冷房・暖房と1年を通して使うエアコンは、使用頻度が多いほど、エアコンから悪臭がしたり、空気が汚れ、ホコリっぽくなります。
業者に頼めばキレイになりますが、費用がかかるため毎回依頼するのは難しいですよね。
そこでこの記事では、エアコンクリーニング業のプロのやり方を参考に、自分で簡単にできるエアコンの掃除方法や、掃除をする際の注意点を紹介します。
どれも簡単なものですので、ぜひ普段のお手入れに取り入れてみてくださいね。
この記事を最後まで読み、掃除を実践することで、エアコンの見た目だけでなく、エアコン内部まできれいになります。
そうすることで、エアコンの冷却能力機能が上がり、常にクリーンな空気の中、快適に過ごすことが出来るようになりますよ♪
2023年最新!人気のエアコンクリーニング業者TOP5はこちらの記事をご覧ください♪
目次
定期的にエアコン掃除が必要な理由
「エアコンの風からイヤなニオイがする・・・」なんて感じたことはありませんか?
そのままエアコンを使い続けると、内部に溜まったカビやホコリなどの汚れがエアコンの風と共に部屋中に舞います。
エアコンから吹き出された汚れまみれの空気を吸い続けることによって、風邪やアレルギー、目の痒みなど、健康に悪影響を及ぼします。
健康を保つためにも、エアコンは定期的に掃除をするようにしましょう。
エアコン掃除をする効果とメリット
エアコンを掃除すると「冷暖房の効きが良くなる」・「電気代の節約」・「健康被害が起こりにくくなる」・「臭いが気にならない」・「エアコンが壊れにくくなる」の5つのメリットがあります。
以下の項目では、それぞれの詳細を解説しています。
冷暖房の効きが良くなる
エアコン掃除をすることによって得られる効果は、冷暖房の効きが良くなるということです。
エアコンの効きが良くなることで、すぐに設定した温度に到達して快適に過ごすことができるようになります。
一方で、エアコンの効きが悪くなる原因の一つとしては、エアコン内部にあるフィルターの汚れによる目詰まりです。
フィルターが目詰まることで、空気の吸い込む力や吹き出す力が弱まり、時間が経っても設定した温度になりません。
ですので、フィルターに付着したホコリなどの汚れをこまめにお手入れすることで、冷暖房の効きが良くなりますので、こまめな掃除を心掛けましょう。
電気代の節約
定期的にエアコンフィルターのお掃除をすると、少ない電力で稼働するため、電気代の節約に繋がります。
環境省の統計データによると、2週間に一度フィルター掃除をすることで削減できる消費電力は、※冷房で4%、暖房で6%の消費電力の削減ができるといわれています。
フィルターの掃除はなかなか面倒な作業ですが、こまめな掃除を心掛けることで、大きな節電に繋がります。
下記では簡単に掃除をする方法をご紹介しているので、電気代を抑えるためにも取り入れ、掃除をする習慣を付けましょう。
※参考:環境省HP
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/office/saving01.html
アレルギーの予防や改善
汚れたエアコンをそのまま使い続けると、エアコンから吹き出される空気にホコリやカビが潜んでいるため、咳やくしゃみなどのアレルギー症状や、鼻や喉、目などの粘膜に炎症が起こりやすくなります。
症状が悪化すると、肺炎や呼吸器疾患などの重い病に繋がる恐れがあります。
ですが、定期的にエアコン掃除をすることで、エアコン内部にカビや汚れが溜まりにくくなり、エアコンから常にキレイな空気が出るため、快適な空間で過ごすことができます。
そうなれば、免疫力の少ない赤ちゃんや、高齢の方がいるご家庭でも安心してエアコンを使用できるでしょう。
臭いが気にならない
エアコン掃除をすることで、エアコンから出るカビ臭いイヤな臭いがなくなります。
エアコンから出るイヤな臭いは、エアコン内部で繁殖したカビ菌によって発生します。
掃除をすることでカビの増殖を抑える効果が期待できます。
ただし、フィルターのお手入れをこまめにしていてもカビ臭が残っている場合は、フィルターの奥にある熱交換器部分の内部にまで、カビが増殖している可能性がありす。
そういった場合は、エアコン内部の洗浄が必要になります。
エアコンが壊れにくくなる
エアコンの内部にホコリやカビなどの汚れが溜まると、本来の性能を発揮することができません。
溜まったホコリやカビを放置すればするほど、どんどん汚れは蓄積していき、負担をかけたまま稼働することになります。
そのため、エアコンに負荷がかかり、故障しやすくなってしまうのです。
ですが、その汚れを定期的に取り除いてあげることで、エアコンの負荷を軽減させることができ、故障しにくくなるのです。
エアコン掃除は自分で簡単にできる?
結論からいうと、範囲内であれば自分でも簡単に掃除することができます。
では、自分でできる範囲内の掃除とはどういう所なのでしょうか?
そもそも、エアコンの構造は複雑なため、内部全体までキレイにするにはエアコンを分解してから掃除をしなければなりません。
専門的な知識がないまま、分解してエアコン内部の「熱交換器」、「送風ファン」、「ドレンパン」といった所まで掃除をしてしまうと、後々パーツを元に戻せなくなったり、エアコンが故障したりするリスクがありますので、一般的には内部までキレイにするエアコン掃除はおすすめできません。
ですので、自分でエアコン掃除をする際は、「フィルター」、「エアコン室内機」、「エアコンの吹き出し口」、「本体カバー」、「室外機カバー」といった範囲を重点的にお手入れをしましょう。
このような部分を掃除するだけでもエアコンの効きは良くなりますので、自分で掃除できる範囲は定期的に掃除を行いましょう。
自分で掃除 | 掃除場所 | 掃除目安 |
---|---|---|
○ | エアコンフィルター | 3週間に1回 |
○ | エアコンの吹き出し口 | 3週間に1回 |
○ | 本体カバー | 3週間に1回 |
○ | 室外機カバー | 1ヶ月に1回 |
× | エアコン内部(送風ファン・熱交換器など) | 1〜2年に1回 |
エアコン内部はエアコンクリーニングの業者に依頼することをおすすめします。
エアコン掃除に必要なもの
エアコンを自分で掃除する際に必要な道具は以下のとおりです。
場所ごとにまとめてみましたので、参考にしてみてください。
エアコンフィルター | 本体カバー | エアコンの吹き出し口 | 室外機カバー | |
必要な掃除用具 | 雑巾または柔らかいタオル 使い古した歯ブラシ 食器用洗剤などの中性洗剤 ゴム手袋 | 雑巾または柔らかいタオル ハンディモップ 掃除機 ゴム手袋 | 雑巾または柔らかいタオル 割りばし 輪ゴム キッチンペーパー 食器用洗剤などの中性洗剤 ゴム手袋 | 雑巾または柔らかいタオル ほうき ちりとり バケツ ゴム手袋 |
その他にイスや脚立、台、マスクを用意しておくと掃除しやすくなるでしょう。
エアコンの掃除方法
エアコン掃除をしたほうがいいとは思っていても、「設置場所が高くて届きにくい」、「掃除方法が分からない」「どこをどう掃除していいのか分からない」などと、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
ここでは、簡単にできるエアコンの掃除方法をご紹介します。
思っているよりも簡単にお手入れできるので、しっかり掃除の流れや手順を把握したうえで実際に掃除してみましょう。
本体カバー
1.窓を開けて換気する
2.エアコンのコンセントを抜く
3.エアコン本体の表面のホコリをハンディモップで落とし、優しく拭き取る
4.エアコンの前面パネル全体を濡れ雑巾で拭く
5.エアコンの前面パネルを開け、裏面も同じく濡れ雑巾で拭く
6.完全に乾燥したら、全面パネルを元に戻す
手では届きにくいエアコン上部もハンディモップを使って拭き取りましょう!
エアコンフィルター
1.窓を開けて換気する
2.エアコンのコンセントを抜く
3.エアコンの前面パネルを開ける
4.フィルターは外さずに、そのまま掃除機をかけ、ホコリを吸い取ります
5.フィルターを取り外してホコリが付着している裏側を水洗いする
6.取り切れなかったホコリを、使い古した歯ブラシで擦り落とす
7.乾いた雑巾を挟んで水気を取る
8.乾燥させるため、天日干しする
9.乾いたフィルターをエアコンに取り付ける
フィルターに付いたホコリを手っ取り早く取るには、浴室のシャワーを使うのがおすすめ!
また、なかなか汚れが落ちない場合は、中性洗剤を使ってゴシゴシ洗いましょう。
エアコンの吹き出し口・ルーバー
1.窓を開けて換気する
2.エアコンのコンセントを抜く
3.エアコンの吹き出し口を開ける
4.割り箸にキッチンペーパーを巻き付け、輪ゴムで止める(吹き出し口用のお掃除綿棒の完成)
5.水で薄めた中性洗剤を 4の吹き出し口用のお掃除綿棒に付けて軽く絞る
6. 5の綿棒を使って吹き出し口を拭く
7.乾いた雑巾で水分を取り除いて完了
エアコンの吹き出し口はきちんと閉まらなくても、エアコンの電源を入れたら自動で元の位置に戻ります!
ルーバー(吹き出し口に付いている羽の部分)の掃除方法は?
1.窓を開けて換気する
2.エアコンのコンセントを抜く
3.エアコンの吹き出し口(ルーバー)を開ける
4.ホコリやカビを濡れ雑巾で拭き取る
5.細かい部分は歯ブラシで擦り落とす
6. 乾いた雑巾で水分を取り除く
掃除が終わったら、ルーバーを完全に乾かしてください!
湿ったままにすると、カビや菌の繁殖の原因となることがあります。
室外機カバー
1.窓を開けて換気する
2.エアコンのコンセントを抜く
3.室外機カバーに付いた土やホコリ、クモの巣をほうき・ちりとりを使って取り除く
4.バケツに水を入れ、雑巾を濡らして絞る
5. 4で濡らした雑巾を使い、室外機正面の網目になっている部分の汚れを何度も水拭きして落とす
6.乾いた雑巾で軽く拭いて完了
室外機カバーの中は故障の原因になるため、直接水をかけないようにしましょう!
エアコン掃除をする際の注意点
エアコンを掃除する際に注意しておきたいポイントは以下の3つです。
エアコン掃除を始める前によく確認してから取り掛かりましょう!
ケガに注意する
エアコン掃除は高い場所での作業のため、案外危険な作業です。
「手が届かない」、「エアコン上部の奥が見えない」といって無理をすると、バランスを崩して転倒し、ケガをする恐れがあるので、はしごや台、安定した足場などを使用するなどして対策しましょう。
また、掃除を始める前に、必ずエアコンの電源を切って運転が停止している状態で始めましょう。
電源を切り、コンセントからプラグを抜くことで感電や事故を防ぎます。
エアコンを無理に分解しない
上記でもご説明したように、エアコンの構造は複雑になっています。
フィルターなどの目に見える部分は簡単に取り外せたとしても、送風ファン・熱交換器などの奥にある部分は簡単には取り外せません。
仮に分解できたとしても、元に戻せなかったり、最悪の場合、エアコンが故障してしまうため、無理に自分で分解して掃除をするのは避けましょう。
どうしてもキレイに掃除をしたい場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
エアコンを破損や傷を付ける掃除用具は使わない
エアコンにこびり付いた頑固な汚れを少しでも早く・キレイに落とすために、硬いスポンジやたわしでゴシゴシ擦り落とすのは故障の原因となるのでやめましょう。
また、エアコンの奥に詰まった汚れをキレイに落とすため、細くて硬い棒を使って無理に奥まで差し込んで掃除するのはエアコンを傷付けてしまうので、やめましょう。
エアコンの取扱説明書や利用規約を読んでから掃除をしましょう。
エアコンのメーカーや製品によって使用できる洗剤や掃除方法、注意事項などが記載されていますので、確認することが非常に重要です。
乾燥させる
掃除が終わったら、エアコンの部品や表面を完全に乾かしてください。
湿ったままにすると、カビや菌の繁殖を促すことになります。
タオルや布で軽く拭いてから、自然乾燥させることをおすすめします。
困ったらエアコンクリーニングのプロにお任せ!
上記でご紹介したように、エアコンの見える範囲は自分でキレイに掃除することができますが、カビが繁殖しやすいエアコン内部は専門知識がないと一般の方ではなかなか難しい作業になります。
また、エアコン内部の掃除には、業務用の高圧洗浄機を使用して内部の洗浄をする必要があるため、1年に1回〜2回を目安に、エアコンクリーニングのプロに任せましょう。
エアコンクリーニングのプロなら、経験豊富な技術者や専用の機器を使って、適切な手順と技術によって徹底的にエアコンを清掃してくれます。
そのため、効率的かつ安全にエアコンを清潔にすることができます。
カジタク エアコンクリーニングなら、エアコン内部の分解洗浄はもちろん、カバー、フィルター等のパーツの洗浄も一緒に洗浄してくれます。
また、洗浄後は約1年間を目安にカビが生えにくくなる「防カビ・抗菌コート」を無料で実施しているので、頻繁にクリーニング業者に頼みづらい方におすすめです。
さらに、100万件の販売実績があり、お客様満足度97%と評価が高く、多くの方から信頼されている「カジタクエアコンクリーニング」。
ぜひ一度利用を検討してみてはいかがでしょうか?
2023年最新!人気のエアコンクリーニング業者TOP5はこちらの記事でご紹介しています!
まとめ
以上、エアコン掃除を自分で簡単にやる方法をご紹介しました。
エアコンは快適な室内環境を作り出すために欠かせない存在ですが、定期的な掃除を行わないと効率が低下し、不快な臭いやアレルギーの原因にもなります。
定期的にエアコン掃除をすることで、キレイな空気を送り出すだけでなく、エアコンの寿命を長持ちさせることにも繋がります。
つい面倒に思ってしまいがちですが、専用の掃除用具を別で用意する必要なく、30分から1時間程度で全体の掃除を終わらすことができるので、ぜひこまめにエアコン掃除をしてみてください。
また、掃除をしてもカビ臭さが残っていたり、悪臭がするようであれば、エアコン内部の洗浄が必要なサインです。
無理な掃除やエアコンの分解は故障の原因となります。
そんな時は、専門のハウスクリーニング業者に相談し、依頼しましょう。
ただし、ハウスクリーニングは業者によって料金やサービス内容、洗浄メニューなどさまざまです。
すぐに頼むのではなく、最低でも2~3社ほど見積もりを取り、比較して選びましょう。
その際に、少しでも疑問点や不安点などがあれば、電話で直接問い合わせるなどして質問しましょう。
質問内容はあらかじめリスト化しておくと、効率よくスムーズに進められますよ♪
おすすめハウスクリーニング業者はこちらの記事でご紹介しています。