鼻づまりや喉の痛みが気になって、夜中に何度も目が覚めてしまう・・・
熱はないのに、体がだるくて仕事に集中できない・・・
春になると多くの人を悩ませる花粉症。くしゃみや鼻水、目のかゆみ、倦怠感など、現れる症状やその重さは人それぞれですが、とにかく辛いですよね。
花粉は、1月下旬から飛び始め、2月半ば~4月が最も飛散量が多くなります。肉眼では確認しづらいほど小さいため、いつの間にか室内に大量に入り込んでしまうことも・・・
つらい花粉の季節でも室内で快適に過ごすためには、どのような対策をすればいいのでしょうか?
この記事では、花粉が溜まりやすい場所や花粉症を防ぐ効果的な掃除方法、コツをご紹介します。
これを読ことで、花粉症の悪化を防ぐことにもつながるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
目次
花粉症は2種類
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)は、植物の花粉が原因となってくしゃみや鼻水などのアレルギー症状を起こします。
花粉症は、大きく分けて2種類に分類されています。
花粉の飛ぶ季節にだけ症状があらわれる「季節性アレルギー性鼻炎」と、一年中症状がみられる「通年性アレルギー性鼻炎」です。
特に「通年性アレルギー性鼻炎」は、ダニやホコリ、カビ、ハウスダスト、ペットの毛などが原因となり、症状が悪化すれば喘息やアトピー性皮膚炎などを引き起こす恐れがあると言われています。
花粉症の症状を抑えるには、もちろん病院で受診することが大切ですが、日頃から花粉やハウスダストをお部屋に溜めないよう定期的に掃除し、清潔に保つことが重要です。
季節性アレルギー性鼻炎の主な原因は、スギやブタクサ、ヒノキ、シラカバから飛ぶ花粉です。
これらの花粉は、種類や地域によって飛散する時期が異なります。
【花粉対策】お家の中で花粉が溜まりやすい場所と掃除方法
目には見えにくい花粉は、衣類や髪の毛などに付着し、ほぼ毎日のように家の中に侵入しています。
特に人の出入りが多い場所は花粉がたまりやすくなっています。
家の中に花粉が溜まらないようにするには、徹底した掃除方法で花粉を排除することが最も効率的です!
そこでこの項目では、花粉が溜まりやすい場所とその掃除方法をまとめてみました。
内容を把握して、日ごろからこまめな掃除を心がけましょう!
お家の中で花粉がたまりやすい場所|玄関
最も花粉が家の中に侵入しやすい場所は「玄関」です。
帰宅時は髪の毛や衣類にたくさんの花粉が付着しているため、家に入る前に付着した花粉を軽く払いましょう。
そして粘着クリーナーを使い、払いきれなかった花粉を取り除きます。
また、外出前にあらかじめ花粉除去スプレーを衣類にかけておくと、花粉の付着を軽減させることができますよ。
お家の中で花粉がたまりやすい場所|浴室
浴室(お風呂)は湿度が高く、花粉が空気中に浮遊しにくいため、他の場所に比べて花粉が溜まりにくいです。
しかし、浴室の換気扇を回したり、窓を開けて換気をする際に花粉が入り込むことがあります。
換気扇から花粉が侵入しないようにするためには、フィルターを取り付けて定期的に清掃しましょう。
お家中で花粉がたまりやすい場所|フローリングの溝
フローリングの溝は、花粉だけでなくホコリやフケが溜まりやすい場所です。
また、犬や猫などのペットがいる家では、抜け落ちた毛も気になりますよね。
リビングは人の入れ替わりが激しいので、定期的に掃除をすることがなにより大切です。
そのため、フローリング用お掃除シートや雑巾、クイックルワイパーのいずれかを使い、ホコリや花粉を散らばせないようゆっくりと拭き取りましょう。
その後にフローリングの溝に沿ってゆっくり掃除機をかけます。
畳の場合は、畳の目に沿ってゆっくりと掃除機をかけましょう!
お家の中で花粉がたまりやすい場所|窓際・カーテン
玄関と同じく、窓際も花粉が家の中に侵入しやすい場所です。
換気して空気の入れ替えをする際に窓を開けると、風と一緒に花粉が入り込みます。
それによって花粉が窓や網戸に付着し、たまりやすくなります。
また、カーテンは窓側の面に花粉が付きやすくなっています。
ですので、カーテンを閉めたまま窓を開けると、風と一緒に入った花粉がカーテンに付着して舞うので、お部屋全体が花粉まみれに・・・
ですので、カーテンは定期的に粘着テープで付着した花粉を取り除いたり、こまめに洗濯してキレイを保ちましょう。
お家の中で花粉がたまりやすい場所|カーペット・ソファー
カーペットやソファなどの布製品は、静電気によって花粉が付着しやすくなっています。
また、窓や玄関から入ってきた花粉がお部屋全体に舞ったり、人が歩いたり座ったりすることで、布繊維の奥深くへ花粉が入り込んでしまいます。
カーテン同様粘着テープを使ったり、ハンディタイプの掃除機を使ってお手入れしましょう。
掃除をかけるポイントは、カーペットやソファの繊維には花粉が絡まりやすいので、一か所あたり約15秒かけて行うと繊維の奥に入り込んだ花粉がキレイに取れます。
また、一定方向にかけるだけでなく縦方向と横方向の両方から掃除機をかけるとより効果的です。
【花粉防止】お掃除のコツは3つ!
この項目では、花粉を防ぐためのお掃除のコツをご紹介します。
コツを掴んで花粉を徹底的に除去しましょう♪
花粉を防ぐ掃除のコツ|花粉を家の中に持ち込まない
家の中での花粉症対策は何よりも「花粉を持ち込まないこと」です!
そのために重要なのが、花粉の入口でもある玄関で花粉をしっかり落とすことです。
そうすることで部屋に入り込みづらくなり、花粉の季節でも悪化させることなく快適なお部屋を維持することができます。
なるべくお部屋に花粉を持ち込まないよう意識しましょう。
花粉を防ぐ掃除のコツ|最初に拭き掃除をする
花粉を早く除去するために掃除をかけてキレイにしようとしがちですが、それはよくありません。
なぜなら花粉は舞いやすいため、床や畳などにいきなり掃除機をかけてしまうと、掃除機の排気で花粉が部屋中に舞い上がってしまいます。
そのため、まずは花粉を吸い込まないようマスクを付けて、フローリング用お掃除シートや雑巾を使い、床に積もっている花粉を拭き取りましょう。
ある程度拭き取れたら掃除機を使い、床の溝に沿ってゆっくりかけましょう。
花粉を防ぐ掃除のコツ|雨の日を狙ってお掃除!
花粉の飛散は、一般的に雨の日に落ち着くといわれています。
掃除をする際は、外からの花粉が入りにくいので雨の日がベストです!
また、花粉は人の動きが多いとお部屋中に舞い上がってしまいます。
花粉が床に落ちる時間は約1時間と言われていますので、人の動きがなくなった1時間後を目安に掃除を行いましょう。
まとめ
最も効果的な花粉対策は、外から花粉を入れないことですが、なかなかそうもいきません・・・
そこで、少しでも花粉を家の中に入れないよう対策するには、花粉が「どのように広がって」「どこの場所に溜まりやすいのか」を把握しておくことが重要です。
そうすることで、花粉を減らすための対策ができるため、花粉が酷い日でもお家の中では快適に生活できるでしょう。
今回ご紹介した内容は特別何かを用意する必要なく簡単にできるので、早速次の掃除の際に実践してみましょう!