洗った食器や調理器具の水気を切り、乾かす際に便利な『水切りラック』
水切りかごとも呼ばれる水切りラックは、洗った食器を乾かして棚にしまう作業工程では欠かせないキッチンアイテムです。
しかし、一般的によく使用されるプラスチック製やステンレス製の物は、水垢が付着してカビが生えたり、トレーに溜まった水がシンク周りに飛び散ったりと、お手入れが地味に面倒・・・
特に、ヌメリや水アカが溜まりやすいトレーは、食器や調理器具に直接触れるものではありませんが、汚れを放置したままでは衛生的によくありません。
それに比べ、珪藻土タイプの水切りラックなら、基本的にはお手入れ不要。
この記事では、珪藻土水切りラックのレビューや、実際に使って感じたメリット・デメリット、みんなの評判についてご紹介します。
また、珪藻土水切りラックの種類についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
こちらの記事では、100均の珪藻土トレーとの違いについてもご紹介していますので、合わせてご覧ください。
目次
珪藻土とは
そもそも珪藻とは、淡水や海に生息する植物プランクトン(藻類)の一種です。
その珪藻が死滅すると水底に沈殿し、やがて二酸化ケイ素で出来た殻になって化石になります。
その化石が一般に知られる『珪藻土』です。
珪藻土には無数の細かい穴(細孔)が空いており、消臭・吸着・耐火・吸水・吸湿・調湿などさまざまな優れた性質を持っています。
そして、これらの特性が活かされ、数年前に話題となった珪藻土バスマットをきっかけに、様々な商品が販売されるようになりました。
例えば、コースター、スプーン、歯ブラシスタンド、石鹸置きなどの生活用品や、七輪や耐火レンガの原料、住宅用の壁材、ビールのろ過材などです。
その他にも、私たちの暮らしに役立つ様々な商品が製造・販売されており、今もなお多くのご家庭で使用されています。
参考:珪藻土とは|イソライト工業株式会社
珪藻土水切りラックを使うメリット・デメリット
最近では、キッチンアイテムとして人気を集めている『珪藻土水切りラック』ですが、実際にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
それぞれまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
珪藻土水切りラックのメリット
実際に使用してみて感じたメリットをご紹介します♪
- カビや水垢が付きにくいので掃除の手間が省ける
- 表面がすぐに乾く
- 水がボトボト垂れても数秒で乾く
- 吸収力が高いので、水が周りに飛び散らない
- 消臭効果によりキッチンの匂いスッキリ
- 水垢が付きづらいので劣化しづらく、長く使える
- 通常の水切りラックに比べ、排水ノズルなどが無いのでスッキリ・シンプル
- 置く場所を取らない
- 洗剤を使わずに手軽にお手入れできる
- マットは1枚の板になっているので、簡単に取り外しできる
- 置くだけで空気中の水分量を自動で調湿してくれる
- 水が溜まらないので、シンクに流す手間が省ける
- 狭いキッチンでも快適に調理できる
珪藻土水切りラックのデメリット
- 通常のプラスチックやステンレス製の水切りラックよりも高い
- マットに直接衝撃が加わると凹んだり、割れる
- ヤスリがけのお手入れ時に、細かい粉がボロボロ落ちる
- 液体がこぼれるとシミになりやすい
- 湿度が高いと、カビが発生する
※注意点として、購入前に健康被害を及ぼすアスベスト(石綿)を含んでいないかどうかよく確認しましょう
参考:アスベスト(石綿)に関するQ&A|厚生労働省
珪藻土水切りラックの使用感と評価
下記でご紹介していますが、私が使っている珪藻土水切りラックは2段型の水切りラックです。
サイズ | 幅35×奥行28×高さ40cm |
重量 | 3.7kg |
耐荷重 | 上段3kg/下段4kg |
通常の水切りラックだと、すぐに水垢や埃が付着するため、汚れが目立ってしまいます。
定期的に掃除をしなければ、どんどん汚れが目立ちます。
さらに、排水トレーがズレたまま設置してしまうことがあると、シンク回りが水浸しになることも・・・
【動画】実際に水をかけてみた
率直な感想としては、私自身使っていて気になった所は正直ありません。
やはり今まで使っていた水切りラックより値段は倍くらい高かったですが、
ケチって安い水切りラックを使っていたことによって今までどれだけ不便だったのか逆に勉強になりました(笑)
安くても掃除にかかる時間と労力を使うことになるので、多少値段はかかってもそれを省けることで生活が豊かになります。
これから買い替えされる方や新しく購入を検討されている方にぜひおすすめしたいです。
では次に珪藻土水切りラックの種類と選び方をご紹介していきます。
珪藻土水切りラックの種類と選び方
水切りラックの種類は、大きく分けて『二段タイプ』『スリムタイプ』『大容量タイプ』の3種類です。
家族の人数や、ご家庭のキッチン周りの状況・利用目的に合わせて選びましょう。
一人暮らしにおすすめしたい水切りラック『スリムタイプ』
一人暮らしなどで狭いキッチンに置く水切りラックはスリムタイプの水切りラックがおすすめ!
シンク上が狭くても水切りラックをスリムタイプにすることで、少しでも多くフリースペースを作ることが出来ます。
食器だけでなくフライパンや鍋も置きたい『大容量タイプ』
洗った後のフライパンや大き目のお皿、鍋などの置き場所に困る方も多いのではないでしょうか?
食器よりもサイズが大きく、凸凹しているので水切りラックに置ききれません。
また、家族が多い場合は、1回の食事だけで何枚もお皿を使うことが多いでしょう。
そのような場合には、大容量タイプの水切りラックがオススメです。
食器を積み重ねしがちな方におすすめ『2段タイプ』
使う食器が多く、積み重ねしがちな方には2段タイプの水切りラックがおすすめ!
【口コミ】珪藻土水切りラックの評判はどう?
珪藻土水切りラックを実際に利用している人の評判を一部ご紹介します。
ステンレス製の水切りラックを何年も使用していましたが、洗剤を使っても水垢が落とせず悩んでいた所、珪藻土タイプを知り、買い換えてみました。掃除の手間が一気になくなり、大満足です。もっと早く買い換えれば良かった。
購入して数か月経ちましたが、手入れしなくても吸水性が衰えることがありません。
トレーの汚れを気にすることがないので、購入して良かったです。あまりにも良かったので、友達にもプレゼントしちゃいました♪
コンパクトサイズなので、キッチンスペースが狭くても余裕で設置できました。
排水する必要もないので、満足!壊れたらリピートしようと思います
まとめ
以上、珪藻土水切りラックのレビューや、実際に使って感じたメリット・デメリット、みんなの評判についてご紹介しました。
- 珪藻土には『消臭』『吸水』『調湿』の効果が!これ以外にもさまざまな効果がある
- 珪藻土水切りラックの最大のメリットは『掃除の手間が省ける』『排水する必要がない』
- 珪藻土水切りラックのデメリットは、『湿度が高いと、カビが発生する』『シミになりやすい』
普段よく使われる水切りラックは、頻繫な掃除が必要ですが、珪藻土タイプなら簡単なお手入れで、いつでも清潔な状態に保つことができます。
また、カビが発生した場合は、やすりがけやアルコール除菌をするだけで簡単に取り除くことができます。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?