秋から冬にかけて増える落ち葉。
「庭に落ち葉が大量に発生している・・・」
「庭の木の葉がどんどん落ちてくるため、掃いても掃いてもキリがなくて困っている・・・」
「2日に1回のペースで掃除しないと庭一面、落ち葉だらけになってしまう」
「気を付けていても、集めた落ち葉が強く吹いた風で舞い、掃除に時間がかかってしまう・・・」
「落ち葉の掃除が面倒で、とにかく嫌気がさしている」
このように、落ち葉掃除が大変で頭を抱えている人も多いのではないでしょうか?
特に冬になると気温が一気に下がるので、余計掃除が面倒に感じますよね・・・
とはいえ、大量の落葉を放置するとご近所に迷惑がかかってしまい、最悪の場合ご近所トラブル・・・なんてことも。
そこでこの記事では、効率良く進められる落ち葉掃除の手順、落ち葉掃除の6つのコツ、効率が上がるおすすめの掃除道具6選についてご紹介しますので、ぜひ参考になればと思います。
落ち葉掃除の悩みを解決して、庭仕事に割く時間や手間を少しでも減らしましょう!
落ち葉掃除を始める前に確認しておきたい6つのコツ
落ち葉の掃除を効率よく進めるには、コツやポイントを抑え、計画的に行うことが重要です。
この項目では、面倒な落ち葉掃除を手早く終わらせるための6つのコツ・ポイントをご紹介します。
大量の落ち葉を掃き集めるのって、時間がかかって大変・・・
だからこそ!
これからご紹介する内容を参考にしてみてくださいね♪
風が少なく、晴れている日に掃除しよう
落ち葉の掃除をする際は、その日の天気を確認してから行うことをおすすめします。
例えば、雨の日が続いていたり、雨が降っている時に掃除をしてしまうと、水分を含んだ落ち葉を箒で掃いたり、かき集めるのに手間がかかります。
また、晴れていたとしても、風が強く吹いている時に掃除をしてしまうと、集めた枯れ葉が飛んでいってしまい、再度集めなくてはならないので、二度手間です。
こういった手間を省くためにも、落ち葉掃除は、風が少なく晴れが続いている日に行うのがベストです。
晴れが続いて乾燥している落ち葉は、軽いので掃きやすく、簡単に集めることができますよ♪
ゴミ回収日が近い日に掃除しよう
落ち葉は集めて置いたままにすると腐りやすく、害虫や臭いの発生原因となる場合があります。
あまりにも大量の落ち葉がある場合はすぐに集めることをおすすめしますが、普段の掃除の際は、ゴミ回収日が近い日に行うのがベストです。
集めたゴミは、なるべく長期で保管しないよう、計画してから掃除を行いましょう。
また、処分する際は、各自治体のゴミ分別方法を確認し、正しい方法で処分しましょう!
落ちそうな枯葉は落としてから掃除しよう
掃除を効率よく終わらせるには、枝を軽く揺らして落ちそうな葉を落としてから掃除を始めましょう。
掃除をした直後に葉っぱが落ちることがないので、楽に終わらせることができます。
人通りが少ない場所に落ち葉を集めよう
落ち葉を集める際は、風が当たりにくく、人通りが少ない場所に集めましょう。
人通りが多い場所に集めてしまうと、歩いたり、走った時の風で集めた落ち葉が散乱してしまいます。
また、ある程度落ち葉が集まったら、その都度ゴミ袋に捨てるなどして散乱しないように注意しましょう。
掃く方向を工夫しよう
落ち葉は、敷地の四方から中央に向かって掃いていくのがポイントです。
また、落ち葉が風に吹き寄せられて溜まる「吹き溜まり」がある場所に集めるように箒で掃くと、簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
側溝や排水溝も掃除しよう
自宅前の側溝や排水溝、雨どいにも落ち葉が溜まっている場合があるので、ついでに掃除しましょう。
こういった場所まできちんと掃除することで、大雨や台風の際に起こる被害を未然に防ぐことができます。
側溝や排水溝の掃除をおすすめする理由は、以下の「落ち葉掃除が必要な理由」の、「側溝や雨どいを詰まらせる原因に・・・」でご紹介しています。ぜひそちらもご覧ください!
落ち葉掃除に必要な道具
掃除を始める前に、用意すべき道具は以下の通りです。
落ち葉掃除に必要な道具:箒
箒(ほうき)にはいくつかの種類がありますが、ここでご紹介するのは玄関やベランダ掃除などに使う、先が平たい形状をしたほうきです。
このほうきは、コンクリートやアスファルトの上の落ち葉を掃除するのに適しています。他のほうきで掃いている際に、粉々になってしまった細かい落ち葉や、落ち葉が溜まりやすいすき間、隅っこなど、他のほうきでは集められないような場合に使用しましょう。
特に、プラスチック素材を穂に使った「化繊ほうき」なら、コシが強く水にも強いので溝や濡れた落ち葉などを掃くのに非常に便利です♪
落ち葉掃除に必要な道具:竹ぼうき
竹ぼうきは、その名の通り竹の小枝と幹から作られているほうきです。
穂先が荒いため、砂や小石を逃しながら広範囲の落ち葉をかき集めることができ、コンクリートなどの固い地面の上の落ち葉を掃除するのに適しています。
一方で、地面に張り付いているような落ち葉や、雨水などで濡れている落ち葉、柔らかい土の上の掃除には不向きです。
竹ぼうきを使って掃除をする際は、地面に対して45度の角度で掃くことで、一気に落ち葉をかき集めることができます♪
落ち葉掃除に必要な道具:熊手
熊手は、土や芝生などの柔らかい地面の上や、砂利が敷かれている場所の掃除に適しています。
落ち葉と一緒に土まで集めてしまうほうきとは違い、熊手のツメのすき間には落ち葉だけが引っかかるため、簡単に集めることができます。
ただし、草木や雑草、ツル性の植物がある場所の掃除には、熊手のツメが引っかかってしまうため不向きです。
熊手を使って掃除をする際は、軽く地面に押しつけながら手前に掃きましょう♪
落ち葉掃除に必要な道具:ちりとり
ほうきで集めた落ち葉やゴミをすくい取り、ゴミ箱まで運ぶ役割を持つ塵取り(ちりとり)は、掃除をする上で欠かせないアイテムです。
ゴミを逃がさない蓋付きのものから、細かなゴミもすくえるコンパクトなもの、少量のゴミを取るのに適した物、多量のゴミを取るのに適した物など、ほうきと同じく塵取り(ちりとり)にもいくつか種類があります。
落ち葉掃除におすすめな塵取り(ちりとり)は、庭仕事用の大きめのものです♪
落ち葉掃除に必要な道具:ブロワー
ブロワーは、砂利やコンクリートの上に溜まった落ち葉を風の力で落ち葉を吹き飛ばしながら集める道具です。
ブロワーには、充電式やコード式、風量を調整できるタイプや、落ち葉を吸い込んで袋に集められるタイプのものがあり、メーカーや製品によってその機能はさまざまです。
風を使って落ち葉を吹き飛ばすため、ほうきでは掃除が難しいすき間や狭い場所でも簡単に集めることができます。
ブロワーを使って、落ち葉をある程度一か所に集めてからほうきで掃くと、楽に掃除ができますよ。
ただし、間違った方向に落ち葉が飛んでしまったり、集めた落ち葉が散らかってしまうことがあるので、飛ばす向きには注意しましょう。
ブロワーは、広い範囲で使えるコードレスタイプに吸い込み機能が付いたものを使うと大変便利です♪
落ち葉掃除に必要な道具:ゴミ袋
集めた大量の落ち葉を捨てる際に利用するのが、まとめるためのゴミ袋です。
基本的には、塵取りで集めてゴミ袋に入れるといった作業を、袋がいっぱいになるまで何度も繰り返します。
しかし、袋を手で広げる時に、風が邪魔して集めた落ち葉を上手く袋に入れられなかったり、集めた落ち葉がこぼれてしまったりすることがあるため、一人で行うのは何だかんだ大変な作業です。
そういった手間を省くためにも、ゴミ袋と一緒に集草バッグを使うことをおすすめします。
使い方は、集草バッグにゴミ袋をセットするだけです。
いつでも入れ口が広がっているため、一人でも簡単に落ち葉を袋に入れることができ、作業がはかどります。
ゴミ袋は、自治体によって収集袋が指定されていたり、収集できる袋の数に上限があるなどといった決まりがあるため、処分する前に自治体のホームページや広報などを必ず確認しましょう。
効率の良い落ち葉掃除の手順
この項目では、効率を意識した落ち葉掃除の方法をご紹介します。
落ち葉掃除はどのように進めればいいのでしょうか。
掃除方法
- 枝を軽く揺らして、落ちそうな葉を落としておく
- ブロワーを使って垣根や庭木のまわりの枯葉を飛ばす
- 竹ぼうきや熊手を使って落ち葉を集める
- 2で集めた葉を塵取りで袋に入れる
- ほうきで細かなゴミを取る
- 4で集めた葉を塵取りで袋に入れて捨てる
ポイントは、掃除場所や落ち葉の量によって道具を使い分けること♪
また、落ち葉が溜まりやすく、掃除しにくい場所→箒などで掃ける広い場所の順で行うことで、効率よく掃除することができます♪
効率が上がる!おすすめの掃除道具6選
出典:Amazon
落ち葉掃除は、上記でご紹介した6つのコツやポイントを抑え、計画的に行うことで手早く進めることができますが、より簡単に終わらせるには落ち葉を集めやすい道具を使うことです。
この項目では、効率がさらに上がるおすすめの掃除道具を6つご紹介しますので、「うまく落ち葉掃除ができていない」、「もっと効率よく掃除をしたい」、「時短で掃除を終わらせたい」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ゴミ袋がセットできる ちりとり捨楽
ちりとり集草バッグ
スライド式伸縮 熊手
ほうき・ちりとりセット
京セラ ダストバッグ付きブロワー
落ち葉吹き飛ばし ブロワー
集めた落ち葉の処理方法
集めた落ち葉は、「燃えるごみ」として収集されます。
ただし、自治体によっては回収区分や回収方法が違う場合があるため、処分する前に自治体のホームページを必ず確認しましょう。
また、大量のゴミが出た場合は、ゴミ収集場に直接持っていくこともできますので、持ち込みのルールや料金などを事前にチェックしておきましょう。
さらに、集めた落ち葉を処分をせずに、「腐葉土」にして再利用するといった方法もあります。
「腐葉土」とは、植物が育ちやすいように土の状態を改良するための堆肥です!
腐葉土を作り、再利用することで「土の栄養分が増え、保肥性が上がる」・「保水性・排水性が上がる」・「保温力が上がる」といった効果があります。
落ち葉掃除が必要な理由
「庭の落ち葉掃除が面倒だから、そのままにしておきたい・・・」という気持ちもありますよね?
しかし、落ち葉掃除を放置してしまうことで、さまざまな問題が生じることがあります。
この項目では、落ち葉掃除が必要な理由を4つご紹介します。
害虫が繁殖しやすくなってしまう
地上に落ちた葉は、次第に細かくなり、腐りながら土と混ざり、栄養が豊富な腐葉土へと変わります。
落ち葉を放置することで、腐葉土をエサとする害虫が集まり、繫殖を繰り返します。
また、多くの害虫は高温多湿の環境を好み、住み付く習性があります。
落ち葉の間や下には湿気が溜まりやすく、積もることで地面の湿度が上昇します。そのため、害虫が潜むのに適した環境となります。
害虫の中には、家を破壊するやっかいな存在のシロアリも含まれます。
シロアリが増殖してしまうと、家にも被害を出る恐れがあるため、繁殖を防ぐためにも、定期的な落ち葉掃除は非常に重要です。
側溝や雨どいを詰まらせる原因に・・・
庭に溜まった落ち葉は、風に飛ばされて側溝や雨どい、排水溝などに溜まり、詰まらせてしまいます。
この「詰まり」によって、排水がスムーズにいかなくなり、水が溢れ出てしまったり道路の冠水や雨漏りの原因となるので、雨がひどくなる前に、落ち葉をきちんと処理しましょう。
また、エアコンの室外機の奥や周辺に落ち葉が入り込んでしまうことで、暖房効率が低下して電気代が余計にかかったり、故障する可能性があるので、注意しましょう。
お庭や玄関などの見える場所だけでなく、側溝や雨どい、排水溝といった見えにくい場所も定期的に掃除しましょう!
見栄えが悪くなる
大量の落ち葉が庭や車庫、玄関など家周辺に溜まっていると、見栄えが悪くなるだけでなく、近所の人からだらしない人だと思われてしまいます。
印象をよくするためにも、落ち葉は放置せず、こまめに掃除をする習慣を付けましょう。
定期的に掃除をすることで、見栄えが良くなることはもちろん、落ち葉が綺麗に片付くので、ご近所に迷惑をかけることなく過ごすことができます。
近所迷惑・トラブル
庭に溜まった大量の落ち葉が風によって隣の家や周囲の道に飛んでいってしまうことで、ご近所トラブルに発展することもあります。
落ち葉は、見渡せる範囲に木がなくてもどこからともなく飛んで来るものです。
そのため、うちの庭は大丈夫。と思っていても、実際には近隣住民にとっては不満が溜まっているかもしれません。
実際に「お隣さんから飛んでくる落ち葉に困っている」「お隣に言い出せずに何年も悩んでいる」「隣の家から飛んできた落ち葉掃除が大変」「お隣の落ち葉や落果によって車に傷が付かないか心配」「飛んできた落ち葉によって庭が散らかってしまう」といった声が挙がっており、多くの人が不満を抱えているようです。
しかし、こういった不満を抱えていても、これから先も長い付き合いとなる戸建では、なかなかご近所に言い出せず、何年もモヤモヤしているという方が非常に多いです。
落葉樹の場合、ある程度は仕方のないことですが、トラブルを防ぐためにも、定期的に落ち葉が落ちていないか確認し、清掃をして迷惑をかけないように心掛けましょう。
まとめ
以上、効率良く進められる落ち葉掃除の手順、落ち葉掃除の6つのコツ、効率が上がるおすすめの掃除道具6選についてご紹介しました。
落ち葉掃除は、放置してしまうとすぐに溜まって害虫が繫殖してしまうため、定期的に行うことが重要です。
今回ご紹介した6つのコツや、おすすめの掃除道具を使いながら掃除をすることで、短時間で効率よく終わらせることができるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
小さなお子さんがいるご家庭や、仕事が忙しいため、自分で落ち葉掃除をするのが難しい場合は、無理は禁物!
ハウスクリーニングのプロにお任せしましょう!