野菜、お肉、飲み物など、、常に食材が入っている冷蔵庫はどうしても掃除を後回しにしがちですよね。
冷蔵庫は、ほぼ毎日食材の出し入れをするため、食品のカスや汁の飛び散りによって日々汚れがたまっていきます。
そのまま放置された汚れが原因で、カビや菌がに繁殖し、冷蔵庫内は細菌でいっぱいになってしまいます。
細菌まみれの冷蔵庫で食材を保存するのは健康に悪影響ですし、せっかく買った食材を早く痛めてしまう原因にもなります。
そこで今回は、冷蔵庫を簡単キレイに掃除する方法やポイントをご紹介します。
目次
冷蔵庫掃除の必要性
冷蔵庫が汚れる原因は、肉や魚の汁や、調味料のこぼれです。
そのこぼれは汚れとなり、放置し続けるとやがて雑菌やカビとなってものすごい勢いで繁殖します。
また、こぼれた汚れだけではなく野菜に付着した土や泥などから菌が繁殖することもあります。
カビや雑菌でいっぱいの冷蔵庫で食材を保存し、その食材を使って調理することは衛生的によくありません。
場合によっては腹痛や下痢を起こし、体に悪影響を及ぼします。
そのような理由から、冷蔵庫の掃除はなるべく定期的に行い、冷蔵庫内をキレイに保つ必要があります。
冷蔵庫の掃除方法と掃除のポイント
まず、冷蔵庫の掃除にかけられる時間を決めましょう。
ここでは、ささっと掃除(数分程度)・しっかり掃除(数十分)じっくり掃除(数時間)の
3つの掃除コースに分けてそれぞれの掃除方法を項目ごとに紹介していきます。
ご紹介前にどの掃除コースでも共通するポイントを2つご説明します。
1つ目が、「冷蔵庫に食材が少ない時に掃除すること」です。
冷蔵庫に食材で溢れ返っている時に掃除をすると
食材の出し入れが大変ですし、夏場での掃除中に場合によっては食材が傷んでしまいます。
なるべく掃除の負担をかけないようにするためにも食材が少ない時を狙って掃除しましょう!
2つ目が、「翌日がゴミ捨ての日を狙って掃除をする」です。
食材のカスやホコリ、傷んだ食材がゴミとなります。
冷蔵庫の掃除を終えると、もちろん見た目はスッキリ・キレイになり、
さらにゴミ捨てをすることで気持ちもスッキリ・リフレッシュさせることができます!
【数分程度】ささっと掃除
目安時間 | 8分 |
掃除頻度 | 1、2週間に1回程度 |
掃除の目標 | スピーディーに掃除を終わらす |
【掃除用具】
・雑巾または、布巾やマイクロファイバーのクロス
・ゴム手袋
【洗剤】
アルコール除菌剤
【冷蔵庫掃除の手順】
- 冷蔵庫の中にある食材のカスや野菜の土や泥などのゴミを取り除く
- 調味料などの液だれを濡れ雑巾で軽く拭く。
- 冷蔵庫内や取り出した部品(仕切り板やトレー、卵ボックスなど)をアルコール除菌剤でスプレーして拭き、
カビや菌を除菌する。
【数十分】しっかり掃除
目安時間 | ~20分 |
掃除頻度 | 1、2か月に1回程度 |
掃除の目標 | 冷蔵庫内だけでなく、冷蔵庫周りもキレイに |
【掃除用具】
・雑巾(または布巾やマイクロファイバーのクロス)
・ゴム手袋
・掃除機
・モップ
・スポンジ
【洗剤】
・アルコール除菌剤
・食器用洗剤
【冷蔵庫掃除の手順】
- 取り外せる冷蔵庫内の部品(仕切り板やトレー、卵ボックスなど)を外す。
- 冷蔵庫の中にある食材のカスや野菜の土や泥などのゴミを取り除く。
- 調味料などの液だれは、水を含んだ未使用の雑巾で軽く拭く。
- 冷蔵庫内をアルコール除菌剤でスプレーして拭き、カビなどを除菌する。
- 掃除機やモップを使って、冷蔵庫周り(冷蔵庫と床のすき間、冷蔵庫の上部や背面など)のホコリを取る
- 冷蔵庫周りのこぼれた飲み物のシミや汚れを濡れ雑巾で拭き取る。
- 1で取り出した部品を食器用洗剤を含んだスポンジで洗う。
- 7で洗った部品を乾かし、乾いたら冷蔵庫に戻す。
【数時間】じっくり掃除
目安時間 | ~1時間 |
掃除頻度 | 年1、2回の大掃除 |
掃除の目標 | 冷蔵庫内外を徹底掃除 |
【掃除用具】
・雑巾(または布巾やマイクロファイバーのクロス)
・ゴム手袋
・掃除機
・モップ
・スポンジ
・クーラーボックスまたは発泡スチロール
・保冷剤や氷
【洗剤】
・アルコール除菌剤
・綿棒
・セスキ炭酸ソーダ
・除菌スプレー剤
【事前準備】
まずは、大きめのクーラーボックスまたは発泡スチロールを用意し、その中に保冷剤や氷を入れておきます。
そして、冷蔵庫に入っているものを一旦すべて出し、移していきます。
食材を入れる際には、賞味期限や食材の状態をチェックしましょう。
つい忘れて賞味期限切れの食材を冷蔵庫に入れたままにしていたり、中には傷んでしまった食材が入っている可能性があるので、この機会に整理しちゃいましょう!
次に冷蔵庫のコンセントを抜き、台所の換気をします。
最後にゴム手袋を着けて、準備完了です!
【冷蔵庫内の掃除の手順】
※ささっと掃除・しっかり掃除でご説明した、
冷蔵庫内の食材カスやなどのゴミの取り除きや、液だれ拭きの手順はここでも同じです。
それ以外に追加で掃除する方法をご紹介します。
- 取り外せる冷蔵庫内の部品(仕切り板やトレー、卵ボックスなど)を外す。
- セスキ炭酸ソーダスプレーを冷蔵庫内に吹き掛け、浮き出た汚れを雑巾で拭き取っていく
- 綿棒にセスキ炭酸ソーダを含ませ、扉部分のゴムパッキンを拭いていく
※カビが生えている場合は、アルコールスプレーをして綿棒で拭き取ります - 1で取り出した部品を食器用洗剤を含んだスポンジで洗う。
- 基本的に冷凍庫はケースの取り外しができます。
取り外せる場合は4と同じ方法で洗います。
取り外しがうまくできない場合は、2と同じ方法で汚れを拭き取ります。 - 4で洗った部品を乾かし、乾いたら冷蔵庫に戻す。
- 最後に冷蔵庫内をアルコール除菌剤でスプレーして拭き、カビなどの菌を除菌する
【冷蔵庫周りの掃除】
- 掃除機やモップを使って、冷蔵庫周り(冷蔵庫と床のすき間、冷蔵庫の上部や背面など)のホコリを取る
- 冷蔵庫周りのこぼれた飲み物のシミや汚れを濡れ雑巾で拭き取る。
- 乾いた雑巾で水気を拭き取ったら掃除完了!
冷蔵庫内をキレイに保つには?
冷蔵庫内をキレイに保つには、カスやこぼれなどの「汚れを放置しないこと」です。
これからご紹介するポイントを押さえ、できるだけ日頃からキレイを保てるよう意識しましょう!
食品トレーに入れたまま肉や魚を保存しない
お肉や魚の保存はドリップ(栄養分が含まれた赤い液)漏れを防ぐため、
ラップに包み、ジップロックに入れて保存しましょう。
食品トレーからラップに保存方法を変えることによって、冷蔵庫に置くスペースを省くこともできます。
汚れを見つけたらすぐに拭く
上記でもご説明させていただいたように、放置された汚れはやがて菌になり繫殖します。
すぐに拭き取ることができれば菌の繫殖を防げますし、次の掃除が楽になります。
冷蔵庫に食品を入れるのは全体容量の7割まで
食品を冷蔵庫に詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなり、逆に食材を痛め、腐らせてしまいます。
詰め込みすぎず、3割スペースを空けて冷蔵庫内をできるだけスッキリさせましょう。
冷蔵庫掃除に役立つおすすめアイテム
簡単に冷蔵庫の掃除をするアイテムや、臭いや汚れを対策するグッズをご紹介していきます。
・セスキ炭酸ソーダ
掃除と言ったら重曹を使うことが多いイメージがあるかと思いますが、クレンザーにはならないものの、
実は重曹よりもアルカリ性が強いため、冷蔵室にこびり付いている油の汚れを落としやすいんです。
重曹よりもアルカリ性が強いとは言え、セスキ炭酸ソーダは化学洗剤ではないので、
食材を入れる冷蔵庫のお掃除や電子レンジ掃除にも安心して使えます。
・アルコールスプレー
食品原料100%・無添加なので冷蔵庫掃除だけでなく、お子さんのおもちゃ掃除や、食器類にも使える体に優しいスプレーです。
・脱臭剤
これ一つ置くだけで嫌なニオイを協力脱臭!
置いてないご家庭は試してみる価値ありです!!