空気清浄機は部屋のどこに置くべき?
効率よく空気をキレイにする方法も知りたいな
空気中の汚れや臭いを取り除き、室内の空気を清潔に保つ役割を果たす空気清浄機。
しかし、「部屋の臭いが取れない」「風邪やアレルギー症状がなかなか治らない」など、設置していても効果を感じられないとお悩みの方も多いのではないでしょうか?
その原因は、空気清浄機の置き方が間違っている可能性があります。
この記事では、絶対避けるべきNGな設置方法、部屋ごとに最適な置き場所、そして効果を最大限に引き出す使い方について詳しく解説します。
これから空気清浄機を購入しようと考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。
この記事はこんな人におすすめ
- 空気清浄機の正しい置き方
- 空気清浄機の効果を高める使い方
- 使用時の注意点
空気清浄機をより効果的に活用できるようになるので、ぜひ最後までご覧ください♪
目次
空気清浄機の効果激減!絶対避けたいNGな置き方
空気清浄機を誤った方法で設置すると、効果が十分に発揮できないだけでなく、故障の原因に…
次のような場所への設置は避けましょう。
NGな置き方 | 理由 |
直射日光が当たる場所 | 変形や変色、センサーの誤作動の原因に |
壁や家具、カーテンに近すぎる | 吸気口や吹出口が塞がれ、空気が循環できない |
テレビやラジオの近く | 電磁波の影響でノイズが入ったり、時計が正しく表示されない |
高温多湿や油分が浮遊する場所 | 集じんや脱臭機能が低下したり、故障の原因に |
不安定な場所(毛足の長いカーペットの上など) | 転倒し、故障の原因に |
このような場所に置いてませんか?ご自宅の空気清浄機の配置を確認し、必要に応じて見直しましょう!
【各部屋】空気清浄機の最も効果的な置き場所
空気清浄機の最も効果的な置き場所を、部屋ごとにご紹介します。
- リビング/ワンルーム
- 玄関
- 寝室
- 部屋(子供など)
リビング/ワンルーム
家族が集まるリビングは、家の中でも特にホコリや花粉、カビなどが溜まりやすい場所です。
空気清浄機を設置する際は、部屋全体の空気を効率よく循環させるために、できるだけ部屋の中央付近に置きましょう。
邪魔になる時は、家具や家電、カーテンがない、人がよく通るスペースに置きましょう。
また、夏や冬などエアコンを頻繫に使用する季節には、それぞれの設定に合わせて置き場所を変更しましょう。
- 冷房:エアコンの吹出口を上向きにし、真下に置く
- 暖房:エアコンの吹出口を下向きにし、対面に置く
一人暮らし用のワンルームも、キッチンから離れた部屋の中央付近に置きましょう!
玄関
人の出入りが多い玄関は、ドアを開閉するたびに花粉やほこりが入り込みやすい場所です。
さらに、衣類や髪の毛にもホコリが付着しているので、部屋に入り込まないよう常に設置しておくことをおすすめします。
空気清浄機を設置する際は、壁から20cm程度離し、ドアの開閉時に倒れないよう安定した場所に置きましょう。
私の場合は、邪魔にならないよう玄関マットの近くに置いています。
薄型スリムボディ
寝室
寝室に空気清浄機を設置する際は、足元の近くに置きましょう。
寝室には、人の汚れ(フケや垢、寝汗など)をエサにするダニが多く潜んでおり、ダニの糞(フン)や死骸がアレルギー症状の原因となります。
死骸や糞を含んだハウスダストを吸い込まないようにするためにも、枕や顔の近くには置かないでください。
部屋(子供など)
子供部屋などの各部屋に空気清浄機を設置する際は、周りに物がない広いスペースに設置しましょう。
特に子供は、カーペットやマットなど床に近くて低い場所で過ごすことが多いので、空気清浄機は床に直接置きましょう。
また、転倒の危険があるので、棚など高さのある場所への設置は避けましょう。
さらに、子供が誤って操作しないよう、チャイルドロック機能をセットしておくと安心です。
空気清浄機の効果を高める4つの使い方
空気清浄機の機能を最大限に発揮させるには、以下の使い方がおすすめです。
- 24時間365日稼働させる
- 定期的に掃除をする
- 空調機器と併用して使う
- 風量を自動設定にする
どれも簡単にできることなので、ぜひ参考にしてみてください!
24時間365日稼働させる
空気中を浮遊するカビやウイルス、ハウスダスト、花粉などの小さなホコリは、一度舞うと床に落ちるまでに数時間かかります。
特に家族が集まり、人の出入りが多いリビングでは、常にホコリが浮遊しているため、完全に除去するにはさらに時間がかかります。
外出中に運転を停止する方も多いかと思いますが、実は人が家に居ない時間こそ、空気の動きが少ないので、浮遊するホコリを効率的に除去する絶好のタイミングです。
そのため、空気清浄機は常に稼働させましょう。
ただし、気になるのが電気代です。
節約のために電源をこまめにオンオフする方もいますが、起動時には通常よりも運転エネルギーが必要となるので、かえって電気代がかかります。
そもそも空気清浄機は、継続的に運転させることを前提に設計されるため、消費電力が多いエアコンや冷蔵庫などとは違い、電気代が比較的安く抑えられる家電製品です。
そのため、メーカーや運転モードによって異なりますが、かかっても1日10円程度。
清潔で快適な空気環境を保つためにも、空気清浄機は常に稼働させることをおすすめします。
こちらの記事では、実際にかかった電気代含めレビューしているので、合わせてご覧ください!
薄型スリムボディ
参考:ホコリ分野の研究|ダスキン
定期的に掃除をする
空気清浄機は常に空気中の汚れや臭いを集めて取り除いているため、汚れが蓄積しています。
汚れが溜まった状態で稼働すると、本来の機能を十分に発揮できないだけでなく、稼働音が大きくなったり、電気代が余計にかかるなど悪循環に・・・
特に稼働時間が長いと、中のフィルターはすぐに汚れるので、2週間に1回、最低でも1ヶ月に1回は簡単にでも掃除をしましょう。
こちらの記事では、空気清浄機の掃除方法について詳しくご紹介しているので、合わせてご覧ください!
空調機器と併用して使う
空気清浄機単体でも効果を発揮しますが、より効果的に使用するには、エアコンやサーキュレーター、扇風機などの空調機器と併用することをおすすめします。
これらの空調機器と併用することで、空気の流れができ、効率良く空気を循環させることができます。
ただし、設置方法を間違えると空気がうまく循環できないので、空気清浄機と空調機器の風がぶつかり合わないようにしましょう。
おすすめの設置方法は、それぞれ以下の通りです。
- エアコン(冷房):エアコンの吹出口を上向きにし、真下に置く
- エアコン(暖房):エアコンの吹出口を下向きにし、対面に置く
- 扇風機/サーキュレーター:空気清浄機と対面に置く
風量を自動設定にする
空気の汚れは目に見えないため、自分で調整するのは非常に難しいです。
そのため、風量はできるだけ自動設定にしましょう。
自動設定にすると、部屋の空気の汚れ具合を感知し、その時の空気の状態に応じて必要な分の風量を自動的に調整してくれます。
毎回適切な風量だけを使用するので、電気代の節約にも繋がります。
空気清浄機を使う時の注意点
ここからは、空気清浄機を使う際に注意すべきポイントを3つご紹介します。
空気清浄機の寿命を延ばすためにも、正しい方法で使用しましょう。
殺虫剤を使う際は運転を停止する
燻煙剤や殺虫スプレーなど殺虫剤を使用する際は、空気清浄機の運転を停止しましょう。
ほとんどの殺虫剤には、ゴキブリやハエなどの害虫に有効なピレスロイド系の成分が含まれています。
ピレスロイドは、人や哺乳類のペットにはほとんど無害ですが、大量に吸い込んでしまうと急性中毒症を引き起こす恐れがあります。
もしも、空気清浄機を稼働させたまま殺虫剤を使用すると、薬剤成分が空気清浄機の内部に蓄積され、吹出口から放出されます。
最悪の場合、本体の故障の原因となることもあるため、取り扱いには注意しましょう。
殺虫剤を使用した後は、十分に換気をしてから運転を再開しましょう。
参考:ピレスロイドの特長は?|KINCHO
水道水以外を使わない(加湿機能がある場合)
加湿機能付きの空気清浄機の場合、タンクに入れる水に注意しましょう。
浄水器の水や、井戸水、ミネラルウォーターなどには、殺菌効果のある塩素処理がされていないため、カビや菌が繫殖しやすくなります。
加湿機能を使用する際は、カビや菌の発生を防ぐため、塩素処理された水道水を使用しましょう。
加湿機能付き
浴室やキッチンでの使用を控える
空気清浄機は、湿気の多い浴室や油分の多いキッチンでの使用は控えましょう。
本体内部に水が入り込んで、カビが大量発生したり、感電や漏電、火災のリスクが高まります。
また、キッチンは、油分や油煙が多く、内部のフィルターに付着すると、劣化を早めてしまいます。浴室と同様に、キッチンでの使用も控えましょう。
まとめ
以上、絶対避けるべきNGな置き方や、部屋ごとに最適な置き場所、さらに効果を最大限に引き出す使い方などについてご紹介しました。
- 空気清浄機は、壁やカーテンに近すぎたり、浴室、キッチンには設置しないよう注意しよう
- 基本的に空気清浄機は、物がない部屋の中央付近に設置しましょう
- 空気清浄機の効果を高めるには、1年中稼働する、月に1回掃除をするなどして使いましょう
空気清浄機は、各部屋ごとの設置ポイントを抑えるだけで、効果的に活用できます。
また、花粉量が多い季節は窓際に、たばこやペット臭、生活臭などのニオイ対策をしたい場合は、床より少し高い位置に設置するなど、目的に応じて設置方法を変えましょう。
毎日快適に過ごすためにも、現在の設置場所を一度見直し、より適切な位置に配置してみてください。
薄型スリムボディ