曹を使用しての掃除が可能です。
天板(トッププレート)の掃除手順は、以下の通りです。
- 重曹ペーストを作る
容器に重曹大さじ3に対してぬるま湯大さじ1を入れ混ぜ合わせ、重曹ペースト状を作る - 重曹ペーストを天板に塗る
作った重曹ペーストを天板全体に塗ります。この時に、軽く擦り込みながら塗ると汚れが取れやすくなります - キッチンペーパーとラップを被せる
天板全体にキッチンペーパー・ラップの順番で被せ、約30分放置する - 汚れを落とす
30分後、キッチンペーパーとラップを剥がして重曹ペーストを再度擦り込み汚れを落とす - 水拭きする
水に濡らした柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)で重曹が残らないよう天板全体を水拭きする - 乾拭きする
重曹が落ちたら、柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)で乾拭きし、水気を取る
重曹を使ったガスコンロの掃除|魚焼きグリル・網の掃除
魚焼きグリル・網の掃除方法をご紹介します。
用意するもの
- 重曹
- 大きめの鍋または容器
- スポンジ
- ブラシ(古歯ブラシ)
- 柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)
掃除方法
魚焼きグリル・網の掃除手順は、以下の通りです。
- 重曹をお湯に溶かす
大きめの鍋または容器に、魚焼きグリルが浸かるくらいのぬるま湯を入れ、重曹を加えて混ぜ合わせる(ぬるま湯1リットルに対して重曹大さじ4程度) - 受け皿と網を取り出す
魚焼きグリル庫内の受け皿と網を取り外す - 容器に受け皿と網を入れる
ぬるま湯と重曹が入った容器に、魚焼きグリルの受け皿と網を入れ、約30分つけ置きする - 汚れを擦り落とす
スポンジやブラシを使ってこびりついた汚れをこすり落とす - 水ですすぐ
重曹が残らないよう、水で洗い流す - 乾燥させる
乾いた柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)で水気を切り、乾燥させて元に戻す
IHコンロの掃除方法
最近では、IHコンロを導入しているご家庭も多いのではないでしょうか?
IHコンロは表面が平らな形状をしており、五徳などの細かなパーツ(部品)が無いので、ガスコンロよりもお手入れが楽にできるイメージがありますよね!
IHコンロの天板(トッププレート)の多くは、ガラス素材になっているため、基本的に汚れが付いてもすぐに拭けば取れるようになっています。
この項目では、IHコンロの掃除の仕方についてご紹介します。
用意するもの
- クリームクレンザー
- ラップ
- 柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)
掃除方法
- クリームクレンザーを垂らす
天板全体にクリームクレンザーを垂らす - ラップを丸めてこする
ラップを丸め、円を描くように軽く擦る - クレンザーを拭き取る
水を含ませた柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)でクレンザーが残らないよう拭き取る - 乾拭きする
水垢が残らないよう柔らかい布(タオル、マイクロファイバークロスなど)で乾拭きする
重曹を使っても落ちない汚れの対処法
重曹を使っても落ちない汚れがある場合は、以下の4つの方法をチェックしましょう。
- 汚れの性質を確認する
- 専用の洗剤を使用する
- クリーニング業者に依頼する
- ガスコンロのパーツの交換
汚れの性質を確認する
掃除をしても汚れが落ちない場合は、まず汚れの性質を確認しましょう。
ガスコンロが汚れる原因のほとんどは、酸性の汚れによるものですが、中にはアルカリ性の汚れが混じっていることもあります。
重曹はアルカリ性の性質を持つため、同じ性質のアルカリ性の汚れには効果がありません。
アルカリ性の汚れを落とすには、反対の性質である酸性の洗剤が必要です。
アルカリ性の汚れの種類 | 効果的な洗剤 |
水垢/石鹼カスなど | クエン酸などの酸性洗剤 |
専用の洗剤を使用する
ガスコンロの汚れは、放置すればするほど固まって蓄積し、弱アルカリ性の重曹では落としにくくなってしまいます。
そんな時は、キッチンマジックリンなどの専用洗剤を使用しましょう。
この記事では、おすすめの洗剤をいくつかご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
クリーニング業者に依頼する
重曹よりも成分が強い専用洗剤を使用しても汚れが落ちない場合は、ハウスクリーニング業者に依頼してみましょう。
クリーニング業者のプロは、高度な技術力と専門知識を持っており、市販では販売されていないような業務用の強力洗剤や専用の機械を使って徹底的に掃除を行います。その結果、いつもの掃除とは異なり、隅々まで完璧に仕上がるため、キレイな状態を保ちやすくなり、コンロの寿命を延ばすことにもつながります。
ガスコンロのパーツの交換
コンロ部品のサビや傷が目立ったり、専用洗剤を使っても汚れが落ちない場合は、パーツ(部品)の交換を検討しましょう。
通常、ガスコンロ本体を含むガス機器の寿命は約10年と言われています。
目立った大きな傷や、使用上大きな問題が見られない場合でも、コンロは毎日のように使用するため、どんどん劣化していきます。
購入してからそこまで経っていない場合でも、使用頻度が多い場合は通常よりも早く劣化します。
また、定期的にパーツや本体、コンロ周りの掃除を行っても「点火に時間がかかる」「火力が弱い」「使用中に異音がする」という問題があれば、コンロ本体の故障の可能性も考えられます。劣化したまま使用し続けてしまうと、火災事故の危険性が高まるので、メーカー修理や新しいガスコンロの購入を検討しましょう。
この記事では、ガスコンロの調子が悪い場合に自分でできる対処法についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
以上、ガスコンロのパーツ(部品)の種類や、掃除に効果的な洗剤である「重曹」の特徴、各パーツの掃除方法について解説しました。
ガスコンロの汚れは、時間が経てば経つほど、ブラシでこすってもなかなか落ちないほどに固まってしまいます。
固まった汚れを落とすには、時間や手間がかかるため、調理中に飛び散った油や吹きこぼれはその都度拭き取るなどして日頃から対処しましょう。
特に揚げ物や炒め物を調理する際は、汚れが多く飛び散る傾向があるので、調理が終わった段階で拭き取るか、食事後のお皿を洗うタイミングで汚れをきれいにするなど工夫して、毎日のお手入れを心掛けましょう。
汚れたらその都度拭き取るを習慣にすることで、後の掃除がラクになりますよ!