「洗濯物を外干ししたいけど花粉が付着してしまう・・・だけど、室内干しは臭いが気になる・・・」
このように、花粉シーズンになると、洗濯物を外干しするか室内干しするかで悩む方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、洗濯物の花粉対策や外干しする際の注意点、室内干しのポイントについてご紹介します。
また、洗濯物を乾きやすくするための3つのコツについてもご紹介しますので、ぜひ参考になればと思います。
こちらの記事では、花粉症の症状を和らげるおすすめの空気清浄機についてご紹介しています!
洗濯物に花粉が付く原因は2つ
花粉の飛散が気になる時期は、洗濯物への花粉の付着が気になりますよね。
洗濯物に花粉が付く原因は、主に2つあります。
以下の項目では、洗濯物に花粉が付きやすい原因をそれぞれご紹介します。
洗濯物に花粉が付く原因:静電気
洗濯物に花粉が付着する主な原因は、静電気です。
静電気は、屋外で干している衣類同士が摩擦することで発生し、風に乗って飛んで来る花粉を吸い寄せます。
特に、ウールやポリエステル、フリースといった素材は、静電気が発生しやすいため、他の素材よりも短時間で多くの花粉を吸い寄せてしまいます。
洗濯物に花粉が付く原因:繊維
衣類の繊維が原因で花粉が付着することもあります。
特に、ウールやコーデュロイなどの表面が凸凹しているような繊維は、花粉が絡まって入り込みやすいため、一度付着すると簡単には落とすことができなくなります。
花粉シーズンの洗濯物は外干しを避けるべき?
花粉シーズンに洗濯物を外干しすると、大量の花粉が衣類に付着してしまいます。
花粉は、洗濯物に付着するだけでなく、干したり、取り込む際にも室内に侵入します。
侵入した花粉は室内を漂い、窓やカーテン、壁、床、家具や家電など家中のさまざまな場所に付着して蓄積していきます。
その結果、家の中でも花粉症の症状が悪化してしまう原因になるのです。
花粉症の悪化を防ぐためにも、洗濯物を干す時はできるだけ部屋干しすることをおすすめします。
どうしても外干ししたい場合は、以下の項目でご紹介する洗濯物を「外干し」する際の花粉対策を行ってから干しましょう!
洗濯物を「外干し」する際の花粉対策
花粉が飛散するシーズンは、部屋干しするのがおすすめですが、どうしても外干ししたい時もあることでしょう。
そういった場合は、できるだけ洗濯物に花粉がつかないように対策することで、家の中への花粉の侵入を防ぐことができます。
この項目では、洗濯物を「外干し」する際の花粉対策方法を5つご紹介します。
どれもちょっとした工夫で対策できることなので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
外干しする際の花粉対策:花粉の飛散が少ない日に干す
花粉の飛散量は、天気によって大きく変わるため、外干しする際は花粉の飛散が少ない日を狙って干しましょう。
花粉が飛散しやすい条件をまとめてみました。
こういった条件が揃う日は、洗濯物が乾きやすいため、外干ししたくなるかと思いますが、できるだけ避けましょう。
外干しする際は、「曇りの日」または「風が弱くて気温が低い日」がおすすめです。
また、ガードカバーの中に洗濯物を入れて干せば、突然の雨や、花粉の付着を防ぐことができるので安心です。
外干しする際の花粉対策:花粉の飛散が少ない午前中に干す
花粉が飛散するピークの時間帯は、1日に2回やってきます。
花粉は早朝に放出しはじめ、気温が上昇しやすい11~14時頃に飛散量が高くなる傾向があります。
そして、気温が下がる夕方17時~19時頃になると、上空に舞い上がった花粉が地上に降りてくるため、2回目のピークを迎えます。
そのため、外干しする際は、飛散量の少ない朝10時前までの午前中に干し終えて取り込むことをおすすめします。
また、花粉は乾いている衣類よりも濡れている衣類に付着しやすいという特徴があるため、できるだけ乾かしてから取り込みましょう!
外干しする際の花粉対策:柔軟剤を使う
洗濯する際は、柔軟剤を使いましょう。
柔軟剤を使って洗濯することで、衣類がふわふわに仕上がるだけでなく、静電気の発生を抑えるといった効果があります。
では、なぜ柔軟剤を使用すると静電気の発生を抑えることができるのでしょうか?
その理由は、柔軟剤に含まれている柔軟成分が衣類の繊維につくことで表面をなめらかにし、衣類同士の摩擦が起こりにくくなるからです。
摩擦が起きにくくなれば、静電気が発生しづらくなるため、衣類に付着する花粉を軽減することができます。
また中には、セーターやシルク素材、ブラウスなど洗濯機では洗えない衣類もあります。
そういった場合は、手洗いを行った後に少量の柔軟剤を浸すことで、同じ効果を得ることができます。
外干しする際の花粉対策:花粉を払ってから取り込む
外干しした洗濯物や布団、クッションを取り込む際は、花粉を払ってから取り込み、できるだけ室内に入れないようにしましょう。
サッと手で軽く払うだけでも、40%~50%の花粉を落とすことができると言われています。
ただし、風向きによっては、払って舞った花粉を直接吸い込んでしまうこともあるので、花粉症がひどい場合は特に、マスクや眼鏡をかけてから行うことをおすすめします。
洗濯物を取り込んだ後も注意が必要です。
洗濯物を取り込むことで、落としきれなかった花粉や、屋外から入ってきた新たな花粉が室内で舞い、床に落ちます。
そのため、洗濯物を取り込んだ後は床に落ちた花粉を掃除機で吸い取りましょう!
「花粉に強いおすすめの掃除機」については、こちらの記事でご紹介しています!
外干しする際の花粉対策:早めに取り込む
洗濯物を干す時間が長くなるほど、花粉の付着量は増えます。
そのため、ある程度洗濯物が乾いたらできるだけ早めに取り込みましょう。
洗濯物を「部屋干し」する際のポイント
花粉の季節は、洗濯物に花粉を付着させないためにも、部屋干しすることがおすすめです。
しかし、「洗濯物が乾きにくい」、「生乾き臭が気になる」といった悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?
この項目では、「部屋干し」する際のポイントについてご紹介します。
部屋干しのポイント:風通しのいい場所に干す
部屋干しする際は、風通しのいい場所に干しましょう。
例えば、リビングなら風の通りが良い部屋の中央部や窓際、浴室(お風呂場)なら、換気扇を回したり、浴室乾燥機を付けて干すなどです。
逆に、窓がなく風通しの悪い場所では、部屋干しした衣類が乾きづらくなり、生乾き臭いの原因となるので、できれば避けてください。
部屋干しのポイント:干し方を工夫する
洗濯物を干す際は、干し方を工夫することも大切です。
例えば、ハンガーとハンガーの間は密着させないよう、こぶし1つ分の隙間を開けて干したり、パーカーを逆さまに干したり、ボトムスを干す際は、クリップハンガーを使って広がるように干すなどといった方法です。
このように、ちょっとした工夫をすることで、洗濯物の乾きが早くなり、生乾き臭を防ぐことができます。
部屋干しのポイント:部屋干し用洗剤を使う
外干しの場合は、日光によって洗濯物に付着した雑菌を除去することができますが、部屋干しの場合は、そのような効果が期待できません。
生乾き臭の原因でもある雑菌の繫殖を抑えるためにも、除菌・抗菌効果のある部屋干し用洗剤を使いましょう。
もしも、部屋干し用洗剤がない、今すぐ用意できないという場合は、漂白剤につけ置きしてから洗濯してみましょう。
ただし漂白剤は、部屋干し用洗剤よりも成分が強いため、色落ちすることがあります。
色もの、柄ものには使用しないように注意しましょう。
部屋干しのポイント:除湿器やサーキュレーターを活用する
部屋干しする際は、干し方を工夫するだけでなく、除湿器やサーキュレーターを活用することも大切です。
除湿機を使用する際は、洗濯物の真下に置き、乾燥風を下から当てるようにして稼働させましょう。
洗濯物の量が多い場合や、エアコンがない部屋で干す場合は、サーキュレーターや扇風機を使って乾かしましょう。
首振り運転にして、洗濯物に風をまんべんなく当てることで、水気を早く飛ばすことができます。
エアコンがある場所であれば、除湿機能を使って洗濯物と一緒に部屋中の湿気を取り除きましょう。
洗濯物を乾きやすくするコツ
洗濯物を乾かす際は、「出来上がった洗濯物はすぐに干す」「できるだけ水分を減らす」「風通しを良くする」「湿度を下げる」の4つがポイントです。
では、洗濯物を乾きやすくするにはどうすればいいのでしょうか?
この項目では、洗濯物を乾きやすくする3つのコツについてご紹介します。
外干し・部屋干しどちらも共通する内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
間隔をあけてアーチ干しする
洗濯物は、空気に当たる面積が広いほどよく乾きます。
そのため、洗濯物を干す時は、両端にバスタオルなどの面積の大きい物を吊るし、真ん中にいくにつれて靴下やハンカチなどの面積が小さい物を吊るす「アーチ干し」をしましょう。
中央に空間を作ることで、空気の通りがよくなり、効率よく乾かせます。
また、衣類が密着しないよう、ハンガーとハンガーの間に隙間を開けて、空気の通り道を作りましょう。
部屋の湿度は、低いところに集まるという性質があります。
そのため、部屋干しする際は、部屋の真ん中または、天井近くの高いところに干すことで、より早く乾かすことができます。
洗濯物を裏返して干す
布の厚い服は、裏返して干すことをおすすめします。
縫い目やポケットなどに風が当たりやすくなるため、表のまま乾かすよりも乾きが早くなります。
また、洗濯物を裏返して干すことで、生地の傷みや、色あせを防ぐといった効果もあります。
どうしても洗濯物を干す時に裏返すのが面倒・・・という方は、衣類を脱ぐ際に、裏返しの状態で洗濯機に入れましょう。
裏返しの状態で洗うことで、くつ下や肌着、ズボンの内側に付着する皮脂や汗などの汚れやニオイをよく落とすことができます。
洗濯物を振ってから干す
洗濯物を干す際は、両手で洗濯物を持ち、数回バサバサと大きく振ってから干しましょう。
洗濯物の表面に付着した水分を飛ばせるうえに、細かいシワを伸ばせるため、より乾きやすく、仕上がりがキレイになります。
また、洗濯物を振ることで、生地と生地のくっつきを剥がすことができ、繊維が立ち上がるので空気の通り道が生まれます。
まとめ
以上、洗濯物の花粉対策や外干しする際の注意点、室内干しのポイント、洗濯物に付着した花粉を簡単に落とす方法についてご紹介しました。
花粉は、飛散量が多くなるほど症状が悪化するため、集中力の低下や睡眠不足など、日常生活に大きな影響を及ぼします。
花粉の時期に洗濯物を干す際は、室内干しがおすすめですが、どうしても外干ししたい場合は、今回ご紹介した花粉対策を行ったうえで、なるべく花粉が付着しないようにしましょう。
こちらの記事では、花粉症の症状を和らげるおすすめの空気清浄機についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください♪