
部屋まで生ゴミ臭くなる…すぐにできる対策・予防方法を知りたい
ゴミ箱に湧く虫対策方法も知りたいな!

キッチンのゴミ箱を開けた瞬間にモワッと漂うあのニオイ…
放置すると、雑菌やカビが繫殖するだけでなく、コバエやゴキブリといった不快害虫まで引き寄せてしまいます。
健康にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、ニオイ対策は決して後回しにできない問題です。
この記事では、生ゴミ臭の原因や、生ゴミの臭いを消す方法、予防方法についてご紹介します。
また、生ゴミに湧く虫対策についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
生ゴミ臭を防ぐポイント
- 乾燥
- 低温
目次
生ゴミ臭の原因は「菌の増殖」

生ゴミやゴミ箱から漂う嫌なニオイ。
そのニオイの正体は、雑菌(嫌気性生物)やカビによるものです。
雑菌やカビは、生ゴミを分解(腐敗・発酵)させることで、あの強烈な悪臭を発生させます。
さらに、以下のような条件が揃うと、雑菌やカビはより活発化します。
- 水分(濡れた野菜くず/汁気のある残飯)
- 高温(30~40℃)
- 多湿(ゴミ箱は湿気がこもりやすい)
- 栄養(生ゴミ/ヘドロ汚れなど)
生ゴミを放置すればするほど、ニオイの原因をどんどん育ててしまうことになるのです。

夏場のキッチンはすごく臭うよね~
虫も湧くから困っちゃう

【対策4つ】生ゴミの臭いを消す方法

発生している生ゴミ臭を消す方法を4つご紹介します。
家にある身近なものや、手軽に使えるもの、さらに日常生活でも幅広く活用できるものまでいくつかご紹介します。
ぜひ参考にして、生ゴミ臭対策に役立ててみてくださいね!
- 重曹・クエン酸を振りかける
- 包んで捨てる
- 防臭袋に入れる
- 茶葉・コーヒーかすを振りかける
重曹やクエン酸を振りかける
洗剤 | 重曹 | クエン酸 |
洗剤性質 | アルカリ性 | 酸性 |
消臭効果 | 油臭/焦げ/生ゴミの腐敗臭 | 魚介類の腐敗臭/アンモニア臭 |
生ゴミの臭いを消す方法1つ目は、『粉末状の重曹やクエン酸を振りかける』です。
重曹はアルカリ性の性質を持っており、酸性の臭いや汚れを中和してくれる働きがあります。
生ゴミの腐敗臭は主に酸性のため、粉末状の重曹を直接振りかけましょう。
また、重曹には消臭以外にも水分を吸収する作用もあるため、菌の繫殖を防ぐ効果もあります。
家中の掃除に便利
一方、クエン酸は酸性なので、アルカリ性の臭いや汚れに効果的です。
アンモニア臭や、生臭い魚のニオイが気になる場合は、重曹と同じく粉末状のクエン酸を振りかけましょう。
また、お酢にもクエン酸と同じ効果がありますが、水分が残ってしまうため、粉末状のクエン酸がおすすめです。

重曹とクエン酸を混ぜて使うと中和反応を起こし、効果が薄れてしまうので、どちらか一つを使いましょう!
トイレ掃除にも大活躍
包んで捨てる
2つ目の方法は『包んで捨てる』です。
生ゴミのニオイを抑えるには、捨て方の工夫もポイントです。
新聞紙やチラシなどで包んでから捨てると、ニオイを軽減できます。
特に新聞紙は、コピー用紙よりも水分や油を吸収しやすいため、生ゴミに含まれる水分を吸い取ってくれます。
さらに、インクには消臭効果があるため、生ゴミのニオイ対策にも効果的です。
しかし、最近では「新聞を取ってないから入手できない」というご家庭も多いはず。
一部の店舗では古新聞を無料でもらえることがありますが、毎回もらいに行くのは手間がかかります。
そんな時は、ホームセンターやAmazonなどのネット通販で販売されている「無地の新聞紙」を活用するのもおすすめです。
野菜の乾燥防止にも使える
また、家にあるものなら、以下のもので代用できます。
- ショップ袋(紙袋)
- 紙の緩衝材(詰め紙)
- お菓子の袋

お菓子の袋は、臭い対策にはおすすめですが、除湿効果はないので水気を切ってから入れよう!
防臭袋に入れる
3つ目の方法は『防臭袋に入れる』です。
医療現場向けに開発されたBOSの防臭袋なら、臭いが外に漏れるスピードを抑えるよう設計されています。

検証によると、うんち入りのおむつを入れて1週間経っても8割の人が臭いを感じなかったという結果も!
先ほどご紹介した無地の新聞紙だと、保管にスペースが必要だったり、保管場所によっては湿気で傷んでしまうことも。
また、生ゴミを包む手間も毎回かかってしまいます。
では、費用の面はどうでしょうか?
比較 | BOSの防臭袋 | 無地新聞紙 |
1枚あたりの 価格 | 7.9円 | 5.5円 |
こうして見ると、1枚あたりの価格差はあまりなく、手間や防臭効果を考慮すると防臭袋のほうがコスパが良いのが分かります。
(2025年4月時点のAmazonの価格をもとに比較・計算したものです)

生ゴミ以外にも使用済みおむつやサニタリー用品、ペットのトイレシートなどの臭い対策にもなるね!
災害時にも役立つから常備しておきたい!

Amazon人気度
参考:BOSって?
茶葉・コーヒーかすを振りかける
4つ目の方法は『茶葉・コーヒーかすを振りかける』です。
コーヒーかすの表面には小さな穴(多孔質)が空いており、そこから臭いの原因の1つでもあるアンモニア臭を吸収する効果があると言われています。

コーヒーかすは、クエン酸と同じ消臭効果があるんだね!
また、お茶殻や茶葉も効果的です。
茶葉に含まれる苦渋成分(カテキン)により、抗酸化作用、消臭効果があります。
ただし、どちらも濡れた状態で振りかけてしまうと、カビや菌の繫殖を促してしまいかえって逆効果に。。。
電子レンジで加熱させたり、トレイに広げて乾かすなど、しっかり乾燥させたうえで振りかけましょう。
【予防】生ゴミ臭を防ぐには?

生ゴミの臭いを防ぐには、「湿度や温度を下げる」取り組みが重要なポイントです。
この項目では、簡単にできる生ゴミ臭を防ぐ方法をご紹介します。
日常生活でちょっとしたことに気を付けるだけで、生ゴミ臭を防げますので、少しでも参考になれば嬉しいです!
- ペットボトルで水を絞る
- クーラーボックスに入れて冷やす
- 三角コーナーを置かない
- 食器用スポンジは定期的に替える
- 野菜の皮は水洗いする前に捨てる
ペットボトルで水を絞る

空の2Lペットボトルを使って「水切り器」を作りましょう。
作り方はとても簡単です。
ペットボトルの上部をカットするだけで完成です。
切れ目にビニールテープを貼るとケガを防ぐことができます。
あとは、キッチンの排水口に設置しているゴミ受けネットごと、生ゴミを取り出し、この水切り器にセットして水気を切ります。
- 生ゴミが入ったネットを取り出す
- 水切り器の裏側にネットを通す
- ネットを引っ張り、水を絞る


生ごみに触れたくないという方は、手袋を着用しましょう!
クーラーボックスに入れて冷やす
濡れた生ごみは、高温になるほどカビや菌の活動が活発になり、腐敗が早まり、臭いも強くなります。
カビや菌の活動を低下させるためにも、温度を下げましょう。
手軽にできる対策としては、「生ごみを冷蔵庫や冷凍庫で一時保管する方法」があります。
個人的な話になるのですが、調理中に出た野菜の皮であれば気になりません。
しかし、食後の残飯をゴミの日まで保管するのはどうしても抵抗が…
そこでおすすめなのが、『クーラーボックス』を活用する方法です。
クーラーボックスの中にビニール袋を敷き、凍らせたペットボトル数本と生ごみを入れて冷やします。
不要な保冷剤があればそれを使ってもOKです。
私自身この方法を取り入れてから、夏場でも生ゴミの臭いがほとんど気にならなくなりました。

一人暮らしなら、コンパクトに収納できるクーラーボックスがおすすめです!
コンパクト収納

使用頻度が多いなら、さまざまなシーンで活用できるクーラーボックスがおすすめです!
アウトドアにも便利
三角コーナーを置かない
シンクの中に三角コーナーを設置している場合、水に濡れる機会が多いため、臭いが発生しやすくなります。
調理後や食後すぐに、三角コーナーに溜まった生ゴミを処理(乾燥・掃除)できればいいのですが、手間や時間がかります。
そこでおすすめなのが、三角コーナーの代わりに防臭袋やビニール袋を使い、生ゴミをその都度処分する方法です。
ポリ袋ホルダーを使えば、袋がズレたり落ちたりする心配もなく、ストレスなく料理に集中できます。
使わない時は畳んでコンパクトに収納できるので、一人暮らしの方にもおすすめですよ!
野菜くずをその場でポイッ
食器用スポンジは定期的に替える
臭いの発生源は、生ゴミだけではありません。
たとえば、キッチンのスポンジもその一つです。
スポンジは、水分を含みやすく、水切りしていても常に湿っています。
さらに、食器を洗う際にスポンジの繊維に食べカスなどが入り込み、そこから菌やカビが繫殖してしまうことも…
そのため、食器用スポンジは最低でも2週間に1回を目安に交換しましょう。
野菜の皮は水洗いする前に捨てる
なるべく生ゴミを水に濡らさないよう、調理の工程を見直すことも大切です。
例えば、野菜は水洗いする前に皮をむいてから捨てるといった方法です。
こうしたちょっとした工夫で、水切りや乾燥の手間を大幅に減らすことができます。
効果的な生ゴミ・ゴミ箱の虫対策


生ゴミに湧くコバエをなんとかしたい
ゴミ箱に何匹もの虫が発生している…

生ゴミやゴミ箱に湧くハエやゴキブリなどの害虫。
虫は、エサである生ゴミを求めて換気扇や窓(網戸)、玄関、シンク下の排水管などさまざまな場所から侵入します。
カビや菌と同じく、高温多湿の環境では繫殖力も高くなるので、数日放置しただけで大量発生なんてことも…
そこで、この項目では、効果的な生ゴミ・ゴミ箱の虫対策を3つご紹介します。
ゴミ袋に殺虫剤をスプレーする
ゴミ箱に袋をセットする際に、殺虫剤をさっとスプレーしましょう。
虫コロリアースなら、さまざまな害虫に対応しており、駆除に加えて約1ヶ月間の虫除け効果もあります。
使用する際は、マスクを着用し、換気扇を回してから行いましょう。
最大1カ月虫予防
参考:虫ケア用品
腐敗抑制剤をスプレーする
コバエやゴキブリなどの害虫は、生ゴミをエサにして活動し、繫殖します。
生ゴミから発生する悪臭は、害虫をおびき寄せてしまうので、腐敗抑制剤を定期的にスプレーしましょう。
コバエコナーズなら、殺虫成分不使用なので、シンクや排水口などのキッチン周りにも安心して使用できます。
コバエ・臭いをブログ
消臭アイテムを使う

「ゴミ箱の管理が難しい」「出張や旅行で長期間家を空けることが多い」そんな方には、消臭アイテムがおすすめです。
ゴミ箱にセットするだけで、嫌な臭いを強力に消臭し、害虫の発生を防ぎます。
中でも、消臭力シリーズなら「貼る」「吊るす」ができるので、さまざまな形状のゴミ箱に設置できます。
さらに、交換タイミングが一目で分かるので、面倒な管理も不要です。
子育てや仕事に忙しい方でも、手軽に虫対策ができる便利なアイテムです。
フタなしゴミ箱にも対応
まとめ
以上、生ゴミ臭の原因や、生ゴミの臭いを消す方法、予防方法についてご紹介しました。
- 生ゴミ臭の原因は「カビや菌の増殖」
- カビや菌を防ぐには、低温・乾燥がポイント
生ゴミから発生する臭いは、完全にゼロにするのは難しいもの。
しかし、日頃からのちょっとした対策と予防で、臭いや虫の発生を大幅に抑えることができます。
今回ご紹介した内容を参考に、臭いや虫が湧きづらい環境を作り、快適に過ごしましょう!